2歳でひらがなが読めるけど会話は苦手?天才だと思ったらハイパーレクシアだった!

熱心にひらがなの読み方を教えたわけでもないのに、2歳くらいでひらがなを読めていたら、天才なのか!?それとも異常なのか!?などなんだか心配になってしまいますよね。
文字や記号などに異常に興味を示し、ひらがなが読めるようになるのが早いと言う子は、ハイパーレクシアと呼ばれる症状が起こっている可能性があります。
そこで今回はハイパーレクシアについての症状など、詳しくご紹介していきますね。
目次
2歳でひらがなが読める!ハイパーレクシアとは?
ハイパーレクシアとは、過読症とも呼ばれているものです。
ディスレクシアという、読字障害と対称的な発達障害となります。
低年齢(2歳頃)でひらがなを読むことができたり、数字を読むことができるようになります。
記号を覚える子もいます。
ハイパーレクシアの場合、言動を観察し、判断するという方法しかありません。
医学的な判断方法はなく、公式的な診断名もありません。
専門家の一部の人が使っている言葉となります。
日本国内ではまだあまり知られていません。
ディスレクシアは、ハリウッド俳優のトム・クルーズが有名なので名前を知っている人が多い傾向があります。
台本は誰かに呼んでもらい、耳で聞いておぼえているのですよね。
ハイパーレクシアだと何か問題はあるの?!
ハイパーレクシアの場合、日常的な生活に支障があるかどうか心配になりますが、ディスレクシアの場合は文字が読めずに日常生活に支障がでてしまうことがあります。
一方、ハイパーレクシアの場合、一般的な子供よりも読み書きの能力が優れているということになるので、特に問題になることはなさそうですよね。
2歳でひらがなが読める子の特徵とは?!
2歳でひらがなが読める子の特徵は、年齢相応異常の読み書き、単語読解能力を持っています。
文字や数字に対し、大きな関心を持っています。
文字を解読することが得意であり、幼いころから本を自分で読むことができる子もいます。
ところが、本を読み、意味を理解するところまでは難しく、書いてある事を理解して読むことができても、話し言葉を理解するのは苦手と言う面があります。
本は読めるのに、単純な会話が苦手というような感じです。
言葉は読めるのに、言葉を言葉として使用するのは難しく感じるという特徵があります。
そのため、会話をすることが難しく、コミュニケーションを上手にとることができません
色々な場面で絵に書いてあるものが理解できていても、その言葉を有効活用することはできないのです。
誰が何をどうしているかという質問などにも上手に答えることができない傾向があります。
一人でいるということが平気で、子供同士で遊ぶと言うことに興味を示さない子も多い傾向があります。
他の子と比べるのは良くないことではありますが、コミュニケーションを取らなすぎる姿を見て心配になることもありますね。
デメリットは?
2歳でひらがなが読める子のデメリットについてです。
文字を読みすぎてしまうことにより、読む必要の無いものまでも読んでしまい、情報として受け入れてしまいます。
そのため、内容を把握することが難しいというデメリットがあります。
本文よりもページナンバーが気になってしまったり、内容を把握できないというようなこともあります。
内容が理解できていないため、全く楽しむことができず、文字を読むだけで時間が過ぎてしまうというような状態です。
自閉症に似ている?!
社会的に問題がある症状や、自閉症の子供にも当てはまる症状が見られるため、自閉症スペクトラムの一つとして捉えられています。
幼い頃は自閉症の症状が見られるものの、大人になるにつれ自閉症の傾向が消えていくため、自閉症とは違うと診断される場合もあります。
また、オウム返しが得意で、丸暗記により言葉を覚えることができます。
そのため、意外とお友達とうまくコミュニケーションをとることができ、問題なく上手に過ごすことができるという子もいます。
2歳でひらがなが読める子にあった教育法とは?
では2歳でひらがなが読める子にあった教育法とはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
紙に書いて教える
書いてあげるという教え方です。
2歳でひらがなが読める子にはひたすら書いてあげることが大切です。
話し言葉よりも書き言葉に注意を払う子供なので、口で何回言っても理解してくれない、聞いてくれないと言う場合は紙に書いて教えた方が効果的です。
何度も言葉で伝えるよりも文字として書いてあげることで一回で理解し、言うことを聞いてくれる子が多いのです。
書き言葉と文法のルール
通常、子供が言葉を覚えるときは、ランダムに話し言葉を聞き、書き言葉や話し方などを学んでいきます。
しかし、話し言葉には不規則なルールや例外が存在するため、うまく覚えたり使用することができません。
そこで、まず初めに、書き言葉と一緒に文法のパターンを示し、そこで練習するようにしたほうが効率的で子供もわかりやすいのでおすすめです。
中学生が初めて英語を勉強するときの感覚に似ていると言われています。
まとめ
2歳でひらがなが読める子供は、意外と多い傾向があります。
2歳でひらがなが読める子供は、文字を上手に読むことができますが、一方でコミュニケーションが苦手です。
書いて教えてあげることで上手に会話もできるようになってくるのでゆっくりと進めていきたいですね。