自宅近くの幼稚園?!それとも幼稚園受験?!それぞれのメリット・デメリット!

子供が生まれ、最初に考えるお受験は、幼稚園お受験かと思います。
子育てをしていくうえで、
- 自宅から近く、自転車や徒歩でも通える地域に密着した幼稚園を選ぶか?!
- 自宅からは少し遠くでも、子供の将来を見据え、有名な私立幼稚園に通わせるか?!
どちらを選ぶにしてもメリットやデメリットがあるため、親としては悩みますよね。
ここではそんなメリット・デメリットを上げてみました。幼稚園を探すのに、少しでも参考になるお手伝いができましたら幸いです。
目次
自宅近くの幼稚園のメリット・デメリット
自宅から近くの幼稚園には、たくさんのメリットがあります。
家から近いため、朝の忙しい時間に子供を急かさずに用意ができるなど、朝からイライラせず心に少し余裕が持てるような気がしますよね。
まず、近くの幼稚園でもっとも重要視されるメリットを上げてみました。
近くの幼稚園のメリット
- お受験をするよりも保育料などの教育関係費用が少なく、家計への教育費の負担を抑えることができる。
公立幼稚園ですと、年間の費用が少なくてすみます。
入園料は5000円から10,000円で、保育料も月々1万円未満のところが多いです。
一般私立幼稚園ですと、初年度は年間60万円ほどかかりますが、有名私立幼稚園の半分の費用ですみます。(※ここでは詳しくは書きませんが、2019年度10月より、一部補助金や幼稚園無償化になるサポートが受けられる予定)
- 緊急時など何か起こった場合、すぐ子供のもとへ行くことができる
- 通園にかかる時間が短く朝の準備にゆとりがもてる
- 幼稚園は何かと園に出向くことが多く、自宅から近いほうが親も幼稚園に行きやすく時間の負担も少なくてすむ
また、自宅から近い幼稚園は地域密着型のため、
- 周りの方たちの温かい見守りがある
- 子供も自宅周辺の道やお店などを覚えることができる
- 近くの農園を貸していただき、収穫などの体験ができる
- 周りの方たちとの交流や、近所の小学校との交流がもてる
- 小学校の学区内の子供たちと幼稚園から知り合える
- 親も小学校の学区内の知り合いができ、気軽にランチができるママ友作りもできる
- 束縛されずのびのびと幼稚園ライフを楽しめる
お金の面や、時間の面でのメリットのほかに、人と人との関わり合いのメリットも大きいことが分かるかと思います。
では、デメリットはどうでしょう?
近くの幼稚園のデメリット
- 公立幼稚園は、2年保育の場合が多い
- 公立幼稚園の数が少なく、自宅近くにないことがある
- 公立幼稚園は行事やイベントが私立幼稚園と比較すると、簡素な傾向があるため、親への負担は少ないがその分、物足りなく感じてしまう
- 公立幼稚園は予算の制約から園舎や設備が古くなりがちで、老朽化が進み安全面でも不安である
- 塾や習い事に通っている子と通っていない子で、できること・できないことに差がでてしまう
- 園バスが運行されている幼稚園は少なく、徒歩や自転車での送り迎えが基本となるため、送迎の負担がある
- 給食がない場合が多く、お弁当を作らなければならない
- 延長保育・預かり保育がない場合がある
- 規模が小さく、人数が少ないためクラス替えが困難である
- 自由保育が中心となるため、やる子は伸びるが、やらない子はできないまま小学校に入る形になってしまう
幼稚園お受験のメリット・デメリット
幼稚園お受験のメリット・デメリットはどうでしょう?
幼稚園お受験にも様々なメリットがあります。
小学校受験や中学校受験と違い、幼稚園受験は親が子供にどう接するかという点が問われる試験です。
ある意味、親の受験といってもいいかもしれません。
受験をする本人はあまりよくわかっていないため、万が一不合格だった場合でも子供が挫折感を味わうこともなく、子供への負担が少ない段階でお受験ができることが大きいかと思います。
幼稚園お受験のメリット
- 幼稚園から小学校へ内部進学制度がある園が多い
内部進学制度があると教育方針も一貫されているため、特色ある教育を長く受けることができる
また、小学校、中学校、高校、大学の受験から解放され、途中から受験する子よりも有利になる。
- 幼児教室で、しつけ、数や言語、体操など、受験に向けて日々教えられるため、幼い時より色々できることが多い
- 恵まれた保育・教育環境のため、常に新しいことを学ぶことができる
- 環境や価値観が似たお友達と一緒に育っていくことができる
- 仲良しの子とは、家族ぐるみの長いお付き合いになる事が多い
- 附属幼稚園、小学校の独特の人脈ができ、今後の人生の中でその人脈が生かされる事もある
将来につながる教育をうけることができ、将来につながる人脈作りもできそうです。
また、受験の苦しみから解放される内部進学制度はとても魅力的だと思います。
では、デメリットはどうでしょう?
幼稚園お受験のデメリット
- 費用面の負担が大きい
幼児教室や保育料以外にも、受験費用や初年度には入園料、制服代、給食費など費用がかさむ
- 幼稚園受験の前に幼児教室に通う必要がある
- 幼児教室に振り回され、お金ばかり投資する親が多く、家庭の経済状況悪化になりかねない
お受験にばかり気を取られ幼児教室に振り回されると、子供は傷つき、経済的にも悪化します。
また、親子関係がギクシャクしたまま、小学校受験、中学校受験まで後を引くご家庭もたくさんあります。
子供のために必死になってしまうのは当たり前のことですが、一生懸命になる部分がズレてしまうと、かえって上手くいかないものです。
幼児教室などに頼らず、ご家庭で子供との日々を大切に過ごす事が、合格への一番の近道なのかもしれません。
- 周りの子供と比較し、親の焦りから、子供に余計な負担をかけ、親子関係に問題が生じ家庭崩壊になる恐れがある
他の子ができることでも、自分の子ができない場合もあります。
もちろんその逆もあります。
そこで周りの子と比べることは親子の信頼関係も崩れかねません。
他の子と比べるのではなく、自分の子のことを考え、焦らずに見守ってあげるのが一番かと思います。
- 親子で向き合う大切な時間が減ってしまう。
親も子も忙しく、一緒に過ごし話をする時間が持てず、時間にも気持ちにも余裕がなくなる可能性があります。
- 附属幼稚園を選んでしまうと、この先ずっと同じ学校になるため、子供同士のトラブルや、学校に馴染めない場合など精神的に子供への負担が大きくなってしまう
せっかく附属幼稚園に入っても、学校や友達と馴染めずやめてしまう場合もあります。
- 高校や大学までの子どもの進学先まで多かれ少なかれイメージしなくてはいけない
先にある程度人生のレールを親が引く必要があります。
ただし、本当に子供が望んでいるレールなのかはその時点ではわかりません
メリット・デメリットを比較してもう一度考えてみよう
近年では少子化の影響もあり、幼稚園は存続をかけ、あの手この手で園の特色を訴え、少しでも多くの子供が園に入ってくれるようにと、人気を得るための戦略を練っています。
そして親も子供によりよい教育を受けさせたいと望み、幼稚園の戦略にハマる形で早期教育がより一層過熱しているようにも見えます。
幼稚園受験をするのは子供です。
そして幼稚園に通うのもあなたではなく、子供たちです。
選択次第で人生が大きく変わってしまう可能性もあります。
選ぶ幼稚園によって、まったく違う生活が待っているかもしれません。
どの幼稚園にも必ず、メリットやデメリットがあります。
選択した道によっては、人生に大きな影響を及ぼすかもしれません。
また、どんなに評判が良い幼稚園でもその子に合うとは限りません。
評判が悪いからといってその子が合わないとは限りません。
まずはお受験の有無に関わらず、事前に希望の幼稚園を子供と一緒に見学し、子供が楽しんで通うことができる幼稚園を選べるよう探してみることをお勧めします。
そして、今判断することはとても難しいことかもしれませんが、希望の幼稚園のメリット・デメリットを比較し、何が親子にとって最善なのかをよく考えて決めて下さい。
まとめ
近くの幼稚園でも、幼稚園お受験でも、メリットやデメリットは必ずあるかと思います。
朝寝坊の子供もいます。
勉強が好きな子もいます。
まずは決断を急がず、よく考えてみてくださいね。
将来を見据えた子供の本当の幸せを。