赤ちゃんが白湯を飲まない原因は?飲まない時の水分補給方法!

赤ちゃんの水分補給のために、白湯を飲ませると良いという事を聞き、いざ我が子に白湯を飲ませてみると、なかなか飲んでくれないというようなことがあります。
赤ちゃんがなかなか白湯を飲んでくれないときに考えられる原因がいくつかあるのです。
原因を知り対処法を行ってみましょう。
やはり飲んでくれない時は無理にでも飲ませるべきなのでしょうか…。
対処をしてみても赤ちゃんが白湯をなかなか飲んでくれない…!!という場合の上手な水分補給の方法についても詳しくご紹介していきますね。
目次
赤ちゃんに白湯を与えるのはなぜ?水分補給のため?
赤ちゃんの祖父母の世代の方は、赤ちゃんのお風呂上がりには必ず白湯を与えることという決まりのある育児方法がありました。
そのため、赤ちゃんのお風呂上がりや喉が乾いているときなどに、白湯を与えたほうが良いとアドバイスされることがあるのでしょう。
しかし、実は最近では小児科や産婦人科にもよりますが、白湯を必ずしも与えなくても良いという指導が行われることもあるのです。
最近は、ミルクや母乳で十分に水分補給は可能であると考えられているため、白湯を必ず飲ませる必要はないとされています。
また、赤ちゃんに白湯を飲ませてはいけないというわけではありませんが、水道水に含まれている成分が心配であるということも考えられており、赤ちゃんに飲ませるのなら水道水で作った白湯は控えたほうが良いとも言われています。
白湯を飲ませるか飲ませないかはパパママ次第であり、必ずしも飲ませなくてもよいものとされているのですね。
赤ちゃんに白湯はいつから飲ませて良い?
赤ちゃんに白湯をいつから飲ませてもよいかということについては、飲ませる目的により異なります。
水分補給目的で白湯
水分補給目的で白湯を飲ませる場合は、生後2ヶ月ころからがおすすめです。
春から夏にかけての水分補給のために白湯を飲ませることはよいことです。
お昼寝の後やお風呂上がり、外出後、汗をよくかきたときに与えると良いでしょう。
しかし、授乳や離乳食前に白湯を与えすぎてしまうと、お腹がいっぱいになってしまい、摂取量が少く栄養が不足してしまうことに繋がる場合があるので注意しましょう。
また、風邪などにより薬が処方された際、ミルクや母乳と飲ませると味が変化してしまうため、白湯で飲ませるとよいですね。
離乳食準備のため
離乳食を始めるにあたり、母乳やミルクとは異なる味を体験させるために、白湯を飲ませるという場合、生後4,5ヶ月頃からがおすすめです。
初めのうちは白湯の味に慣れず、吐き出してしまうことも少くありません。
少量ずつ慣らしていくと良いでしょう。
また、離乳食が始まると、乳歯が生え始めますね。
虫歯予防のために授乳後や寝る前に口内をゆすぐという目的で白湯を飲ませてあげるのもよいですね。
赤ちゃんに与える白湯の作り方は?
量は?
赤ちゃんに白湯を与える量としては、生後間もない赤ちゃんには、哺乳瓶を使用し、1回20~30CCずつ飲ませてみると良いです。
その後、離乳食前は50CC くらいスプーンで飲ませてみるとよいです。
離乳食が始まってからは、マグやコップで飲ませてあげましょう。
作り方
作り方としては、通常白湯は一度沸騰させたお湯を飲める程度に冷まします。
湯さましと同じものですね。
水道水を沸騰させるとカルキ抜きが出来るため、より美味しく飲むことが出来るようになります。
- やかんで作る場合
やかんで作る場合は、やかんに水をいれたら、火にかけ、沸騰するまで加熱します。
沸騰した後は、火を弱めて、10分間ほど沸騰させ続けます。
火を止めて、ミルクと同じように人肌くらいまでに冷ましたら完成です。
- 電子レンジの場合
電子レンジで作る場合は、マグカップなどに水を入れたら、600wのレンジで1分半くらい加熱します。
人肌くらいまでに冷ましたら完成です。
- ウォーターサーバー
ウォーターサーバーの場合、レンタルすることでお湯も水同様にいつでも飲むことができますね。
ミルクに使用できる成分であるミネラルウォーターであれば、赤ちゃんにも白湯として安心して飲ませることができますよ。
赤ちゃんが白湯を飲まない!!原因は?
赤ちゃんの中には、白湯を嫌がって飲まない子もいます。
なぜ飲まないのか、考えられる原因をご紹介しますね。
白湯の味が苦手
まず1つ目は白湯の味が苦手という原因が考えられます。
ミルクや母乳の味だけに慣れている赤ちゃんにとって、慣れていないし甘みもない白湯は美味しくないと感じてしまうことがあるのです。
赤ちゃんでも美味しくない慣れていない味に対しては、やはり最初は嫌ってしまいますよね。
白湯を飲む哺乳瓶が嫌
母乳育児の子が白湯を飲むことを嫌がる場合、白湯を飲むための哺乳瓶が嫌で飲まないということがあります。
哺乳瓶自体を嫌がっている状態では白湯を飲んではくれないでしょう。
しかし、保育園に早いうちから預けようと考えている、誰かに預けなければ行けない予定があるという場合は、哺乳瓶の練習も必要となりますね。
母乳瓶の種類や乳首の形や大きさを替えてみると飲んでくれるようになることもありますよ。
甘い飲み物に慣れている
赤ちゃんの離乳食が始まり、水分補給のために白湯を与えてみたものの、飲んでくれないということで、イオン飲料やベビー用の飲み物などを与えてしまった場合、甘い味に慣れてしまうことで、より白湯を飲まないことなってしまいます。
虫歯や小児糖尿病などの原因となってしまうので、甘い飲み物を与えるのは控えたほうがよいですね。
赤ちゃんが白湯を飲まないときの対処法!
赤ちゃんが白湯を飲まないときの対処法についてです。
哺乳瓶・マグの活用で飲ませ方をかえる
離乳食の練習や離乳食のスタートのために白湯を飲ませたい時は、哺乳瓶やマグなどを活用し飲ませ方を替えてみましょう。
哺乳瓶で飲んでくれない時に乳首の形や大きさを替えて見る。
- スポイトを使って飲ませる。
- スプーンを使って飲ませる。
- マグを使ってみる
等など、飲ませ方を替えて見ることで飲んでくれるようになることがあります。
のどが乾いている時に
のどが乾いているだろうなという時に白湯を与えてみると良いです。
好き嫌いはもちろんあるものの、喉が乾いているかどうか、機嫌が良いか悪いかなどにも飲む飲まないが左右されます。
お風呂上がり、汗をかいた時、体を動かした後などに白湯を飲ませて見ましょう。
無理に与えなくても大丈夫
飲まないからといって無理に与えなくても大丈夫です。
心配しすぎなくても大丈夫なのです。
スポイトなどで少量ずつ与えていると、味にも慣れて飲んでくれるようになっていきますよ。
水分補給しないと危険そうだなと感じどうしても飲んで欲しいという場合は、麦茶を白湯で薄めて与えて見たりするとよいですね。
ミルクを薄めてあげてみるのもよいです。
しかし、白湯を飲んでくれないからといって、水分補給をジュースでさせてしまうのは控えたほうがよいですね。
白湯は赤ちゃんの便秘解消にも効果的!
白湯を無理に飲ませる必要はありませんが、白湯を飲ませることで便秘解消効果を得ることができます。
母乳やミルクだけを飲んでいる時期は便秘になりにくいものの、離乳食がはじまると便秘になってしまいやすい赤ちゃんも少くありません。
便秘の時は水分が足りていないため、1日100~150CC ほどを与えることで、便秘解消に繋がりますよ。
まとめ
白湯を飲ませたほうが良いと言われながらも、我が子が白湯を飲んでくれないとなるとママはものすごく心配になってしまいますよね。
しかし、赤ちゃんが白湯を飲んでくれなくても、過度に心配する必要はありません。
水分補給はミルクや母乳で間に合います。
離乳食が始まる前の練習や、離乳食がはじまってからの虫歯予防や水分補給に役立ちますが、赤ちゃんのうちは無理に飲ませることはありません。
白湯を飲まない時にジュースを与えてしまうとより飲まなくなってしまうので、ジュースは与えずに麦茶などで代用してみましょう。
薬を飲むときなどにも使用する白湯となったり、便秘解消にも役立つので、少しずつ味に慣れさせ、全く飲めないものではない、味はしっているという状態にはそてあげたいですね♪