手足口病は大人もうつる!?妊婦がかかったらどうなるの?胎児への影響と予防法!

夏~秋にかけて保育園や幼稚園で流行ることが多い手足口病ですね。
この病気は子供はかかりやすいものの、ママやパパもうつったという話しを聞いたことがありませんでした。
しかし、実は手足口病は大人にもうつる病気だったのです。
では上の子は保育園や幼稚園に通っていてて手足口病の流行に乗ってしまったという場合、自宅で妊婦のママにうつる可能性もあるというわけなのです。
そうなると看病もしなければいけないものの、妊婦が手足口病になるとどうなってしまうのか、胎児への悪影響は起こらないのかなども心配になりますよね。
そこで今回は妊婦が手足口病になってしまったときの胎児への影響や手足口病への予防法などについてご紹介していきます。
目次
手足口病とは?大人にもうつる?
手足口病はその名の通り、手や足、口の中に水ぶくれに似た発疹が現れます。
ウイスル性の感染症でコクサッキーウイスル、エンテロウイルスが原因となり発症してしまいます。
ウイルス性の感染症であるため、人から人にうつります。
感染経路としては、飛沫感染や経口感染、接触感染であるため、感染の拡大が早いです。
そのため幼稚園や保育園でプールがはじまると感染症となり流行しやすくなります。
手足口病の感染者は5歳以下が多く、乳児期によくかかります。
一度感染すると同じウイルスが原因で手足口病が発症するということはありません。
しかし、手足口病の原因となるウイルスが一種類ではないので、b熱のウイルスの影響により再度発症するということも有り得ます。
そのため大人は子供の頃に何度か手足口病にかかっていると、同じウイルスによる発症はしないため、発症することが少ないものの、大人になってからでも抗体を持っていなければ手足口病に発症することはあります。
妊娠中に手足口病になるとどうなる?症状は?
子供は手足口病にかかると感染後に3日~5日ほど経つと手のひらや足の裏や口の中に2mm~3mmほどのみずぶくれのような発疹見られます。
発熱を伴うこともありますがあまり高熱にはならない傾向があります。
大人が感染した場合も、ほとんどの場合は子供と同じ症状がでることがほとんどです。
しかし重症化してしまう危険性もあります。
高熱が出てしまったり、水ぶくれのような発疹に強いかゆみを感じたり、痛みを感じることもあります。
更には手足口病~ 1ヶ月程度経ったあとに爪が剥がれてしまうということもあります。
通常は1週間ほどで発疹は自然に収まります。
しかし途中で発疹が潰れてしまうことで二次感染が起こる可能性もあります。
発疹はできるだけ潰さないようにしたほうが良いです。
子供よりも大人が感染すると重症化してしまう可能性があるのですね。
妊婦が手足口病になると胎児への影響は?!
妊娠中は免疫力が低下してしまいます。
免疫力が低下しているため、手足口病の上の子の看病をしていたりするとすぐにうつってしまうことがあるのです。
大人が手足口病に感染してしまうと重症化してしまうこともあるというこおで、胎児への影響も気になりますよね。
しかし、日本婦人科医会の情報によれば、手足口病により直接的に赤ちゃんに悪影響を与えてしまうということはないと言われています。
対処療法を行い、経過観察していくべきだと言われています。
ところが稀に手足口病が原因で流産、死産、胎児水腫などが起こるという場合もあります。
ごく稀にですが手足口病にかかったことで子供が生まれた時に重篤な疾患があるという場合もあるのです。
妊娠中に手足口病にかかった場合、過度に心配することはないものの、赤ちゃんへの影響が一切ないと言い切れるわけではないということです。
感染しないように注意すべきですし、もし感染してしまった場合は医療機関へ早めに受診し正しい対処が必要となります。
妊婦が手足口病になってしまった場合の対処法、治療法!
妊娠中に手足口病になってしまった場合、胎児への影響が出ないように早く治したいですね。
しかし、実は手足口病には特効薬はありません。
特別な治療法もないのです。
そのため、大人も子供も手足口病を発症しても対処療法を行いながら自然に症状が落ち着くのを待つということになります。
発疹によるかゆみを抑える薬、高熱を避けるための解熱剤、栄養や水分補給ができない場合は点滴をして補給するなどという対処療法により経過観察します。
すると発熱から10日ほどで症状が収まります。
自然に治るものといえばそうなります。
しかし妊婦さんで胎児もお腹にいるということで、手足口病の感染が疑われる場合、できるだけ早く通っている産婦人科に受診しましょう。
産婦人科に受診する前に他の妊婦さんや生まれたばかりの赤ちゃんへの感染を防ぐためにも、向かう前に電話で手足口病に感染したという旨を伝えてから受診しましょう。
妊婦は手足口病の徹底的な予防を!
妊婦は手足口病にかからないように予防することが大切です。
子供保育園や幼稚園に送り迎えする時に自分が感染してしまうということもあるので丸くの着用や手洗いうがいをしっかりと徹底しましょう。
また、上の子が手足口病になってしまい看病しなければ行けないという時は、マスクの着用、おむつを替える時は(使い捨てのビニール手袋を着用)密封した状態で捨て手を石鹸で洗いましょう。
手洗いうがいをこまめに行い、こまめな換気も大切です。
食器やタオルなども共有しないように注意してください。
また免疫力を低下させないためにバランスのよい食事を摂取し、規則正しい生活を贈りましょう。
疲れを溜めないようにすることがポイントです。
まとめ
子供がかかりやすい手足口病ですが、大人にも感染します。
妊婦さんも感染することがあります。
大人の場合時に重症化してしまうことがあるので、感染が疑われる時はかかりつけの産婦人科に受診しましょう。
受診前に手足口病の感染について伝えておくことも大切です。
上の子がかかったときの看病などもあるので、あまり心配しすぎるとストレスになってしまうので、心配しすぎなくてよいです。
ただしできる限り予防することと、うつってしまった時は速やかな受診で対処しましょう。