妊娠中期に赤ちゃんが出てきそうな感覚が!?原因や対策!

妊娠中期になると、胎動を感じ始めたり、お腹も結構大きくなり、赤ちゃんの存在を感じ始めますね。
そんな中、まだ感じるはずのない赤ちゃんが出てきそうな感覚を、妊娠中期に感じることがあります。
そこで今回は、妊娠中期に赤ちゃんが出てきそうなときの原因や対策、実際に出てきてしまうことはあるのか、注意点などについて詳しくご紹介します。
目次
妊娠中期のママの様子は?
妊娠中期のママの様子は、赤ちゃんがどんどん大きくなってきて、お腹の膨らみが目立つようになりますね。
ママの体内では、血液量が変化し、血液がたくさんに作られ、赤ちゃんに送られます。
お腹が大きくなると、その分当然子宮が大きくなるので、圧迫感を感じるようにもなります。
妊娠中期に赤ちゃんが出てきそうになる?
妊娠中期に赤ちゃんが出てきそうな感覚を感じることがあります。
陣痛がきているわけではないのに、赤ちゃんが出てきそうな感覚を感じます。
もう産まれてしまうのではないかと不安になりますが、実はさほど心配のいらない原因で出てきそうな感覚を感じていることがあります。
臓器への圧迫
赤ちゃんが大きくなってくると、子宮も大きくなってきますね。
すると子宮により、他の臓器が圧迫されるようのなります。
腸や膀胱が圧迫されると、赤ちゃんがでてくるような感覚を感じます。
お尻側に子宮を引っ張られるような感覚、子宮から赤ちゃんに押されているような感覚などを感じますね。
内側にある赤ちゃんの頭や手足が動くと、腸が圧迫され、赤ちゃんが出てきそうな感覚を感じます。
便秘・下痢
便秘や下痢を繰り替えしているようなときに、赤ちゃんが出てきそうな感覚を感じることがあります。
便秘が解消されると赤ちゃんが出てきそうな感覚を感じることが多いです。
また、下痢の場合も腸や肛門部分が圧迫されたような感覚になり、赤ちゃんが出てきそうに感じることがあります。。
また、力を入れた時に筋肉が収縮し、出てきそうな感覚を覚えることがあります。
切迫早産
切迫早産が原因で赤ちゃんが出てきそうな感覚に襲われることもあります。
赤ちゃんが実際に出てきてしまう場合、赤ちゃんを押し出そうとする力が働いている場合があります。
切迫早産、切迫流産は、臨月を迎えていないのにもかかわらず、出産が目前まで迫ってきてしまっています。
絶対安静が必要なので、入院が必要となります。
切迫早産で赤ちゃんが出てきそうな感覚を感じている場合は、破水や出血がともに見られることもあります。
破水や出血が見られた場合、速やかにかかりつけの産科への連絡をしましょう。
子宮頸管無力症
子宮頸管無力症により、赤ちゃんが出てきそうな感覚を覚えることもあります。
早産などになってしまうリスクが高く、子宮をしっかりと支えるために必要な子宮頸管の動きが弱くなり、筋力が低下してしまっています。
子宮頸管が短ければ短いほど赤ちゃんが出てきそうな感覚を感じ、赤ちゃんが実際にどんどん下に下がってきてしまいます。
赤ちゃんが出てきそうな感覚が長く続く場合は、子宮頸管無力症を疑い、検診の際に医師に相談しましょう。
赤ちゃんが出てきそうな感覚に襲われたときの対処法!
では妊娠中期に赤ちゃんが出てきそうな感覚に襲われた時の対処法についてご紹介しますね。
お腹の張りを確認
赤ちゃんが出てきそうな感覚に襲われても、お腹が強く張っていなければ、実際に出てきてしまうということは少ないので、基本的にはあまり気にせずに過ごすことができます。
意識せず過ごす
一番は今までと同じように意識せずに過ごすということも立派な対処法です。
胎動により出てきそうに感じる、便秘により出そうに感じる、おおきくなった子宮に臓器が圧迫されている、というようなことが考えられますが、普段どおりに過ごすことで、しらずしらずに症状がおさまります。
しかし、張りを感じる場合は、横になって休みましょう。
よく張るというときは、頑張り過ぎているので、ゆっくりと生活するようにしましょう。
1日に10回異常張りにみまわれるという場合は、受診したほうがよいですね。
姿勢をかえる
姿勢を帰ることにより、出てきそうな感覚がおさまることがあります。
ママの臓器が圧迫されて出てきそうな感覚に見舞われているのであれば、姿勢を変えることで、おさまることがあります。
例えば、少し背中をそらしてみる、横になってみる、など、変えてみてください。
ママのお尻がしっかりとすっぽりサポートされるようなソファーに腰掛けているとき、お腹を突き出すように寝ている時などは出てきそうな感覚に強く襲われがちです。
足を伸ばしてリラックスした姿勢で座ったりするとよいですよ。
赤ちゃんに話しかける
赤ちゃんに話しかけるのも1つの対処法です。
お腹に手を当てながら、赤ちゃんに話しかけて見ましょう。
すると、臓器を圧迫していた頭や手足の位置が代わり、出てきそうな感覚がおさまることがあります。
処置が必要な場合も…
赤ちゃんが出てきそうな感覚にみまわれると共に、出血や強い張りを感じる場合は処置が必要です。
切迫早産や子宮頸管無力症の可能性が高く、入院が必要であったり、子宮頸管を結んだり、医療器具のホチキスのようなもので止めるなどという処置が必要となります。
張りが強い場合は…?
赤ちゃんが出てきそうな感覚と、張りが強い場合は、早急に受診することをおすすめします。
切迫早産などの可能性が高いので、できるだけ早く受診しましょう。
また、出血が見られた場合は、早急に受診しましょう。
出血の量などにかかわらず、張りと出てきそうな感覚と出血が見られたら、すぐに受診しましょう。
鮮血ではなく、茶色っぽい時や黒っぽいときも受診が必要です。
赤ちゃんが実際にでてくることはあるの?
妊娠中期に赤ちゃんが出てきそうな感覚に襲われ、その状態で実際に赤ちゃんが出てくることはあるのかということについてです。
基本的に、出てきそうな原因が切迫早産などではない限り、赤ちゃんが出そうな感覚に見舞われても、実際に出てくることはありません。
そのため、あまり神経質に心配してしまいストレスを感じるのは避けましょう。
出血などがなければ普通に過ごしましょう。
力を入れるのは…NG?
お手洗いなどに行く時に、力を入れるとお腹の赤ちゃんが出てきてしまうのではないかと心配になりますよね。
しかし、基本的にお手洗いで力を入れても赤ちゃんが出てきてしまうということはありません。
出産するときは、子宮が赤ちゃんを押し出すことで産まれます。
いつになったら出てきそうな感覚は治るの?
では妊娠中期に感じる赤ちゃんが出てきそうな感覚はいつになったら治るのでしょう。
治るまでの期間や時期は個人差があります。
赤ちゃんの成長と共に感じるものであり、出産までの間に何度か経験することもあります。
一方で、一切赤ちゃんが出てきそうな感覚に襲われないというママもいます。
そのため、いつになったら感覚がおさまるかということははっきりといえませんが、出産すればもちろん感覚は治ります。
出てきそうな感覚を感じるということは、赤ちゃんがお腹の中ですくすくとおおきくなってきているという証ですね。
まとめ
妊娠中期に赤ちゃんが出てきそうな感覚に見舞われることはありますが、本当に赤ちゃんが出てくるわけでなく、自然に気にせず過ごすことができるという場合が多いです。
しかし、出てきそうな感覚とともに、張りや出血が見られた場合は受診しましょう。
出てきそうな感覚に襲われた場合は、パニックにならずに、張りや出血、胎動を冷静に見極め、異常がある場合はかかりつけの産科に連絡しましょう。