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こんなに違うの?!今と昔の育児の常識~その1~

 2017/07/26 乳児
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お母さんの言ってることが育児書や母子手帳と違う!

そう思ったことはありませんか?

第一子(特に初孫)が産まれると、妊娠中に知識を蓄えていたとはいえ、初めて育児に手惑うのは当然のことです。

みんな誰しもどこかしらで問題に当たります。

そこで育児書やネット、母子手帳や周りの意見を頼りに、自分たち親子に合った最善の方法をと思いますが、一番近しい母親である実母や義母に「コレがいいのよ!」と強くプッシュされると、どれが本当なのかわからなくなりますよね。

ですが、惑わされてはいけません。

昔の風習が今現在の科学では非常識!という情報もあります。

この記事では今と昔の常識の理論が補足できます。その理屈を踏まえた上で、かわいいわが子のために取捨選択をしていきましょう。

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抱き癖がつくってホント?

昔は母子手帳にも「抱き癖がつくので泣いても抱っこしないで」といった内容が書かれていました。

実はこれ、終戦後にアメリカ文化が入ってきたのが原因と言われています。

アメリカでは、『産まれたての赤ちゃんとはいえ子ども部屋でひとりきりで寝かせる』という文化があります。

その練習の一環として、『泣いても泣いたままにして子どもが眠るのを待つ』という方法があります。

ですが、現代の日本でこの手法を取っている人は少なく、また精神安定の観点から母子手帳の記載もなくなり、今では産院でも「積極的に抱っこしてください」と推奨されるほどです。

そして、実際に抱き癖がつくことはありません。

大半は抱っこが好きなことが多いですが、好きじゃない子も中にはいます。

ですので、腰や身体を壊さない程度に、親子のスキンシップとして抱っこを楽しみましょう。

お風呂上りに白湯や果汁を飲ませた方がいい?

これは昔、今よりも母体の栄養状態が悪かった頃の話です。

栄養状態が悪いということは、母乳の出が悪いといってもいいでしょう。

赤ちゃんが大きくなっていくにつれ、母乳の生産量が追いつきません。それで子どもが脱水にならないよう、またエネルギーの補給として、白湯や果汁を飲ませるのがいいとされていました。

現在は飽食日本といわれるほど、栄養補給が十分な状態です。

また、粉ミルクも手に入りやすくどんどん進化しているので、体重が減るほど母乳が足りなければ粉ミルクを足せばいいとされています。

さらに、白湯や果汁は内臓の機能が十分に発達していない赤ちゃんにとって、腎臓に負担をかけることがわかっています。

ですので、どんなに早くあげるとしても離乳食を始める6ヶ月以降が好ましいとされています。

腎臓に負担がかかるのであったら、飲ませないに越したことはありませんよね。

離乳食は4ヶ月から始めた方がいい?

これも栄養状態が関係していて、母乳やミルクで補えない分を食事で、という考えからこういった文化が定着しました。

こちらも、現代は母乳やミルクで十分なら、「子どもが食事に興味を持った時が始め時」とされています。

月齢でいうと、6~10ヶ月となっています。

もちろん、これも消化機能の問題もありますから、早すぎては内臓に負担がかかりがちです。

また、早すぎるとアレルギーが…といった研究結果もありますので、早すぎ、遅すぎには注意しましょう。

1歳で断乳した方がいい?それとも卒乳まで待つべき?

もう耳にタコができるくらいですが、昔の栄養状態の問題がまずひとつ。

そしてさらに、日本には早熟が好ましいという価値観があるので、記憶に残っておっぱいから離れられなくなるのなら、早めに終えてしまおうという断乳文化が定着しています。

現在では、母子の様子を見ながらといった感じで、あまり断乳に執着せずに各ご家庭で違います。

産後すぐに仕事に復帰するママさんは、計画的に早めに断乳しますし、子どもが周りよりも早く8ヶ月ほどで乳離れをしてしまったなどあります。

その反面、ふたり目を授かるまであげる、幼稚園に入るまでなどの節目で、ある程度子どもと相談上で辞めたり、満足するまでずっとあげ続けるというご家庭もあります。

もし、授乳をしていることがあなたの身体や精神衛生に負担であるのなら、早めに切り上げてもいいでしょう。

逆に今しかできないスキンシップを楽しみたいのであれば、子どもの気が済むまでと考え、卒乳まで待ってもいいでしょう。

断乳したからといって、母子間のスキンシップが減るわけではありません。

他の方法で取ればいいだけのことです。

授乳で愛情ホルモンが~、などのうんちくに振り回されず、自分たち家族にとってはどんな形が好ましいかを考える方がいいでしょう。

まとめ

20、30年前の常識と今現在では状況も環境も激変したといえます。

昔の常識は使えるものはいいでしょうが、科学的に否定的な事柄に関しては、避けるべきといえます。

その「なにをどう避けるべきか」がうまく伝えられずに悶々としているのでしたら、ぜひ今回の情報をご活用くださいね。

育児で大切なことは、子どもや家族のストレスにならないように、毎日を楽しく生きていくことですから。

卒乳、断乳についてこちらにもまとめてありますのでぜひみてください。

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