赤ちゃんの歯並びが悪くしてしまう原因と歯並びを良くするための方法!

生後6ヶ月くらいになると、歯が生えてきます。
歯が生えて来るようになると、赤ちゃんの歯並びが気になりますね。
そこで歯並びが悪くなってしまう原因や歯並びが良くなる方法を知っておくとよいです。
今回は、赤ちゃんの歯並びの基礎知識や歯並びが悪くなってしまう原因や対処法について詳しくご紹介しますね。
目次
赤ちゃんの歯並びの種類と特徴
赤ちゃんの歯並びの種類や特徵についてです。
すきっ歯は普通?!
赤ちゃんの歯が生えてくると、すきっ歯が目立ちます。
しかし、赤ちゃんの場合、ほとんどがすきっ歯の状態です。
通常はすきっ歯に見える状態で生えてきます。
綺麗な歯並びは良くない?!
赤ちゃんのうちから歯と歯の間に隙間がない綺麗な歯並びは、とてもよい気がしますが、実は注意が必要です。
赤ちゃんの歯が生え揃い、その後生えてくるのは永久歯となりますね。
すると乳児よりも永久歯は一回り大きいため乳歯の時点で隙間がないくらい綺麗だと、永久歯が生えて来るスペースが小さく、ガタガタの歯並びになってしまうことが考えられます。
セルフケアで改善するのは難しいため、歯医者に受診し見てもらうとよいです。
心配しすぎない
赤ちゃんの歯並びに対して、心配しすぎないようにしましょう。
赤ちゃんの頃の歯並びから、顎が育ち、永久歯が生えてきますね。
そのため、あまり心配しすぎずに様子を見ることも大切です。
年齢別の歯並びの特徴
年齢別の歯並びの特徵についてです。
生後6ヶ月ころ
生後6ヶ月ころになると、早い子は歯が生えてきます。
一番最初に生えてくるのは下の乳中切歯となります。
2本生えてきますね。
その間に隙間が開いているのは普通のことで、その後生え揃う歯により、乳中切歯の隙間は狭まります。
歯が生えてくるまでは赤ちゃんがかゆみを感じたりときに若干の痛みのような違和感を感じ、不機嫌なことが多くなります。
歯固めようのおもちゃ等を活用し、症状を軽減することが大切ですね。
1歳から1歳6ヶ月
1歳ころを過ぎる時期には、乳側切歯が生えてきます。
生後1歳6ヶ月くらいになると、第一乳臼歯が生えてきます。
奥歯の歯の溝は深いため、歯垢が溜まりやすくなり虫歯の原因となるので、しっかりと奥歯を意識しながら、全体的に歯垢がたまらないように丁寧に歯磨きをしましょう。
歯磨きを怠ってしまうと、虫歯になりやすくなるので注意が必要です。
1歳6ヶ月から2歳ころ
2歳近くになると、乳犬歯が生えます。
離乳食も完了しているので様々なものが食べられるようになります。
おやつの時間を決めて虫歯予防のための歯磨きをしっかりと行なうようにしましょう。
2~3歳
3歳頃までに第二臼歯が生えて乳歯が生え揃った状態となります。
歯と歯の隙間も少なくなりますね。
歯医者さんにまだ行ったことがない場合は、検診へいきましょう。
5、6歳
5,6歳頃になると、永久歯へと生え変わり始めます。
すきっ歯と呼ばれる歯並びの状態になってきますが、それは良いことです。
顎がしっかりと成長し、永久歯が生えて来るスペースを作ることができているということになります。
赤ちゃんの歯並びが悪くなる原因は?
では赤ちゃんの歯並びが悪くなる原因としてどのようなことが考えられるのでしょう。
先天的
まずは先天的な要因が考えられます。
遺伝により、顎の大きさが大きすぎたり小さすぎたりすると、歯並びが悪くなります。
後天的な要因
顎の骨格を歪めてしまうような癖や食べ方をしていることで歯並びが悪くなります。
後天的な要因となる癖とは?
後天的な要因となり歯並びが悪くなる癖としては…
- おしゃぶり
- 口呼吸
- 下唇を噛む癖
- 歯や舌の異常
- 頬杖をつく
- 寝る姿勢に偏りがある
- 食べるときの姿勢が悪い
- 硬いものを食べない
- 舌を前に出した状態で飲み込む
- 口を開けたまま食べる
などの癖があると歯並びが悪くなってしまうと言われています。
歯並びが悪いとどのような影響が出る?!
では歯並びが悪いとどのような影響が将来に及ぼされるのでしょうか。
虫歯
まずは虫歯になりやすいということが挙げられます。
歯並びが悪いことによって、磨ききれない部分が多くなってしまうため、虫歯が多くなります。
歯並びが悪いなと感じたときは、歯の隙間に溜まる歯石をしっかりと磨くように心がけましょう。
歯科定期検診に通うようにするとなおよいですね。
口臭
磨き残しは歯石が残り口臭の原因となるため、歯並びが悪いと口臭がきつくなる傾向があります。
いびき
歯並びが悪いといびきをよくかく傾向があります。
口をうまく閉じることができないため、その間から寝息が出ていびきとなります。
見た目
口を開いたときの印象が悪くなりますね。
特に女の子の場合はコンプレックスと感じてしまうこともあるでしょう。
赤ちゃんの歯並びを良くするための方法!
では赤ちゃんの歯並びを良くするための方法についてです。
おしゃぶり・爪噛み
おやぶりや爪噛みの癖があると、強い力がかかってしまうため、歯並びが悪くなってしまいます。
できるだけおしゃぶりや爪噛みをやめさせるとよいです。
無理にやめさせてしまうとストレスとなってしまうので、別のことに気を引いてやめさせたりするとよいですね。
虫歯
虫歯ができてしまうと、痛みなどを感じ、かみ合わせのトラブルが起こりやすくなります。
歯を丁寧にしっかりと磨き、虫歯を防ぎましょう。
食生活・食べ方
柔らかいものだけをたべさせたり、時間を気にすることなく甘いものを食べさせてしまったりすると、顎が弱くなったり、虫歯になりやすくなり、歯並びが悪くなってしまいます。
決まった時間に食事をとり、栄養のバランスがよく硬さがほどよくある食事を心がけましょう。
頬杖
頬杖をつく癖は顎が歪み歯並びが悪くなってしまうので、なるべくやめさせましょう。
寝る姿勢
同じ方向ばかり偏って寝ていると歯並びが悪くなります。
色々な方向で寝かせるようにしましょう。
まとめ
子供の歯並びが悪くなってしまう要因として、先天的な問題で悪くなってしまうこともあります。
しかし、普段の生活の中での癖などで後天的に歯並びが悪くなってしまうことは少なくアリません。
普段からの生活の癖を見直し、歯並びが悪くならないように気をつけたいですね。
赤ちゃんのはじめて生えてくる下2本の歯がすきっ歯だと、焦ってしまったり不安になってしまいますが、生え揃うにつれ、隙間が閉じてくるので、あまり心配することなく見守りましょう。
また、歯並びが悪い場合は、虫歯などができやすくなってしまうので、虫歯を防ぐための丁寧なはみがきも毎日継続していきましょう。
乳歯から永久歯に生え変わる前に日頃の歯並びが悪くなってしまう癖を治したいですね。