夏場の便秘!!子供の熱の原因は便秘だった?!正しい対処法とは?

夏場は汗をかきやすく、水分不足に陥りやすいという事から、便秘になりやすくなります。
実は先日我が子が急に熱を出しました。
2、3日くらい前から「お腹痛いな~」という言葉をたまに言うのですが、機嫌も良く元気に走り回る姿を見て、大丈夫だろうとさほど気にしていませんでした。
しかし、熱を出した日は、嘔吐し具合が悪いと横になり、身体が熱い!!熱を測ってみると・・・。
なんと40度もあったのです。
急いで病院へ行きました。
保育所では溶連菌感染症が流行っているという事で、検査をしてもらいましたが、感染症ではありませんでした。
とにかくお腹が痛いということで、お腹のばい菌が出したほうが良いからと、浣腸され排便したところ、帰宅後すっかり元気を取戻し、熱もみるみる下がりました。
長男が熱を出したのですが、1歳の長女も数日固めの便しか出ていなかったので、共に浣腸してもらったところ、とても機嫌が良くなりました。
小児科の先生には、「水分が足りていなかったのかもね。」と言われました。
私は熱の原因が便秘だったという事にとても驚きました。
目次
子供は便秘で熱を出す?!
子供の突然の発熱!何かの病気に感染したかと思ってしまいますよね。
しかし、熱の原因が便秘である場合があるのです。
便秘とは、体内で不要となった老廃物が、通常体外に排出されなければならないのに、うまく排出されず、大腸内に停滞してしまっている状態です。
大腸に老廃物である便が停滞してしまっていると、健康にさまざまな悪影響をもたらします。
そして特に1歳から小学校就学前の子供は影響を受けやすく、便秘により熱が出てしまうことがあるのです。
なぜ熱がでる?
大腸内で老廃物である便が停滞すると、他腸内に悪玉菌が増えます。
自ずと善玉は減り、ウイルスへの抵抗力が低くなり、病気に感染しやすくなり熱が出ます。
また、我が子のように、病気には感染していないものの、便の腐敗が腸内で進み、悪玉菌が発する有害なガスが全身にめぐり、熱が出てしまうこともあるのです。
便秘による熱かどうかの判断は?
突然発熱した場合、熱が便秘によるものか否かを判断してみましょう。
そこで判断基準をご紹介いたしますので参考にしてみてください。
便秘が何日続いているか?
何日便が出ていないか確認しましょう。
大体子供の場合5日以上便が出ていないという場合は便秘となります。
また、我が子は全く便が出ていないという事はありませんでしたが、いつもよりもはるかに便の量が少なかったのです。
そんな時は正常に出ていないので、出ていない日としてカウントします。
コロコロとした便しか出ない場合や、水様便しか出ていない場合、かなり固くなった便が大腸内に詰まってしまっています。
他の症状は?
便が出ていない他に、咳や鼻水など他の症状があれば便秘以外の病で熱が出ている可能性が考えられます。
しかし、その他の症状が無く以下の状態が見られた場合、便秘である可能性が高いでしょう。
- 主にお腹の左側を痛がる
- お腹に張りがある
- 食欲を示さない・吐き気を訴える
- 便が出ていない又はコロコロと固い
- トイレに行きたがらない
病院へ受診すべき?
便秘で熱が出ているのではと判断できた場合でも、病院へ受診することをおすすめします。
便が固いまま排便させてしまうと、切れ時になってしまいしばらく痛みを引きずるので、無理やり出そうとさせず、病院で浣腸をしてもらい出すことをおすすめします。
また、便秘だと思っていたら、別の病気だったというケースもあります。
便秘に似た症状ですが、腸閉塞になってしまっている場合があるのです。
腸閉塞の場合、命に関わりますので、病院へ受診し、診察を受けましょう。
自宅での対処法は?
便秘かなと思った場合、病院へ受診したほうが安全ですが、何らかの事情により受信できないという場合は、自宅で対処してみる方法があります。
浣腸
自宅に以前処方されていた子供用浣腸がある場合は、使用して浣腸してみましょう。
また、市販のイチジク浣腸などもありますが、必ず年齢に合った物使用してください。
ちなみに、我が子の場合、座薬や浣腸など、自宅で行おうとすると嫌がり、力が入るため痛みを感じるようで、うまく入らなかったり入れさせてくれません。
そんな時は無理や市行わず、受診して看護師さんに行ってもらったほうが上手なので、子供も嫌がらずしてくれました。
水分補給
子供は便秘の時お腹が痛く吐き気を感じている場合もあり、なかなか水分を取ろうとしません。
しかし、水分補給行わなければ状況は更に悪化します。
大人が積極的に水分を取らせるように働きかけましょう。
炭酸飲料や甘いジュースは刺激となるので避けたほうが良いのですが、何も飲みたがらない時は、子供の好きなものを飲ませてあげて構いません。
夏場の便秘を防ぐために・・・
夏場は水分が足りず、便秘になってしまうことが多いのです。
では、夏場の子供の便秘を防ぐために、どんなことがしてあげられるのでしょうか。
水分補給の仕方に問題あり?!
夏場は便秘にならないように水分補給をするという事はとても大切なことなのですが、水分補給を正しく行わなければ、便秘の原因を作ってしまうという事にもなりかねません。
正しい水分補給は、与えてしまいがちな冷たい水分は避け、常温又は温かい飲み物を与えましょう。
理由としては、冷たい飲み物を一気に与えてしまうと、お腹の調子を壊してしまい、下痢になってしまうのです。
下痢になると水分が異常に排出されてしまうため、水分不足が引きおこり、便秘となってしまうのです。
夏のトイレトレーニングが原因?!
夏の時期はトイレトレーニングを行いやすい時期だという事で、開始するママも多いでしょう。
しかし、夏の時期にオムツを取らなくちゃ!早くオムツを卒業させよう!という意気込みが強すぎ、つい漏らしてしまったときに怒ってしまったり、嫌々トイレに座らせたりしてしまっていませんか?
すると子供はトイレに行くことが嫌だけど、モラしたら怒られてしまう、悲しませてしまうという気持ちから、排便を我慢してしまうことがあるのです。
トイレトレーニングは焦らず行い、トイレを嫌な場所だと思わせないようにすると良いですね。
また、排便がなかなかないような様子が見られたら、一度トイレトレーニングをお休みし、おむつにしてあげるという対処も大切です。
冷やしすぎが便秘に
夏場は子供が汗をかき、汗疹が出るからと言ってクーラーをフル稼働させていたり、シャツ一枚、パンツなどで過ごさせるご家庭も多いでしょう。
しかし、それが便秘の原因となってしまうこともあります。
体を冷やしすぎると、血流が悪くなり、血流が悪くなると内臓の動きも悪くなってしまうのです。
内臓の動きが鈍くなると、正常な排便が行われなくなり、便秘となってしまいます。
暑い時期でも体の冷やしすぎには注意したり、シャワーだけで済ませず、湯船に浸かり血行を良くするのも良いですね。
食材で便秘対策
便秘にならない為に食事に取り入れると良い食材をご紹介します。
まず、水分補給と言うと飲み物を連想しがちですが、みそ汁やスープなどを食事に取り入れることでも、水分補給することができます。
体を冷やすことなく水分を補給できますし、夏場に不足しがちな塩分も摂取できるのでおすすめです。
次に食物繊維が豊富な食材を取り入れることで、スムーズな排便が促されます。
- サツマイモ
- キノコ類
- プルーン
- 切干大根
便を柔らかくしてくれる効果のある食材もあります。
- ひじき・わかめ
- プルーン
腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を良くしてくれる食べ物です。
- 納豆
- リンゴ
- ヨーグルト
作り置き出来る食材もありますし、食後のデザートとして与えるのも良いですね。
夏場は厚く、料理をするのも大変ですが、出来るだけ食事に取り入れてあげると良いですね。
まとめ
- 子供は便秘により突然熱を出すことがある。
- 便秘による熱なのか判断することも大切だが、危険な病気の場合もあるため、受診することをおすすめする。
- 夏場は過ごし方・食事などにより、便秘にならないような生活を送ることが重要!
子供の便秘による熱は我が子で一度経験しましたが、とても可哀そうになります。
お腹が痛いと泣きますし、ぐったりして熱が高い・・・。
今回は大事に至る前に受診し、浣腸をしてもらい排泄後すっかり元気になってくれたので良かったのですが、便秘ってとても怖いものですね。
便秘にならないような生活を心がけるようになってから、毎日しっかりと出ているようですが、保育所に通っているといつでも麦茶を飲める環境にはなっているようなのですが、遊びに夢中で飲んでいなかったりすることもあるのでしょう。
帰宅後にしっかりとケアしてあげる必要があるなと感じました。
是非夏場に限らず子供が便秘にならないように参考にしてみてください。