産後に義母が手伝いに来てもイライラせずに良い関係を築くには?

産後は初めての育児で生活に大きな変化があり、落ち着くまでの1ヶ月くらいはとっても大変です。
あまり自分のペースを崩されたくないというのが本音ですね。
しかし、赤ちゃんが生まれた!ということは、とても嬉しいことであり、おめでたいことですので、パパママだけではなく、お互いの両親や親族も幸せな気持ちとなります。
特に喜びが大きいのが、おじいちゃん、おばあちゃんでしょう。
初孫であれば、ものすごく嬉しい、かわいいはずです。
そんな嬉しい気持ちから産後に赤ちゃんに会いたいし、育児の様子も気になります。
しかし、どうしても気を使ってしまう義母との関係は難しくなり、ママはストレスと感じてしまったり、トラブルが起こったりします。
なぜか「赤ちゃんに触れられることも嫌だ!」という気持ちになってしまうこともあります。
そこで、産後のストレスの原因や義母との付き合い方についてご紹介していきますね。
目次
義母が「産後はママの手伝いに行きたい!」と思うのはなぜ?
昔からの慣習
産後すぐ~8週間ほどは産褥期と言って、赤ちゃんのお世話、家事を任せ、ママは体調を回復するために休養すべきとされています。
昔の日本では、女性は結婚したら、夫の家族と同居していたので、産褥期のママを休ませるために産後の育児や家事は義母が行うというのが一般的でした。
その名残で今でも義母は産後の手伝いをしに行かなければと思うことが多いようです。
経験者としてアドバイスがしたい
義母にとって孫はとても大きな出来事です。
出産の辛さ、育児の辛さがよくわかっているだけに、経験してきた一人の女性として、たくさんアドバイスをしたり、お手伝いをしてあげたくなります。
ママにとってもお産の事を相談したり、産後のことを相談できると、頼りになる存在になります。
また、「赤ちゃん」という共通の話題が生まれることで、義母がママと話をするきっかけになり、今までよりも密接な関係が変わるということが多いですね。
その反面、ママは義母に気を遣うため、時には疲れると感じたり、ストレスに感じることがあります。
産後のママが義母にイライラするのはなぜ?
ママが義母にストレスを感じてしまうことがあります。
一緒に過ごす事が多くなったり、手伝ってもらっている中でストレスを感じてしまうことがあります。
では、その原因を紹介していきますね。
育児の仕方に違いがある
「育児方針が異なる」「育児に対する考え方が古い!」場合にストレスを感じてしまいます。
産院で教えてもらった方法で育児をしていると、義母が「昔はこうだった。あーだった。」と昔の方法を押し付けてくる場合にストレスと感じてしまいます。
昔と今では育児の方法が違っている点が結構あるので、そこで溝ができてしまうことが少なくないのです。
干渉される
干渉されることによりストレスを感じてしまうことがあります。
産後で生活リズムが整わない時、睡眠不足の時、家事までなかなか手がまわりません。
そんな中で、「家事ができていない!」などと細かい事を指摘されてしまうと、イライラしてしまいます。
また、直接干渉してこないものの、部屋が散らかっている、できていないところを義母に見られることが嫌で、ストレスを感じるということもあります。
何気ない一言が…
何気ない一言が原因となり、ストレスを感じてしまうこともあります。
産後のママはホルモンバランスの乱れにより、気持ちが不安定になりがちです。
普段なら気にならない一言でも、なぜか裏があるように思えてしまい、トラブルに発展してしまうこともあります。
- 「〇〇さんちのお嫁さんって本当にいい人よね~」
- 「〇〇さんちは同居しているんですってね~」
- 「(孫の低い鼻を見て)この子の鼻はママに似ているわね~」
- 「うちの子はみんな賢い子だったから、きっとこの子も賢い子になるね~」
言いたいことがあるのに言えない
言いたいことがあるのに言うことができないことでストレスを感じてしまうことがあります。
言いたいことがあっても、義母には遠慮してしまい、なかなか言うことができませんよね。
そんな状況が長く続くとストレスを感じてしまいます。
どうしても言えない場合は、パパに話して角が立たないように上手に伝えてもらうことができればいいですね。
リラックスすることができない
義母がいることでリラックスすることができないこともストレスとなります。
産後は体も辛く、睡眠も思うようにとることができず、赤ちゃんが寝ている時に一緒に休みたいものです。
しかし、義母が来て色々な事をしてくれているのに、自分ひとりが寝ていたり、ダラダラ横になっているわけにも行きませんよね。
気を遣い、休むこともできずに、リラックスできず、ストレスを感じてしまうことがあります。
生活リズムの違いが気になる
生活リズムの違いが気になりますね。
義母が泊まり込みで手伝いをしてくれるときは、食生活、活動時間が違うため、生活音が気になってしまうことがあります。
生活リズムをこちらに合わせてもらえると助かりますね。
普段なら気にならない義母とのちょっとしたズレがストレスとなってしまいます。
産後の義母にイライラしないためには?
産後の義母にイライラしないためにはどうしたらよいのでしょうか。
義母には本来感謝しなければならないのに、イライラして衝突してしまったら関係の修復には時間がかかります。
イライラせずに上手に過ごす方法を紹介します。
感謝をする
連日手伝いに来てくれて、感謝をしている中で感謝の気持ちが薄れてきてしまい、イライラしたりストレスが溜まってしまうことがあります。
しかし、そんな時こそ感謝の気持ちを思い出しましょう。
やってもらって助かった、ありがたいという気持ちを持つ事を大切にするとよいです。
やはり求めていることとやってくれることに差が生まれてしまっていることもありますが。手伝いに来てサポートしてくれようとしているという気持ちに感謝できるとよいですね。
育児について理解してもらう
最近の育児にてを義母に理解してもらうとよいです。
育児の主導権は義母ではありません。
パパとママです。
昔と今の違いを理解してもらいましょう。
私が出産した病院では、祖父母に渡すための簡単な育児書のようなものがあり、それを渡すことで、昔と今の育児の違いを理解してもらうことがスムーズでした。
また、直接言いにくいときは旦那さんを通じて伝えてもらうようにするとよいですね。
聞き上手になる
聞き上手になる事をおすすめします。
女性はおしゃべりが大好きですよね。
義母も話がしたいのです。
そんな時、相槌をうちながら聞き上手になりましょう。
聞いてもらうことで義母も気分がよくなりますし、お互いの距離も縮まり、良い関係を気づくことができるようになります。
アドバイスに耳を傾ける
アドバイスに耳を傾けましょう。
今と昔では育児の方法などに違いはありますが、育児の先輩というのは確かです。
アドバイスをもらったときは、否定するのではなく、まずは「ありがとうございます」という言葉とともに受け止めるとよいですね。
アドバイスに耳を傾けながら、取り入れるべき部分は柔軟に取り入れるとよいでしょう。
自分だけの育児方針に固執しすぎるのも良くないので、すべて義母の言うことを聞く必要はありませんが、すこし耳を傾けるとパパ、ママのためにもなりますね。
距離感を保つ
適度な距離感を保つようにするとよいです。
義母が来てくれた際、育児や家事をすべておまかせするのは義母の負担となってしまうこともあります。
逆にママがイライラしてストレスとなってしまうこともあります。
手伝ってもらいたい事を先に伝えておく、手伝いに来てくれる頻度を決めるなど調節品柄、適度な距離感を保ちましょう。
まとめ
産後はママと義母の関係は今までとは変化します。
環境も生活リズムも変化し、更に義母との関係も変化すると、ママは大きな問題を抱えている気持ちになってしまいますね。
最初は赤ちゃんを育てる時に、パパとママ以外になにかされるのがイヤだなと感じてしまうこともあります。
しかし、赤ちゃんが祖父母や他の大人からもたくさんの愛情をもらい育つということはとても大切なことで、良い影響となります。
手伝ってくれている時は感謝する気持ちを忘れないようにしましょう。
産後はイライラしたりストレスを感じてしまいやすいものの、しばらくするとママの情緒も安定したり、付き合い方も適度な距離を自然にとることが出来るようになり、みんなで楽しく幸せにトラブル無く子供の成長を見守ることができるようになり、よい関係を築くことができますよ。