母乳が止まったらもう出ない?!止まってしまった母乳を再開させる方法

母乳には栄養素が豊富で、赤ちゃんの発育にかかせないものですね。
母乳だけで赤ちゃんを育てるママも少なくありません。
発育だけではなく、免疫力のアップなどなど、赤ちゃんへの良い効果を与えてくれます。
ところがそんな母乳が急に止まってしまうことがあるのです。
母乳とは、ママの血液から作られます。そのため母乳の原料が不足しているわけではないはずです。
なぜ急に母乳が止まってしまうことがあるのでしょうか。
そこで今回は、母乳が止まってしまったときに考えられる原因と止まってしまった母乳を再開させる方法について詳しくご紹介していきますね。
目次
母乳って止まるの?!
母乳は、ママの血液と、乳腺にはたらきかけているプラクチン、乳腺反射を起こしているオキシトシンという2つのホルモンが分泌去れることで、母乳が出ます。
そのため、材料が不足しなければ、母乳は出続けるはずですよね。
しかし、母乳がとまるときは来ます。
個人差はあるものの、卒乳や断乳のタイミングから、赤ちゃんが母乳を飲まなくなって1ヶ月から1年ほどで泊まります。
徐々に止まって行きます。
授乳期間はいつまで続けられる?!
母乳が止まってしまう時期に合わせて卒乳したいところですよね。
授乳をやめる目安の時期としては、だいたい1歳から1歳半頃となりますね。
離乳食が3回食になると、母乳から栄養素を摂取しなければいけないということがなくなるので、母乳をやめることができます。
しかし、卒乳時期はそれぞれで、厳しい決まりや指導はありません。
3歳を迎えてからも、母乳を飲んでいるという赤ちゃんもいます。
授乳期間、卒乳時期は神経質にならなくても大丈夫です。
ママと赤ちゃんのタイミングで授乳期間を続け、卒乳しましょう。
母乳が止まってしまう原因とは?!
では母乳が止まってしまう原因についてです。
赤ちゃんが離乳食に移行していき、母乳を飲む量が減ってくると、徐々に止まります。
ところが、赤ちゃんはまだ母乳を必要としているのにもかかわらず母乳が止まってしまうということがあるのです。
そんな時に考えられる原因がいくつかあります。
1つが原因として特定できるわけではなく、様々な原因の中で、なにかしらが原因となり止まってしまっています。
水分不足
まず1つ目の母乳が止まってしまう原因は、水分不足が挙げられます。
母乳は88%が水分です。
そのため、ママが水分不足になってしまうと、原料があっても母乳が作られなくなってしまいます。
基本的には、赤ちゃんは1日に600から1000mlの母乳を飲みます。
ということは、ママ自身の身体に必要な水分に加え、母乳をスムーズに出すための水分が必要となってしまいます。
水分が不足してしまうと、最悪母乳は止まってしまいます。
水分補給を上手にする必要がありますね。
ストレス
ストレスが原因で母乳がでなくなってしまうこともあります。
慣れない育児、人間関係、などによりストレスが溜まりやすい状態となります。
すると、自律神経に影響がでてしまうため、プロラクチンなどというホルモンの分泌が乱れやすくなります。
ホルモンのバランスが乱れると、血行不良や身体が緊張状態となってしまうため、母乳が止まってしまうことがあるのです。
水分不足とストレスは母乳にとっての大敵ですね。
両親・義両親のプレッシャーが母乳に影響
母乳が止まってしまう原因として、両親や義両親によるストレスや育児へのプレッシャーにより、母乳が止まってしまうことがあります。
一般的な育児への価値観、考え方などにより、ママへの一言でママがショックを受けたり、つよいストレスを感じ、母乳に影響が出てしまうことがあります。
授乳間隔が原因で母乳が止まる?!
授乳間隔を開けすぎてしまうことにより、母乳が止まってしまうこともあります。
授乳をすることで、赤ちゃんが乳房に吸い付くと、刺激により母乳が出ます。
しかし、授乳間隔が空きすぎてしまっていると、刺激を受けることがなく、母乳が必要ない状態なのだと、身体が勘違いしてしまい母乳が止まってしまいます。
1,2回授乳間隔が空いたからといって止まるというわけではありませんが、頻繁に授乳間隔が空くと母乳がでなくなってしまいます。
下着の影響で母乳が止まることも…?!
下着の影響により母乳が止まってしまうこともあります。
赤ちゃんに授乳をしやすいということで、マタニティー用のブラジャーを着け続けるというママもいますが、妊娠前の下着をずっと着けているというママもいますね。
下着のデザインにもよりますが、ワイヤーが入っているブラジャーを着け続けてしまっていると、胸周りの締め付けが強く、血流の流れを遮断したり、乳腺を圧迫してしまうことになり、母乳が止まってしまいます。
冷えや肩こりが原因?
冷えや肩こりが原因となり母乳がとまってしまうこともあります。
肩こりや冷えが原因となり、血流の巡りが悪くなり、血液が足りているのに母乳がでないという状態になってしまうことふがあります。
血流が悪くなり、乳腺まで血がしっかりと運ばれずに母乳が出ないという状態を打破する必要があります。
また、血流が悪い状態の母乳はドロっとしていて、母乳が詰まりやすく、乳腺炎になってしまう可能性も高まります。
粉ミルクの足しすぎ
粉ミルクの足しすぎで、母乳がでなくなってしまうことがあります。
母乳では足りていなそうなとき、ミルクを足すということは悪いことではありません。
ところが、足すミルクの比率を誤ると、母乳が必要ないのだと身体が認識することになり、母乳が止まってしまいます。
また、ミルクを飲ませるときの哺乳瓶の乳首は、さほど強い力で吸わずとも、ミルクがどんどん出てきます。
一方、母乳は強く吸わないとしっかりとでてきません。
赤ちゃんが哺乳瓶のミルクの楽さを覚えてしまうと、母乳を吸ってくれなくなることがあります。
その結果、授乳間隔が空きすぎてしまい、母乳が出なくなってしまいますね。
一度止まった母乳はもう出ない?!
様々な原因により、母乳が止まることがあります。
そんな一度母乳が止まってしまったとき、多くの場合は母乳育児をやめ、ミルクへと切り替えます。
しかし、一度止まってしまった母乳を再開させることは可能です。
一度止まってしまっても、母乳育児を諦める必要はありません。
止まった母乳はいつ再開する
止まってしまった母乳がまた出るようになるかははっきりとした目安がありません。
原因が解消された場合は、すぐに再開する場合もありますし、数日間後に再開することもあります。
しかし長い場合数ヶ月かかる場合もあります。
母乳がとまると不安になりますが、不安はより母乳が止まる原因となります。
母乳が止まってしまっても、神経質にならず原因を改善し神経質にならずに過ごしましょう。
止まった母乳を再開させるための方法!
では止まってしまった母乳を再開させるために行なうと良い方法についてご紹介していきますね。
身体をあたためる
母乳を再開させるためには、身体をあたためるとよいです。
母乳が止まってしまう原因は、血の巡りが悪くなってしまっていることが考えられますね。
そこで、血行をよくするために、暖かい飲み物を飲むようにしたり、身体が冷えない服装をしたり、半身浴で身体を温めたりするとよいです。
また、肩こりや冷えがひどい場合は、身体を軽く動かすとよいですね。
冷えの解消にもなりますし、血流も良くなり、母乳が再開しやすくなります。
水分補給
こまめな水分補給も大切です。
水分補給をこまめに行なうことにより、母乳は再開しやすくなります。
ただし、一気に多くの水を摂取しても、全て一気に排出されてしまいます。
目安としては、1時間に1回くらいのペースで定期的に水分補給を行なうとよです。
身体を冷やしてしまうことをさけるためにも、冷たい飲み物の摂取は控え、常温から暖かい飲み物で摂取するようにしましょう。
また、アルコールを含む飲み物やカフェインを含む飲み物は、母乳に移行し赤ちゃんへの影響をもたらすため、控えましょう。
また、ジュースで水分補給をしてしまうと、糖分が豊富に含まれているため、母乳がドロドロと詰まりやすくなってしまい、止まる原因となります。
基本的に、水又はカフェインを含まないお茶での水分補給がおすすめです。
気分転換に炭酸水などもよいですね。
リラックスタイム
リラックスタイムを作ることも大切です。
母乳にとってママは心身ともに健康でなければいけません。
両親、義両親、夫に対してストレスを感じていたり、育児に対して疲れを感じていたりすると、母乳に影響がでてしまいますね。
母乳を再開させるためにも、心を守るためにも、リラックスタイムを作りましょう。
自分の好きなことをする時間を作り、こまめにストレスを発散させるとよいです。
一人で抱え込まない
一人で悩みをかかえこまないようにしましょう。
親、育児をしたことがある友人、に相談したり、身近な人に相談しにくいという場合は、母乳外来のある病院で相談するとよいです。
母乳がでなくなったことを一人で抱え込んでいても母乳は再開せず、逆効果となってしまうでしょう。
まとめ
母乳が止まってしまったり、再開したりという生活をしながら、育児の中で母乳が大きな悩みとなってしまっている場合、母乳にこだわらなくても良いという考えも必要なものですね。
母乳育児だけが良いもの、ミルクが悪いものという差はありませんよね。
ミルク育児でも愛情は変わりません。
悩みが大きいという場合は、ミルクに切り替えてもよいでしょう。
一方母乳を飲ませ続けたいという場合は、止まってしまった原因を特定し改善したり、母乳を再開させるための方法を試してみてください♪