毎日同じ服しか着ない2歳児、3歳児に他の服をスムーズに着させるには?

2、3歳児になるとこだわりが強くなり、自分で決めた服、お気に入りの服しか来てくれないということが増えてくると言います。
我が家では息子は4歳くらい、娘は2歳くらいでこの現象が起きました・・・。
その日は突然やってきます。
急にその日からその服しか着ないと言いだすのです。
お気に入りなのでしょうが、毎日同じ服しか着ないのです。
保育所に通っていると、ママとしては同じ服ばっかり着るのではなく、毎日他の服を着てほしいのです。
ところが、他の服を勧めると、絶対に「イヤ!」という状態で、無理やり着替えさせれば、もう登園できないほどの最悪な機嫌に・・・。
しょうがなく夜中に洗濯して、明日の朝にまた着れるように乾かすという日々が続いたことがあります。
たぶん保育園では、毎日同じ服しか着ないなと思われていたことでしょう。
では、ママが選ぶ服を上手に着せるためには?機嫌も悪くならず、スムーズに毎日着たいという服から脱出する方法を解明していきます。
目次
なぜ毎日同じ服しか着ないのか?
なぜこの服にこだわっているのでしょうか。
いくつかの理由がありました。
自分の意思が芽生えてきた
自分の意思が芽生えてきたことにより、周囲の人に言われること全てが「イヤ!」というほど自分を主張します。
そのため、この服じゃないとダメというわけではなく、「ママが選んだものではなく自分で選んだ服が良い」という気持ちが同じ服しか着ない理由です。
この理由は、4歳、5歳のこだわりとはまた別で、2歳、3歳くらいの子供に良く当てはまる理由ですね。
こだわる服に理由が隠されている
この理由は、どちらかと言えば4、5歳の子に良く当てはまる理由ですね。
服のデザインが好きでこれしか着たくないと主張しています。
それだけではなく、着心地も関係します。
着ていて着心地が良いため、その服を着たがるのです。
電車好きになると、電車の服しか着なくなりますよ!
同じ服しか着ない子供にしてはいけないこととは?
無理やり着替えさせる
子供は頑なに毎日同じ服しか着なくなります。
いい加減違う服を着てほしいと思ったときに、無理やり着替えさせるのは正しいのでしょうか?
朝はかなり忙しい時間であり、いつまでも時間をかけて説得していられないー!!と無理やり着替えさせてしまった経験は私にもあります。
ついやってしまいがちな無理やり着替えさせるという行為です。
しかし、これは間違いです。
無理やり着替えさせてしまうと、子供は「自分の意見を聞いてもらえない」と思い、親子の信頼関係に影響を及ぼします。
また、「どうせママのいうことを聞くしかないのだ」という気持ちにもさせてしまい、子供が自己主張できなくなる可能性が高いです。
子供との良い関係を気づいていくためには、「自分が思っていることを素直に話す」「自己主張してくる」ことはものすごく良い事ですので、子供の気持ちを大切にしましょう。
子供の意見を丸呑みする
無理やり着替えさせてはいけないということが前提ですが、子供の意見を丸呑みするのも良くありません。
いつまでも子供が泣いたり怒ったりしたからといって、「じゃあ、その服でいいよ!」といつもいつも許してしまうと、子供は泣いたり怒ったりすれば自分の要求が全て通ると思ってしまうようになります。
時には我慢しなければいけないこともあります。
しかしそれが出来ないと、強調性にかけてしまう子供になってしまうかもしれません。
「着たくないなら着なくていい、それ着てもいいからもうさっさと泣き止んで!」という考えはやめたほうが良いでしょう。
子供の好きな服を着させた方が良い時とは?
子供に毎日同じ服を着させた方がいい時もあります。
子供が保育所や保育園、幼稚園などに通っている場合、朝に起こった出来事がその後の活動に影響するということがあります。
大泣きさせてママが怒ってまで要求を飲まずに連れて行ってしまうと、子供はそのことが心に残っているため、保育園や幼稚園で集中できなかったり、遊んでいるときにそのことを考えてしまい怪我をしてしまったりということがあります。
そんな時は考え方を変えます。
「その服着ていいから泣かないで」という理由で着させるのではなく、「子供はその服を着ることで、ママと離れている不安な時間も安心して過ごすことが出来る」と考えます。
どうしても朝に服の事で大泣きしてしまったり、機嫌がものすごく悪くなってしまうというときは、そんな気持ちでこだわりの服を着させてあげると良いですね。
同じ服しか着ない子供に他の服を着させるには?

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泣いたり怒ったり機嫌が悪くなった状態で着替えさせることはいけません。
うまく着替えさせることが出来れば、子供もママも笑顔で一日を始められますね。
子供の気持ちを共感してから、その服をお休みさせる
まずは、子供が「その服が好きだ」「その服を着たい」という気持ちを共感しましょう。
子供にとって、ママに否定されることはものすごく不安になったり、傷ついてしまうことです。
しかし、毎日同じ服を洗濯して、この服じゃないと何も出来なくなるという状態が続けば、ママも次第に「違うの着なよ!!」と怒ってしまうことでしょう。
それは子供にとっては「この服が好きだ、この服を着たいという気持ちをママは理解してくれていない」という気持ちになります。
そうなると更に「この服を着てやる!」という気持ちがエスカレートします。
逆にいつまでもその服を毎日着るということが長引いたり、ママとの関係も微妙になってしまうかもしれません。
そのため、子供が「その服を好きだ」という気持ちをママは共感してから違う服を提案します。


うん!服を休ませてあげる。
そしたらお着替えをします。
上手くいき着替えさせられたら、服を休ませてあげると決断したことを褒めてあげると更に良いですね。
同じような柄、着心地の服を購入する
子供がこだわりを持ってきている服と同じようなものを購入してみましょう。
子供はその柄が好きなのかもしれませんし、着心地が好きなのかもしれません。
同じような柄のもの、着心地が似ている同じような素材のものを増やすことで、こっちもいいかも!と思った子供は自分から同じような他の服を着てくれるようになります。
電車の服って山ほど出ています。
新幹線だけでもたくさんありますし、通勤電車や特急、機関車トーマスやチャギントンなどもあります。
いろいろ取り揃えておくと同じ服しか着ないということはなくなりますよ。
子供に服を選ばせる
同じ服を着なくなっても、次は違う服がターゲットになったりします。
「ママが選んだ服は絶対に着ない」ということが起きます。
そんな時は、ママは3着ほど服を出して「どれが良い?」と聞いて、自分で決めさせてみましょう。
すると子供は、「自分で選べた」という満足感が得られ、スムーズにお着替えが出来るようになります。
まとめ
我が家では、2歳の次男には3着の中から選ばせ、4歳の長女には似た素材の服を用意しました。
その結果、同じ服しか着ないということが徐々になくなり、他の服もスムーズに着られるようになりました。
その子がその服を着たいと思う理由を察知し、それに対応した対処をすることで同じ服しか着ないということが無くなっていきます。
ちなみに、長男は自宅で過ごしている頃にパジャマから毎日同じ服を着るといい、その服を毎日洗濯してほつれが出てくるまで思う存分着させてあげていたところ、自然とその時期が過ぎ去りました。
その時期が過ぎてからは同じ服しか着ないということは無くなりました。
子供にとってその服が好き!という時期は一生のうちで一瞬だけですし、その服が着られるのもサイズオーバーになるまでのワンシーズンほどです。
大好きな服を出来るだけ思う存分着させてあげようと思えば、ママのイライラも軽減するのではないでしょうか。
子供のイヤイヤはいつになったら終わるの?と疲れてしまうこともありますが、気分転換をしたり、ストレスを発散しながら乗り切りましょう。
この服大好きだよね!
でも、この服、毎日たくさん汚れてたくさん洗濯して、少しくたびれちゃったみたいだね。
たくさん着てあげているから疲れちゃったんだね。
今日1日だけお休みさせてあげよっか?