子供が欲しいのになかなかできない…妊婦の強い味方!!不妊専門相談センターとは?!

子供が欲しいと願い、夫婦で性生活をしていても、なかなか子供を授かることができないということは少なくありません。
病院では早いところだと1年間妊娠の兆候がない場合、不妊症として診断されることもあります。
不妊は年々増えている悩みですが、原因は結婚年齢が高くなったことで子供を作る時期が遅くなっているということが挙げられます。
不妊症は女性側だけに問題があるのではなく、男性側に問題があるという場合も少なくありません。
不妊に悩んでいるときは、なんらかの原因を特定し、改善するためにも、早めの検査が大切です。
しかし、不妊に悩みながらもどうしたら良いのか分からずに悩み苦しむ夫婦も多いのが現状です。
そこで夫婦の味方となり、不妊を改善、妊娠に結びつけていくために役立つ不妊専門相談センターというものがあります。
今回は不妊についての相談をすることができる不妊専門相談センターについて詳しくご紹介していきます。
目次
不妊専門相談センターとは?
不妊専門相談センターは母子保健医療対策等総合支援事業のメニューです。
不妊専門相談センター事業のことですね。
不妊に悩んでいる夫婦を対象として、厚生労働省が中心となり、都道府県の各地に設置されています。
不妊に悩んでいる夫婦に専門的な知識を持つ医師や心理的な知識を持つ者などが夫婦に対して、医学亭な面での相談や心の面での相談を受けます。
診療した歳の不妊治療の実施状況などについての情報提供も行われています。
不妊症なのかもしれない、不妊で悩んでいる、しかし、どうしたらよいのか分からない、検査や治療についても良くわらからない、不妊治療に対する費用への不安、不妊による家族には相談できない悩みなどを相談し解消することができます。
不妊専門相談センターはどこにある?!
不妊専門相談センターは、大学病院、健康センター、保健所、などにあります。
また、不妊専門相談センターとして設置されていることもあります。
都道府県ごとに設置が進んでいます。
近くの不妊専門相談センターを厚生労働省のホームページでチェックすることができるので確認してみましょう。
近くに不妊専門相談センターがなくても、看護師やカウンセラーに電話で相談することも可能です。
中にはメールによる相談ができるところもあります。
病院へ行く前に専門家に相談したいという場合に役立ちますね。
不妊治療に関する相談だけではなく、情報提供や医師や助産師によるカウンセリングなども行なわれます。
相談目的での利用数が少ない?!
不妊に関しての相談を受けている不妊専門相談センターですが、実際に不妊に関しての相談で利用されることが少ない傾向があります。
不妊専門相談センターが開設されたのは、平成8年ごろであり、その当時はまだ不妊に関する情報をインターネットなどで調べることが難しく、支援センターなども少なく、不妊に関する情報を受け取りにくい状況でした。
しかし今では自宅のインターネットで不妊に関する情報を得ることができるようになり、不妊専門相談センターが利用されることは少なくなってきたのですね。
不妊専門相談センターは男性の利用者も!?
不妊専門相談センターの利用者は女性が大半でした。
しかし現在は女性だけに問題があるのではないと言う知識が広まり、男性の利用者数が増えてきています。
実際に不妊の原因が女性だけにあるという割合は41%ほどで、男性だけに原因があるという場合が21%となります。
男女共に原因があると言う場合は24%ほどなので、48%は男性側に原因があるといえます。
不妊は女性だけの問題ではないのです。
また、不妊治療を行うにあたり、検査や治療がつらそうに見えるためどうしたらよいのか、妻の身体が心配であると言うことで不妊専門相談センターに男性が相談するということもあります。
不妊専門相談センターで行われていること
不妊専門相談センターでは、専門のものが相談を受ける以外にも、下記のような取り組みが行われています。
栃木県の不妊専門相談センター
栃木県の不妊専門相談センターでは、おしゃべりサロンというものが開かれています。
不妊に対して同じ悩みを抱いている人立ちが、年に2回ほど集まり、話したり聞いたりをします。
要予約制となるものですが、相談員は1名加わった状態で、同じ悩みについて語り合うことができたり、情報交換を行うことができる場となっています。
また、この会ではニックネームだけで参加できたり、話したくないことはなさない、話したい事を話すということができたり、人を否定したり批判したりしないと言うルールがあるので、気兼ねなく参加することができます。
岡山県の不妊専門相談センター
岡山県の不妊専門相談センターでは、不妊ふいくと心の相談室と言うものが開かれています。
映画鑑賞や専門科による本格的な講演会や相談会が行われています。
また、生殖医療を受けている方へ、生殖医療サポーターというものがあり、生殖医療のスタッフ同士が月に一度話し合うという会もあります。
不妊相談センターで聞けることは?
妊娠を考えている場合の相談
- 妊娠は考えているものの、病院に受診するということは考えていないという場合の相談
- 病気が原因で妊娠をためらっている場合の相談
- 子供は一人いるものの、2人目を望んでもなかなか妊娠できない場合の相談
- 夫婦で子供を授かることについての話し合いが上手にできないという相談
- 子どおがほしいものの、年齢の影響で悩んでいるという相談
などなど、様々な理由による不妊の相談をすることができます。
不妊治療についての相談
- 不妊治療の内容や不妊治療の検査について不安を感じる場合の相談
- 妊娠がなかなか成立せず悩んでいる相談
- 誰にも話せない不妊の相談
- 話してもわかってくれる人がいない場合の相談
- 不妊治療の費用についての相談
- 不妊の原因が女性側だけなのか、男性にはないのかという相談
まとめ
不妊について悩んでいるとき、誰にも上手に相談できずに夫婦でギクシャクしてしまうこともあります。
また、不妊に対して夫婦でも上手に話し合うことができず、ふさぎ込んでしまっていたり、自分を責めてしまっているような場合もあります。
しかし、不妊はどちらかが悪いというものではなく、協力しながら原因をさぐり、妊娠できるほうへとすすめていくものです。
一人で抱え込まずに、夫婦で抱え込まずに、不妊専門相談センターなどを上手に活用しながら、不妊に対する悩みを解消していきましょう。
また産婦人科の医師は男性で不妊のことについて話すときに緊張してしまったり、嫌な気持ちになってしまったり、お話を聞くだけで疲れてしまうというようなこともありますが、不妊相談センターでは多くの場合、女性に話すことができるので話しやすいということもありますね。
相談するだけで不妊の原因となってしまっている生活習慣に気づくことができ妊娠しやすい体つくりに役立てることができたり、不妊の原因となってしまっている病気のサインに気づくことができ早期発見早期治療につながることもあります。
最初は電話をしたり相談することに緊張してしまったり、不安に思うこともありますが、思い切って相談してみたら、気持ちが晴れやかになったという経験者が少なくありませんよ。
まずは近くの不妊専門相談センターをさがし、あまり身構えること無く利用してみることをおすすめします♪