妊娠初期の中絶!何週目まで可能?!手術内容やかかる費用や痛みは?

女性にとって妊娠は喜ばしいできごとですよね。
しかし、理由によっては、事情によっては産むことができないという場合がありますよね。
場合によっては、中絶しなければいけないということもありますよね。
その場合、中絶するという道を選ばなければいけません。
中絶手術は女性の身体にとっても心にとっても大きなダメージを与えるものです。
あまり人に聞きやすい内容でもなく、一人で不安をかかえてしまうことも多いですし、病院で治療を受ける勇気がでないという場合もありますよね。
そこで今回は妊娠初期の中絶手術について、何周目まで受けることができるのか、中絶手術をする際は相手も必要か、中絶手術の内容や方法、費用や痛みなどについて詳しくご紹介していきます。
目次
中絶手術とは?
中絶手術の正式名称は、人工妊娠中絶といいます。
母体の健康上の理由、経済上の理由、妊娠継続が困難な場合、性暴力の被害による妊娠などの場合に妊娠を中断させるために行なわれる手術となります。
妊娠初期から中期にかけ、成長しきっていない胎児を人工的に体外から出すことで、流産と言う形をつくります。
あかちゃんの命に関わる手術であり、母体保護法という法律により中絶手術を受けることができる条件が定められています。
また中絶手術を行うことができる医師も、母体保護法指定医師という資格のある医師のみが行うことができます。
資格と経験のある医師が行えば、危険性の少ない手術だと言われています。
中絶手術を受けることができるのはいつまで?!
中絶手術を受けることができるのは、妊娠22週目未満の妊娠のみです。
妊娠21週目6日までとなりますね。
この期間をすぎてしまうことにより、どんな理由があったとしても中絶手術を受けることができず、妊娠の継続と出産となります。
22週目未満の中絶手術は可能であるものの、14週目を過ぎてしまうと、妊娠中期に入るため、胎児がある程度まで大きくなるので、手術方法が異なります。
14週目を過ぎると、薬により人工的に陣痛を誘発させ、出産する形での中絶方法となります。
妊娠初期の中絶の場合は、麻酔で意識がない状態で手術され中絶が完了しますが、妊娠14週目以降の中絶の場合は陣痛の痛みも出てくるときの痛みも感じながらの中絶となるので、精神的にもかなり苦痛を強いられる手術となります。
入院も必要となります。
中絶するしかないと言う場合は、日にちが経つにつれ精神的にも肉体的にも辛くなってしまうので、できるだけ早く一日でも早く手術を受けたほうがよいですね。
妊娠初期の中絶手術はいつまで?!
妊娠初期の中絶手術は最後の生理が開始した日を0日目として数えてそこからのスタートとなります。
ドラックストアなどで購入できる妊娠検査薬で、来るはずの生理がきていないため生理予定日1週間後から妊娠検査を行い妊娠が発覚すると言うケースが多いですね。
そのころの時期だと妊娠5週目ころとなります。
すでに妊娠2ヶ月ころになっていますね。
妊娠初期とは0から12週目頃までを指し、妊娠12週目から21週目頃までは妊娠中期と区別されます。
妊娠初期の中絶は0から12週目までの事をさします。
しかし、特に8,9週目頃までの中絶手術だと、より身体への影響が少ないと言われています。
妊娠検査薬をよく使用するタイミングが約5週目頃となるので、妊娠初期の中絶できる期間はあっと言う間に過ぎ去ってしまいます。
妊娠が発覚し、中絶を考えなければいけない場合は、あっという間に過ぎ去ってしまうのです。
産婦人科に来る頃にはすでに7から8週目頃になっていると言うことが少なくありません。
妊娠初期の中絶方法について
妊娠初期の中絶方法としては、妊娠初期で正常な妊娠であると判断された場合、日帰りで行なわれます。
中絶手術の方法は2つあります。
吸引法と掻把法となります。
吸引法
吸引法はラミナリア桿という器具により子宮口を開きます。
その後、掃除機のような吸引機を子宮に挿入することで、子宮内の胎児や胎盤を吸い取る方法となります。
掻把法
掻把法も吸引法と同じようにラミナリア桿により子宮口を開き、鉗子というトングのような器具、またはキュレットというスプーン状の器具を子宮内に挿入し、子宮内の胎児、胎盤を体外にかきだす方法となります。
受診から中絶手術までの流れとは?!
では妊娠初期の受診から中絶までの流れについてです。
受診から手術までの流れ
まずは産婦人科で診察を受けなければいけません。
中絶手術は保険適用外ですが、健康保険証は持っておく必要がありますね。
初回の受診で、尿検査、エコー検査、内診など、妊娠の診断が行なわれます。
人工妊娠中絶の意思表示を行います。
その後、医師により中絶手術の内容について詳しく説明があります。
また、受診した際は、尿検査、エコー検査、内診、などの診察が行なわれます。
このとき、今までの病歴、持病、アレルギーの有無などについても聞かれるため、メモしておいたものを持参することをおすすめします。
手術日もこのときに決めることになる場合が多いですね。
同時に、中絶手術の同意書についての説明も行なわれるでしょう。
法律により同意書が必要となります。
手術日には、相手の男性の氏名や住所が記入されているもの、押印がある同意書を持って手術に望む必要があります。
初診にかかる費用はだいたい1,2万円ほどとなります。
手術費用も10、15万円ほどとなります。
中絶手術の内容や流れ、時間は?!
手術当日は簡単な診察と血圧と脈拍の計測などが行なわれます。
異常がないと診断された場合は、そのまま手術が開始します。
手術を行う前に、膣の中の洗浄や消毒が行なわれます。
その後、点滴で麻酔薬を入れ、静脈麻酔で1から10秒ほど数える間に眠ってしまうことがほとんどです。
目覚めるまでの記憶は一切覚えていないという場合が多いです。
麻酔が効いている間に子宮口を広げ、吸引法または掻把法により、子宮内のものを除去し、出血を止めるための子宮収縮剤を注射収縮剤の注射が行なわれます。
手術は10分から20分ほどで終わります、麻酔から覚め、2,3時間ほどで経過が順調であれば帰宅することが可能です。
準備を含め、約5,6時間ほどで終わります。
手術から約1日2日ほどは薬を飲み安静にしている必要があります。
合併症などが起こっていないかの確認のため1,2週間ほど検診を受ける必要があります。
妊娠初期の中絶手術後は普通に生活可能?!
妊娠初期の中絶手術は日帰りで行うことができる手術です。
しかし、子宮内のものを掻き出すために器具などを挿入しているため、普段どおりというわけにはいきません。
当日は麻酔していると言うこともあるため、頭がフラフラしてしまうこともありますし、普段どおりというわけにはいかないですね。
子宮がもとに戻るまでの間、子宮収縮剤の注射も必要ですし、子宮が元に戻るための痛みや出血を感じることもあります。
医師に処方された薬はしっかりと飲み、1日から2日間は安静に過ごしましょう。
中絶手術を受けるときの痛みは?!
初期の中絶手術を受けるときの痛みとしては、全身麻酔の状態で行われるため、手術中に痛みを感じることはありませんね。
しかし、手術以外の場面で痛みを感じることがあります。
手術前の処置に麻酔はなし
手術前の処置に麻酔はなしです。
手術しやすいように、子宮口を広げるための器具を入れます。
ラミナリア桿と言う細い綿棒のようなものを挿入し、挿入する本数を増やして広げて生きます。
ラミナリア桿の原料は昆布であり、子宮内の水分を吸い、ラミナリア桿がふくらみはじめゆっくりと広がって生きます。
この子宮口が広がるときに、痛みを感じることがあります。
手術後の痛み
手術後の痛みとしては、子宮が元に戻ろうとするため、痛みを感じることがあります。
痛みの具合は人によってまちまちであるため、生理痛よりも痛く感じると言う人もいれば、生理痛よりは痛くないと言う人もいます。
術後1週間ほどは出血もあり、痛みもひどいということがありますが、徐々に落ち着いてきます。
しかし、いつまで経ってもひどい痛みを感じると言う場合や出血量が治まらないと言う場合は、検診の予定日前であっても、病院に受診することをおすすめします。
初期中絶に必要な同意書とは?!
妊娠初期中絶には同意書が必要となります。
本人だけではなく、相手の男性側のサインも必要となります。
かならずお互いに話し合いをした結果、中絶を行うということになります。
基本的に双方の同意が必要です。
サインをもらえないからと中絶を諦めたりするのは間違いです。
同意をもらえない場合は、医師に相談しましょう。
また、同意をもらえないときに第三者にサインを頼むのもトラブルの原因となるのでやめましょう。
まとめ
人工中絶の場合、妊娠中期に入る前、初期の段階で中絶したほうが、精神的にも肉体亭にもまだよいです。
中絶を考えているのであれば、初期中絶の期間はあっというまに過ぎ去ってしまうため、一日でも早く手術を受けましょう。
しかし、やはり中絶はとてもつらいことです。
一人で解決しようとせずに、辛い時は周りに頼りましょう。
少しでも傷が和らぎますように…。