私立幼稚園入園!知っておきたい補助金制度とは?補助金の種類や申請方法

私立幼稚園を利用する際、自治体により幼稚園でかかる費用の一部を助成する補助金制度があります。
各自治体により、名称や金額が異なります。
そこで今回は私立幼稚園の補助金制度について、補助金の種類や申請方法などについてご紹介します。
目次
幼稚園の補助金制度とは?
私立幼稚園に子供を通わせている保護者の経済的な負担を軽減するための制度が幼稚園の補助金制度となります。
国からの補助となり、自治体がその費用の一部を負担し給付することになります。
補助に関する大枠としては、年度ごとに国会で決められます。
年度によって金額が変わることがあります。
金額の条件や最終的な基準としては、自治体により任せられるため、各自治体の方針により給付金額も条件も異なります。
幼稚園の補助金対象
私立幼稚園の補助金支給対象は主に年少から年長の子供を私立幼稚園に通わせている保護者となります。
子供の住民票がある自治体により補助金が給付されます。
子供が住んでいる自治体以外と私立幼稚園を利用する家庭の給付の対象となります。
自治体により、満3歳児保育が行なわれている私立幼稚園に通わせている場合、子供が満3歳を迎えた月から補助金の給付が開始されます。
公立幼稚園を利用している家庭でも、収入によっては補助金が給付されることがあります。
施設型給付を受ける幼稚園は…?
一部の私立幼稚園や認定子供園は子供・子供支援制度の施設型給付の補助を受けています。
利用者には予め助成分が差し引かれた保育料が設定されています。
そのため各自治体により家庭に支払われる補助金は対象外となります。
補助金の対象外となりますが、従来の保育料よりも負担額は軽減されるケースが多いですね。
ただし、一部の自治体では、施設型給付金をうけている幼稚園に通う家庭に補助金を独自に設けているというケースもありますね。
自分の子供が通う幼稚園が補助の対象となっているか否か、入園前に各幼稚園に問い合わせておくとよいですね。
幼稚園の補助金の種類とは?
私立幼稚園の補助金は主に就学奨励費補助金と保護者の負担軽減補助金の2種類があります。
多くの自治体では、補助金を合わせたものが私立幼稚園を利用している家庭に交付されています。
金額などについては各自治体によりことなるため、役所の窓口などで確認しましょう。
就園奨励費補助金
私立幼稚園などに子供を通園させている保護者の負担額軽減を目的として、国が私立幼稚園の利用額に普及する補助金となります。
補助金の対象には所得制限があるため、ひとり親家庭、生活保護世帯などでかなりの負担軽減となります。
家庭の所得額が子供の人数などにより補助金額が決まるため、各家庭により金額が違います。
保護者負担軽減補助金
公立幼稚園、認可保育園の保育料の格差を埋めるための補助金です。
都道府県から支払われる補助金となります。
自治体により詳細は異なります。
所得制限がなく、世帯年収に関わらずに給付してもらうことができます。
就園奨学費の対象外の家庭も申請することが可能であることが多いです。
生活保護受給家庭では、公立幼稚園や施設型給付を受ける幼稚園に子供を通わせているという場合でも給付をうけることができます。
幼稚園の補助金の金額は?
幼稚園の補助金の金額は住んでいる自治体や家庭の所得状態、兄弟の年齢や人数などの各家庭状況により異なります。
第2子、第3子の保育料は大幅に軽減されます。
補助金も高額に設定されます。
家庭の収入や兄弟の状況に応じ、金額が決まります。
幼稚園の補助金制度の申請方法
補助金申請に必要な書類
補助金の申し込みに必要な書類は入園や通園する幼稚園から配布されている場合が多いです。
私立幼稚園の場合は、在籍を証明するための書類が必要なケースがあります。
また、以下2つの書類の提出が求められます。
- 保育料など減免措置に関する調書
- 納税状況調査同意書
引っ越しなどにより、住んでいる自治体に変更があった家庭は、前年度の給与証明、住民税徴収の通知書などが必要です。
健康保険証のコピーなどが必要となる自治体もあります。
給付の対象は
- 自治体に住民票を登録していること
- 子供を私立幼稚園に通わせている保護者
となります。
父親が単身赴任の場合は、母親の名義で申請する必要があります。
金額や補助の有無は該当している子供が扶養する保護者の収入により審査が行なわれます。
自治体により同居の祖父母などの収入も判断材料となります。
補助金申請の流れは?
保護者に幼稚園から配布された書類を記入し、園に提出するだけとなります。
後日園の方から、決定した給付額などが報告されます。
期限がきまってるため、引っ越してきたばかりという場合は、補助金申請書のほかにも必要な書類がある場合もあるので、早めに期限を守って提出しましょう。
幼稚園の補助金の支給方法
補助金がいつ支給されるのかは自治体や幼稚園により異なります。
自治体から補助金が幼稚園に支払われます。
補助金から差し引いた保育料が幼稚園側から請求されます。
または幼稚園の交付された補助金を幼稚園から保護者に振り込まれます。
途中入園や引っ越しなどにより、住民登録をしている自治体が変わった場合は、支給のタイミングが遅れてしまったり、通常とはことなる場合があります。
補助金の開始の見通し、金額などに不安を感じる場合は、一度幼稚園や自治体によく確認してみてください。
新年度入園の場合、補助金の給付や金額が決定するまでの間は一旦満額の入園料や保育料を負担しなければいけないケースもあります。
まとめ
私立幼稚園に通わせる場合補助金制度があると助かりますね、
幼稚園の補助金の金額は、住んでいる自治体や家庭の所得状況、兄弟の年齢や人数により異なります。
各家庭違うものなのですね。
また、申請方法も通わせている幼稚園や住んでいる自治体により異なります。
かなり複雑だと感じてしまうことが多いものの、幼稚園側が必要書類の配布や必要な申請の手続きを行ってくれるため、さほど難しいわけではありません。
補助金が受けられるのか否か、補助金を受けられる幼稚園なのかどうか、事前に確認しておくとよいですね。
補助金の指針、金額などは年度ごとに変わるものなので、その点に関しても把握や確認がと大切ですね。
できるだけ幼稚園を選定する前に、幼稚園や自治体の各窓口で確認しておくことをおすすめします。