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妊娠中のサイトロメガウイルス感染には要注意!!胎児に影響が?!症状と感染経路は?

サイトロメガウイルスの感染は、健康な人の場合は症状が出ないことがほとんどなので、あまり気にせずに生活できています。

ところが、妊娠中にサイトロメガウイルスに感染してしまうことにより、生まれてくる赤ちゃんに影響が及んでしまうことがあるのです。

病気になってしまっていたり、障害が残ってしまうということもあります。

赤ちゃんには健康に生まれてきて欲しいものです。

そこで今回、サイトロメガウイルスについて、症状や感染経路、予防方法や感染してしまった場合についてなど詳しくご紹介していきますね。

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サイトロメガウイルスとは?

サイトロメガウイルスは、世界中にいるウイルスの一種です。

突発性発疹、水疱瘡の原因となるウイルス、ヒトヘルペスウイルスの仲間であり、大抵の場合は子供の頃に感染します。

子供の頃に感染すると、サイトロメガウイルスは長期間体内にとどまる傾向があるため、抗体を保持していると妊娠中の感染を防ぐことができますね。

サイトロメガウイルスの場合、感染して症状が出ることをサイトロメガウイルス感染症といいます。

殆どの場合はサイトロメガウイルスに感染しても症状が現れない事がほとんどです。

サイトロメガウイルスの感染に注意すべき人は?

サイトロメガウイルスに感染すべき人は…。

  • 妊娠中の女性
  • 臓器移植を受けている
  • HIV感染症により免疫が抑制されている
  • 免疫力が先天的に低下している

という場合です。

健康的な大人の場合も何らかの症状が起こる場合はあります。

サイトロメガウイルスの感染経路とは?

サイトロメガウイルスの感染経路としては…。

  • 唾液
  • 腟分泌物
  • 精液
  • 母乳
  • 糞便
  • 尿
  • 血液
  • 体液

などです。

保育園、幼稚園など接触が多い環境で感染したり感染者との性行為、輸血などにより感染することがあります。

サイトロメガウイルスの症状!

サイトロメガウイルス感染症の症状としては

  • 発熱を伴う単核症
  • 急性肝炎
  • 肺炎

などが起こり増す。

長期に渡る

  • 悪寒
  • 頭痛
  • 筋肉痛

なども起こります。

サントロメガウイルス感染症の症状が現れやすい人とは…?!

サントロメガウイルス感染症に感染しても、健康的な大人の場合は症状が現れないことが

殆どですが、以下の条件に当てはまる人は症状が現れやすいので注意が必要ですね。

新生児・赤ちゃん

妊娠中にママがサイトロメガウイルスに感染していたり体内に持っていると、産道を通ったり、母乳を飲むことにより、赤ちゃんが感染してしまうことがあります。

ママの抗体も受け継ぐため、症状が起こらないこともありますし軽い症状で済むということもあります。

しかし、赤ちゃんが早産で生まれた場合、低出生体重児の場合などは、母体からサントロメガウイルスの抗体を十分に引き継いでいないことがあるのです。

その場合は、症状が重くなることを防ぐたに、母乳の投与などは慎重に行っていきますよ。

免疫力が低下

免疫力が低下してしまっていると、感染しやすく症状も出やすい傾向があります。

臓器移植、骨髄移植などを受けていたり、HIV感染者の場合など感染しやすいですね。

また、抗体が弱まってしまうため、ウイルスが再活性化し感染、症状が悪化してしまうということもあります。

サイトロメガウイルスの治療方法!

サイトロメガウイルスの治療方法としては、感染症の治療となります。

抗ウイルス剤のガンシクロビルが主に使用される薬となります。

1日2回、1時間異常かけて14日間点滴が行われます。

ガンシクロビルによりサイトロメガウイルスの活動は鎮まります。

しかし、サイトロメガウイルスが完全に死滅するわけではありません。

サイトロメガウイルス中には、ガンシクロビルによる効果が無い場合もあります。

その場合はホスカルネットという薬が用いられます。

ホスカルネットの場合は1日複数回の点滴が14日~21日かけて行われます。

海外から取り寄せる薬となるため、対応出来る医療機関が限られます。

妊娠中はサイトロメガウイルスに要注意?!

妊娠中はサイトロメガウイルスに要注意が必要です。

それほど心配する必要の無いウイルスなのですが、妊娠中の女性が始めて感染してしまうと、お腹の赤ちゃんは先天性サイトロメガウイルス感染症になってしまうので注意しましょう。

先天性サイトロメガウイルス感染症の症状

約1割の確率でお腹の中の赤ちゃんが先天性サイトロメガウイルスに感染してしまうことがあります。

その際起こる影響、症状は以下のものが挙げられます。

子宮内での赤ちゃんの発育の遅れ

  • 早産
  • 黄疸
  • てんかん
  • 肝臓や脾臓の腫れ
  • 少頭症
  • 点状出血
  • 肺炎
  • 網膜炎

また、赤ちゃんが生まれた後に

  • 視覚障害
  • 難聴
  • 知能や全身の運動の発達遅れ

などが起こることもあります。

妊娠可能な年齢の女性はサイトロメガウイルスの抗体保有率は70%台となります。

妊娠中のママのうち、4,5人に1人の確率で抗体を持っていません。

つまり、お腹の中の赤ちゃんがサイトロメガウイルスに感染してしまう可能性はそう低くないと考えられますね。

また、一人目の子供がサイトロメガウイルスに感染し先天性サイトメガロウイルス感染症になってしまった場合、二人目の子がサイトロメガウイルスに感染するということはほぼありません。

サイトロメガウイルスの検査方法

サイトロメガウイルスの検査方法としては、妊娠中に感染しても自覚症状がないことが殆どなのです。

そのため、免疫があるのかどうか、血液中の抗体について詳しく検査してもらう必要があるのです。

血液検査が検査方法となりますね。

サイトロメガウイルスの抗体がない場合は?

妊娠中の検査でサイトロメガウイルスの抗体がない場合、サイトロメガウイルスのワクチンは実用化されていません。

そのため、自分で予防するしかないのです。

誰か他の人の体液に触れた後は手を洗う、体内にウイルスを侵入させないために対策を行いましょう。

また、乳幼児との密接な接触を避けることも大切です。

まとめ

サイトロメガウイルスはほとんどの場合は気にする必要のないウイルスです。

しかし、妊娠中に初めて感染してしまうと、お腹の中の赤ちゃんに病気や障害などの影響が及ぶことがあります。

サイトロメガウイルスについての詳しい知識とともに、予防に努め感染を防ぎましょう。

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