妊娠中に背伸びをしてはいけない?!赤ちゃんへの影響と背伸びで得られる効果!

妊娠中に限らず、寝起きやなにかが一段落したとき、疲れを感じたときなどに、背伸びをしてすっきりさせるということがありますよね。
特に背伸びはしなくてもよいものですが、背伸びをすると気持ちが良くて好きだという人も少なくありません。
しかし、なぜか妊娠中は背伸びをしてはいけない、しないほうがよいと言われることが多いですね。
背伸びは妊娠中のママにとって、お腹の中の赤ちゃんにとって、なにか悪影響を及ぼしてしまうのでしょうか。
妊娠中に背伸びをしてはいけないと言われる原因と赤ちゃんへの影響、背伸びで得られる効果、注意点について詳しくご紹介していきますね。
目次
妊娠中に背伸びをしてはいけないといわれる理由とは!?
妊娠中に背伸びをしてはいけないと、自分の母親やママ友、親戚などなどから言われたことがあるというママは少なくありません。
そこで、なぜ妊娠中に背伸びをしてはいけないといわれるのか、理由をご紹介していきますね。
へその緒が巻き付く
臍帯巻絡と呼ばれる症状があり、赤ちゃんの体にへその緒が巻き付いてしまったり、絡まってしまうということが起こります。
通常、頸部巻絡と呼ばれている、首にへその緒が巻きついてしまうという症状が起こることがほとんどなのですが、赤ちゃんの足や胴体にへその緒が巻き付いてしまうということもあります。
ひどい場合、2回位巻き付いてしまい。稀なことではありますが、赤ちゃんが低酸素状態、胎児機能不全を起こしてしまう原因となります。
流産・胎盤剥離
体を伸ばしてしまうことで、胎児が生まれる前に、胎盤が剥がれてしまうことがあります。
上位胎盤早期剥離や流産などが起こることがるのです。
流産は体を伸ばす時に手を上の方向へと伸ばす状態でいきむことで、赤ちゃんが下に降りてしまうことが原因であると考えられています。
妊娠中に背伸びをしてはいけないは嘘!?
上記のような理由により、妊娠中に背伸びをしてはいけないと言われますが、一方で、背伸びをして体を伸ばすくらいでろ胎盤の剥離や流産が起こるということに関して医学的証拠がないとも言われています。
起きたとしても、非常に稀なケースだと考えられています。
ふとした時に体を伸ばすくらいの動作であれば心配いりません。
実際はほとんど、へその緒が巻き付いたり、胎盤が剥がれるということもない、流産に繋がることもないため安心しましょう。
どうしてそんな迷信が??
へその緒が巻き付く、流産するということは迷信に近いものなのですが、どうしてそのような迷信が生まれたのでしょう。
体を伸ばすだけでは流産などに使わることがないものの、体を伸ばしたときに転倒してしまうと赤ちゃんに影響するということで迷信が生まれたと考えられます。
また、背伸びをするという動作は上にある物をとるときに使うという動作としてのイメージが強く、上にあるものを取ろうとして背伸びをして、バランスを崩してしまった時に最悪の事態となるということがかんがえられ、迷信につながったと考えられます。
妊娠中の背伸びで得られる嬉しい効果とは!?
実は妊娠中に背伸びをするということは、体が軽くなったり、気持ちよく感じたりという他にも、得られる嬉しい効果があったのです。
血行が良くなる
まず1つ目は、血行がよくなります。
長時間同じ姿勢で居ると体の血流が悪くなってしまいます。
妊娠中はお腹の赤ちゃんに酸素や栄養素を血液により運ばなければいけないため、血流の流れはとても大切なポイントとなります。
お腹が引き締まる
妊娠が成立し開始すると、ママの体では脂肪を蓄えるようになります。
全体的に丸みを帯びてくるのですね。
しかし、お腹が大きくたるみ気になってしまうということもあるでしょう。
そんな時、激しい運動はお腹の赤ちゃんへの影響を与えてしまうことがありますが、背伸びでもお腹が引き締まる効果を得ることができるのです。
激しい運動をせずにお腹を引き締めることができるので嬉しい効果ですね。
ダイエット効果
血行が良くなり、お腹が引き締まるという上記の2つの効果により、ダイエット効果を得ることができますね。
また、血行が良くなるということは新陳代謝がアップするため、エネルギーの消費量が高まり、ダイエットとなりますね。
体も引き締まります。
もちろん急激に効果が感じられるというものではありませんが、続けることで効果を得て感じることができますね。
妊娠中に背伸びをするときの注意点!
では、「妊娠中に背伸びをするのはいけないことではなく、よい効果を得ることができるものだ」ということがわかりましたが、行なうときの注意点があります。
体を伸ばすという動作は簡単で危険性がなさそうですが妊娠中は安全により気をつけて行う必要がありますね。
転倒への注意
背伸びという動作は、立っているときでも座っているときでも行なうことができますね。
そこで注意点は、立っていて高いところにあるものを取るために行なう背伸びには注意が必要です。
転倒のリスクが高まります。
できるだけ高いものを取るために背伸びをするというのは避けたいですね。
しかし、どうしても背伸びをして取らなければいけないという場合は、無理に背伸びをせずに椅子等を活用し、転倒しないように十分に注意して行いましょう。
特に、お腹が大きくなってくると、体の重心がずれてしまうので、転倒しやすくなります。
バランスを崩しやすいので注意しましょう。
ゆっくり行なう
背伸びを行なうときはゆっくりと行なうようにしましょう。
特に、妊娠後期に起こりやすい症状、こむら返りというものがありますね。
こむら返りはふくらはぎが痙攣し、足がつってしまいます。
背伸びをした時に、急に足の筋肉が引っ張られてしまうことにより、筋肉が引き別れた分を戻そうと収縮したときに、こむら返りが起こります。
背伸びを行なうときは、こむら返り予防のためにも、ゆっくりと行なうようにしましょう。
体の筋肉をびっくりさせないことがポイントです。
無理に伸ばさない
妊娠中に背伸びをすると得られる嬉しい効果がありますが、必要異常に行ったり、無理に行なう必要はありません。
体を伸ばすときに子宮を支えてくれている靭帯がピキッと引きつってしまい、お腹が張ってしまうこともあります。
痛みを感じるときなどは、無理に行なわないようにしましょう。
痛みを感じた時は?!
妊娠中に背伸びをして、痛みを感じた時は、背伸びを注意して、痛みがおさまるまでゆっくりと休みましょう。
一時的痛みである場合が多いものの、痛みを感じたあとしばらくは伸びないほうがよいですね。
休むときは床に横になっても良いですし、イスに座って休んでも大丈夫です。
休んでも痛みがひかない、悪化した、出血が見られたというような場合は、かかりつけの病院へと受診しましょう。
妊娠中のストレッチは大丈夫?
背伸びをしても良い、注意しながら行なうべきであるとわかりましたが、ストレッチについてはどうなのでしょう。
妊娠中にストレッチを行なうことについては、問題ありません。
ストレッチにより、筋肉をほぐしたり、リラックスができるということはとてもも良いことです。
特に妊娠後期になると適度な運動を取り入れることが勧められるため、ストレッチを取り入れてみるとよいでしょう。
ストレッチを行なう際の注意点
ストレッチを行なう際にも注意点があります。
体操、エクササイズに比べると、ストレッチは自分のペースで行なうことができますね。
安全性は高いものの、赤ちゃんに悪影響が及ばないように注意点もあります。
- 体調
体調が良いときに行いましょう。
妊娠中、ちょっとした症状がすぐに悪化しやすくなります。
かならず自分の体調が万全なときにストレッチを行なうようにしましょう
また、やり始めてから痛みやお腹の張りや痛みを感じた場合は無理せず中断し休みましょう。
- 食後
食後すぐの状態でストレッチを行なうのは辞めましょう。
産後すぐにストレッチを行なうと、体調が悪くなる原因となります。
ママのお腹も張ってしまう原因となります。
食後は一度ゆっくりと休んでから行いましょう。
- 医師に相談
ストレッチを生活に取り入れるという場合は、事前に医師に相談してから行いましょう。
ストレッチを行なうと、切迫流産や早産のリスクが高まるという場合もあります。
医師に相談し、行っても良いと判断されてから始めるとよいですね。
座っていても大丈夫?!
妊娠中に背伸びをしても大丈夫ですが、お腹が大きくなってくると、バランスが崩れてしまいやすくなります。
そこで、立った状態でおこなうのではなく、座った状態で行なうとよいですね。
まとめ
妊娠中でも背伸びをしたからといって、流産や早産やへその緒が巻き付く原因となるということは迷信でした。
逆に背伸びをすることで得られる嬉しい効果がありました。
ただし背伸びを行なうときは注意しながら転倒などは防止しておこなってくださいね!!
適度に背伸びで息抜きしながら過ごしましょう!