子供の日焼け止めはいつから?安全に正しく紫外線対策! 選び方や使用方法は?

赤ちゃんや幼い子供の肌に日焼け止めを塗ることは、刺激となりあまり良くないのでは?子供のうちは日焼け対策をしなくても良いのでは?と思うかもしれません。
しかし、実は子供の肌は大人よりもデリケートであり、紫外線によるダメージを強く受けてしまいます。
また、酷い日焼けをしてしまい、やけどの一種であるため、肌がかなり赤くなったり、皮膚が剥けたり、痛くて泣いてしまうということもあります。
そこで赤ちゃん、子供にも紫外線対策は必要であり、いつから日焼け止めを使用してもよいのか、子供に害のない日焼け止めの選び方や使用方法もご紹介します。
目次
子供に紫外線は危険?日焼け止めは必要なの?
子供は外遊びが大好きですね。
生涯のうちで最も紫外線を受ける時期は18歳までの間と言われているほど。大人よりも子供のほうが紫外線を浴びる時間が多いのです。
また、一昔前までは、赤ちゃんが生まれたら日光浴をさせるというススメもあったのです。
子供にとって紫外線は必要なものなのでしょうか。
はたまた危険であり日焼け止めにより紫外線対策をする必要があるのでしょうか。
紫外線による良い影響?!
子供にとって紫外線が良い影響を与えてくれる事もあります。
ビタミンDを作る作用があり骨や歯の発達に効果的だという影響があります。
ビタミンDが不足してしまうと、骨の形成異常が起こってしまうというほどです。
丈夫な体を作るために良い影響を与えてくれるという効果があるのです。
紫外線による悪影響
子供の頃に紫外線を浴びる事により悪影響もあります。
紫外線を子供の頃に浴びた事により、大人になってから皮膚にシワやシミやたるみが起こりやすいという悪影響があります。
また最悪の場合は皮膚がんを引き起こすという悪影響もあります。
更に1998年以降、母子手帳から日光浴のすすめという日光浴を勧める記述が無くなっています。
紫外線による悪影響が多いことで紫外線を浴びるのではなく、日焼け対策を習慣づけることが勧められています。
日焼け止めの使用はいつから?赤ちゃんからでも使用できる?
日焼け止めは赤ちゃんからでも使用することが出来るのです。
赤ちゃんに日焼け止めが使えるのかと不安になってしまいますが、使用可能なのです。
但し中には赤ちゃんの薄くてデリケートな肌に対して刺激が強く、使用しないほうが良い日焼け止めもあります。
成分などに注意し、赤ちゃんからでも安心して使用できる日焼け止めを選ぶことが大切です。
赤ちゃんから使用できる安全な日焼け止めの選び方
赤ちゃんから使用でき、子供に安心して使用できる安全な日焼け止めを選ぶことが大切です。
紫外線は年中降り注いでいますし、紫外線はガラスを通りぬける性質があり、車に乗っている時でも部屋の窓からの日光でも紫外線の影響を受けてしまいます。
そのため意外と多くの場面で日焼け止めを使用することになるため、使用頻度が高くても皮膚に刺激を受けない低刺激の日焼け止めを選ぶ必要があります。
SPFとPA
SPFとPAは、日焼け止めの強さを表す値です。
SPFやPAの値が高い日焼け止めは赤ちゃんの肌にとって刺激が強いためさけたほうが良いです。
SPFは20程度で十分です。
PAも++又は+++程度のものを選びましょう。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤
日焼け止めには紫外線吸収剤、又は紫外線散乱剤というものいずれかが配合されていることで、紫外線を防ぎます。
- 紫外線吸収剤・・・塗心地が良くサラっとします。紫外線を一度吸収し、皮膚上で化学反応により紫外線を別の物質に変換し放出する成分です。紫外線を一度吸収し異なるエネルギーに変換して放出し日焼けを防ぐタイプとなります。
- 紫外線散乱剤・・・白浮きするものが多く、こってりとした塗心地です。紫外線を吸収せず、紫外線を跳ね返すように日焼けを防いでくれます。
は一度紫外線を吸収し別のエネルギーへと変換し排出するため、肌にとってはダメージを受けてしまいやすい日焼け止めとなります。
そこで赤ちゃんや子供に使用する日焼け止めには紫外線吸収剤ではなく紫外線散乱剤が使用されている方を選んだほうがよいです。
成分に注目
肌に低刺激な日焼け止めを選ぶためには、その他の成分にも注目して選ぶと良いです。
余計な成分(香料や着色料、パラベン等々)は避けるようにしましょう。
天然成分で出来ている日焼け止めを選ぶことで肌に優しい日焼け止めを選び使用することができます。
パッチテストをしてから使用しましょう
肌に優しそうな日焼け止めを選ぶことが出来ても、我が子の肌に合う日焼け止めかどうかはわかりません。
購入してすぐに広範囲に塗り広げてしまい、トラブルが起こってしまうと大変です。
まずはパッチテストを行い、肌に異常が起こらないことを確認してから使用し始めましょう。
パッチテストの方法
- 腕の内側やももの内側など、皮膚の薄い部分に日焼け止めを塗ります。
- 塗ってから24時間から48時間ほど放置し、赤みやかゆみなど皮膚の異常が起きないか確認します。
- 顔や首に少々塗ってみます。
- 24時間程度様子を見て問題が無ければ使用できます。
もし日焼け止めを少量塗ってみた部分に異常が起きた場合はすぐに拭き取り、酷い炎症がおきてしまった場合は皮膚科に受診しましょう。
子供の肌を守る効果的な日焼け止めの塗り方は?
子供の肌に何気なく適当に日焼け止めを塗ってしまうと、効果が無く肌を守ることが出来ません。
日焼け止めの効果をしっかりと発揮し、紫外線から肌を守るためには正しく効果的な塗り方を行いましょう。
正しく塗ることで初めて効果が発揮されます。
顔への塗り方
- クリーム状の日焼け止めの場合はパール2つ分、液状の日焼け止めの場合は1円玉2枚分手のひらに出す。
- 手のひらに出した半分量を額、鼻の上、顎、両頬にのせ、そこから伸ばし広げていく。
- 残りの半分量をもう一度同じように上から塗り重ねていき完了。
手足の塗り方
- 容器から直接出し、腕や足に1本のラインを引くように日焼け止めを出す。
- 出した日焼け止めを丁寧にムラなく塗り広げて完了
日焼け止めの落とし方も大切
日焼け止めは毎日しっかりと落とす必要があります。
日焼け止めの落とし残しは肌トラブルの原因となってしまいます。
ボディーソープで落とせるものもありますが、商品によっては専用のクレンジング剤を使用しなければ落とすことが出来ないという事もあります。
ボディーソープで簡単に落とせるもののほうがおすすめです。
日焼け止めを落とすためにゴシゴシと肌を擦ってしまうと、肌にダメージを与えてしまい肌トラブルの原因となります。
落としやすい日焼け止めを選び、毎日しっかりと洗い落としましょう。
まとめ
赤ちゃんから肌の紫外線対策は必要となります。
子供の肌を守るためにも、将来の為にも、正しく日焼け止めを使用してあげたいですね。
日焼け止めは肌に優しく落としやすいものを、丁寧に塗り残しなく十分な量を塗ってあげることが大切です。
また、日焼け止めだけではなく、UVカット効果のある防止や上着、ベビーカーに紫外線防止効果のあるサンシェードを活用するなどでより日焼け対策をするとより良いですね。
幼い頃から紫外線対策を行い、日焼け止めを使用する習慣をつけていきましょう。