妊娠中期に喘息発作が?!赤ちゃんへの影響と治療法!喘息発作を防ぐ方法!

元々喘息持ちだと、妊娠中期に入りお腹が大きくなってくると、喘息の発作が起きたらどうしようと心配になりますよね。
発作が出てしまった場合、赤ちゃんに影響が及ばないかどうか、不安ですよね。
咳でお腹に力が入ってしまい赤ちゃんに悪影響を及ぼさないか、薬が悪影響とならないかなどなど…。
そこで今回は、妊娠中期の喘息発作で赤ちゃんへの影響はあるのか否か、治療法はどうなるのか、発作を防ぐためにできる方法などについてご紹介していきますね。
目次
喘息の治療方法とは?
喘息の治療方法についてです。
ステロイド剤
ステロイド剤による喘息発作の治療。
最も効果の高い治療法で、ステロイド剤を服用することで症状がおさまります。
吸引療法
パウダー状のお薬を、酸素の中に混ぜた物を吸い込むという治療方法です。
お薬を吸引するのではなく、酸素を吸引するという方法で治療が行われることもあります。
あまりにも咳き込んでしまい、体内の酸素量が減ってしまっているという場合は、薬よりもまず始めに酸素を吸入する必要がありますね。
拡張テープ
拡張テープというものがあり、気管支をしっかりと拡張させることができるテープです。
背中、肩、二の腕の一部に、小さいテープを張ると、気管支が拡張され、咳が収まったり、呼吸がしやすくなります。
喘息の発作は我慢したほうが危険!?
喘息の発作が出てしまった時、治療をしなければ症状が収まるまでの時間も長くなってしまいます。
適切な治療を行なう必要があります。
喘息発作が続いた場合、危険が及ぶこととなってしまいます。
ここで治療を受けず、発作を我慢してしまうと、赤ちゃんにも危険が及ぶことになり危険です。
酸素が少なくなる
ママに喘息の発作が起こると、苦しくなりますね。
そんな時、赤ちゃんに送られる酸素も少なくなります。
喘息発作が長く続いてしまうと、ママの体内の酸素の量が少なくなってしまいます。
赤ちゃんに送られる酸素もどんどん少なくなり、赤ちゃんが低体重になったり、先天的な障害が残ってしまうこともあります。
お腹に力が入り痛む
喘息の発作により、たくさんの咳が出てしまうと、お腹に力は入ってしまいます。
お腹に力が入ってしまうと、ママのお腹が痛くなったり張ってしまったり痛みを感じます。
するとその影響が子宮にも振動が届き、強く張ってしまいます。
体力の消耗・感染症
咳をすることは、意外と多くのカロリーを消費します。
喘息発作になってしまうと、次から次へと咳がでて、体力をたくさん使います。
すると、体力が消耗してしまい、免疫力の低下が起こります。
すると、感染症が起こってしまいやすくなります。
感染症は種類によっては赤ちゃんにも胎盤を通し悪影響を及ぼしますね。
高血圧・分泌異常
喘息発作が出ると、赤ちゃんだけではなく、ママの酸素量も少なくなります。
体力はどんどん消耗してしまい、一時的に高血圧の症状が起こってしまいます。
分泌異常を引き起こしてしまったり、栄養素を赤ちゃんに送ることができなくなってしまうことおあります。
喘息は無理に耐えるのではなく、早期治療がとても大切です。
妊娠中期の喘息のママはどんな治療が行われいる?
妊娠中期に喘息発作が起こった際、どのような治療が行なわれるのかということについてです。
吸引療法薬
大半のち療法は吸引療法役での治療となります。
吸引により治療が行われることがほとんどです。
ステロイドでの治療はしたくないということも多いですし、拡張テープを使用するとデメリットもあります。
妊娠中のママにも赤ちゃんにも影響をできるだけ与えない治療が吸引療法薬による治療法となりますね。
酸素を吸引したり、気管支を拡張する薬を吸引することで、喘息の発作がおさまります。
発作がひどい場合は…
喘息発作がひどい場合は、酸素量が継続して不足したり、食事が食べることができないということがあり、ママも赤ちゃんにも酸素も栄養素も不足してしまいます。
極端にひどい症状が起こっている場合は、入院での治療が必要となります。
点滴等を用いて、栄養素が送られたり、吸引療法により症状の緩和が行なわれます。
妊娠中期のママが喘息発作を防ぐためには?
では、喘息の発作が出てしまうと、ママも苦しくなりますし、赤ちゃんへのリスクもありますね。
そこで、できるだけ喘息の発作が怒らないように、発作を防ぐ生活を心がけましょう。
こまめな掃除
喘息発作を防ぐためには、こまめな掃除を行いましょう。
アレルゲンにより喘息発作が起こってしまうため、ハウスダスト、カビ等を除去するための掃除をしっかりとこまめに行いましょう。
特に、梅雨期は、カビが生えやすくなります。
こまめに空気の入れ替えをしたり、カビ、ハウスダストが増えてしまう生活環境を防ぐこことが大切ですね。
天気が悪い日の外出
天気が悪い日の外出は控えたほうがよいです。
天気が悪い日に外出すると、機構の変化などの影響を受け、喘息の発作が起こりやすくなります
雨、曇の時期のお天気は低気圧となりますね。
低気圧により喉の粘膜が敏感になります。
すると気管支が狭くなってしまい、発作が起こりやすくなります。
朝のうちは天気が良かったものの、午後にお天気が崩れてしまうという予報の時も外出を控えたほうがよいですね。
風邪に注意
風邪などを引いてしまうと、喘息発作が出てしまいます。
風邪やウイルスにかからない強い身体作りをしましょう。
足元や肩は冷やさないほうがよいです。
また、普段から予防のためにマスクをして外出するようにしましょう。
ただし、喘息の発作が出ているときにマスクをすると苦しくなってしまうのでいけません。
マスクをするのは喘息の発作が出ていない時の予防のためだけに使用してください。
インフルエンザなどが広がっている時はより予防を強化したいですね。
免疫力のアップ
喘息の発作を防ぐためには、免疫力のアップをはかりましょう。
様々なアレルゲンに対して敏感な反応を抑えるために、免疫力を高めます。
免疫力は人体の腸内でつくられているので、善玉菌を増やし、腸内の環境を正常に整えることで免疫力は高まります。
免疫力がアップする乳酸菌やヨーグルト等を摂取しましょう。
発酵食品、新鮮な野菜にも免疫力をアップさせてくれる酵素が豊富に含まれています。
サプリメントなどもあるので、上手に活用するとよいでしょう。
妊娠中期の喘息発作で生まれてしまうことは…!?
妊娠中のひどい喘息発作により咳が出て、お腹に力が入りがちだと、赤ちゃんが出てきてしまうことがあるのでしょうか…。
喘息の発作により、お腹に力が入ってしまうと、お腹の張りなどが生じてしまいます。
しかし、そのまま赤ちゃんが出てきてしまうというようなことはありません。
また、咳がよく出ると、軽い尿もれを起こしてしまうことがあります。
妊娠中期になり、子宮で暴行が圧迫されているため、無意識の内に筋力が緩み少量の尿もれが起こってしまうのです。
破水したのでは、、、?!と心配してしまうことがありますが、尿もれの可能性がありますね。
破水の場合は、尿漏れよりも大量の温かい水が流てきます。
また、喘息の発作により破水してしまうというケースは本当にごく稀です。
赤ちゃんに喘息は遺伝する?!
ママのお腹に赤ちゃんがいる時に喘息の発作が起こると、赤ちゃんにも喘息が遺伝してしまうことがあるのでは?!と心配になることがありますよね。
しかし、喘息自体が赤ちゃんに遺伝してしまうということはありません。
妊娠中期にママが喘息の発作を起こしても、必ず赤ちゃんが喘息になるとは限りません。
アレルギーを起こしやすい体質であるという部分は遺伝する可能性がありますが、必ず遺伝するわけではありません。
まとめ
妊娠中期に入り喘息の発作が起こった場合は、早期治療がとても大切です。
安全性の高い方法での治療を受けることができるので、早めに医師に相談し、喘息の発作を抑える治療を受けましょう。
また、喘息の発作が起こらないような生活を心がけるとよいですね。
喘息の発作で苦しい時、赤ちゃんが苦しくなる前に酸素をしっかりと送って挙げられるように治療を受けることが大切ですね。