妊娠中は汗が臭くなる?!妊娠中にかく汗の臭いの原因や対処法!

妊娠が判明してから、汗をよくかく悩みを持つママは少なくありません。
妊娠中は赤ちゃんを守るために、身体に脂肪が付きやすくなったり、血液の量が増し、新陳代謝もアップし、汗をよくかくようになります。
また、暑い時期を妊娠中の状態で過ごすことになると、より汗をかきますね。
汗だけでも、時間が経つと嫌な臭いがしてくるのに、妊娠中の汗は時間が経っていないのに臭うことがあり、ママにとって嫌な悩みとなります。
そこで今回は、妊娠中に汗が臭うようになって場合の原因や対処法についてご紹介していきます。
目次
妊娠中に汗をかく…気になる悩み
妊娠中に汗をかくようになり、多くのママはどのようなことが気になり悩みとなっているのでしょうか。
多くのママが感じている悩みをあげていきますね。
- 汗の量が多い
- 脇汗がひどい
- わきがのような臭いがする
- 汗染みが目立つ
- 汗で化粧が落ちやすくなる
- 自分の臭いが木になる
- 汗が止まらない
などが多く挙げられます。
妊娠すると赤ちゃんを守るためにと脂肪が付きやすくなるため、脂肪量も増え、血液量も増えるため、汗をよくかくようになり、汗の悩みが増えるのですね。
汗は本来は臭くない!!
汗は体内の温度の上昇を防ぐためのものです。
そのため、体内の水分を汗として外に排出することで、空気中に気化し、熱が放出されます。
汗は時間が経つと臭いがしてきます。
汗は皮膚の表面からかくエクリン腺という汗線から出てくるときは、成分がほぼほぼ水分なので、嫌な臭いはしないものです。
しかし、妊娠するとかく汗が時間の経過が無くても臭うということがありいます。
その臭いは皮膚に存在している常在菌の影響を受けているといえます。
常在菌は普段、病原菌などから守ってくれています。
病原菌が肌につくと、体内に侵入してしまい、病を発病するため、常在菌が防いでくれています。
そのため、必要な菌であるということには間違いないものの、汗を書くと皮脂や角質とともに常在菌が流れ出します。
すると常在菌が時間の経過とともに増殖し、臭いの原因となります。
汗の臭いがきつくなるのは約6時間後がピークだと言われています。
アポクリン汗腺から出る臭いは…
アポクリン汗腺とは、脇の下、耳の裏、陰部、乳首に存在しています。
そこから出る汗は表面からでるエクリン腺の汗とはことなり、成分が水分だけではアリません。
水分が約7割から8割を占めているものの、たんぱく質や脂質やアンモニアも含まれます。
そのため普通の汗よりも臭いを強く感じるのですね。
ワキガのような臭いの汗やアポクリン腺からでる汗となり、ただでさえ元々臭いがするのにも関わらず、時間の経過とともにより臭いが強くなります。
妊娠中だと汗が臭いと感じるのはなぜ?
妊娠中は身体の状態は妊娠前と比べて大きく変わりますね。
身体が大きく変化し、脂肪が付きやすくなったり、ホルモンの分泌量が変化したり、身体の状態は見た目も大きく変わります。
妊娠すると汗の臭いをよく感じるようになり、体質が変わったのではないかなどと心配することがあります。
なぜ妊娠中だと妊娠前よりも臭いがきつくなったと感じるのでしょうか。
アポクリン汗腺からの分泌量が増える
汗はエクリン腺とアポクリン腺から出る2つの種類がありましたが、その中でも臭いがもともとするアポクリン腺からの汗の分泌量が妊娠すると増えます。
そのため、妊娠前はアポクリン腺からの汗の分泌量が少なかったため、あまり臭いを気にして居なかったものの、妊娠すると量が増えるため気になるのですね。
また、便秘になると、体内に残る老廃物などが血液に吸収され、汗にも老廃物が排出サれるようになり、アンモニアなどの量が増えると自ずと汗も臭くなりますね。
乳腺の発達
妊娠すると、産後母乳を与えるために乳腺が発達します。
急激に発達した乳腺、乳腺を形成するための細胞の働きが活発になり、乳首にある汗腺も活発に働くようになります。
すると乳輪にある汗腺からでる汗にもアンモニアなどが含まれているため、汗の臭いを強く感じるようになるのですね。
自分の汗の臭いを感じやすくなる
妊娠中は臭いが気になりやすくなります。
特に妊娠初期はかなり臭いに敏感になります。
炊きたてのご飯の香りやお魚料理の香り、歯磨き粉や様々な臭いに敏感になり、臭いが原因でつわりが誘発されることもありますね。
その中で、自分の汗の臭いを敏感に感じて、嫌な臭いと感じることもあります。
そのため、あまり臭い自体はきつくなっていないものの、自分自身は嫌な臭いがすると感じやすくなっているということもあります。
臭いつわりが原因で自分の汗の臭いもきつくなっていると感じている場合もあるのですね。
妊娠中の臭い汗への対処法!
妊娠中によくかく汗を止めることはできません。
そのため、嫌な臭いの汗にはとめる事を考えるのではなく、正しく対処し上手に付き合っていく必要があります。
そこで、妊娠中の臭う汗へ対処法をご紹介していきますね。
汗を放置しない
まずは汗を放置しないことが大切です。
エクリン腺から出てくる汗も、アポクリン腺からでてくる汗も、時間の経過とともに汗と一緒に流れ出した細菌が繁殖すると嫌な臭いがするようになります。
そのため、汗をかいたら放置せずに処理するということが重要となります。
汗をかいたらそのままにしないということが一番の対処法です。
ハンカチやティッシュをつかい、汗をこまめにふきましょう。
6時間以内にシャワーを
汗をかいたときにすぐにシャワーをあびることができれば一番よいです。
しかし、すぐにシャワーをあびることができないという場合はできるだけ6時間以内にシャワーを浴びるようにしましょう。
6時間後が汗が最も臭くなる時間となります。
少量の汗はこまめに拭き取り、できるだけ6時間以内にシャワーを浴びるか、できるだけ早くシャワーをあびるようにしましょう。
6時間以内に着替える
汗をかいた際に、着ていた服を着替えるということも汗の臭いへの良い対処法となります。
すぐに着替えられる場合は着替えてしまったほうがよいですね。
下着などを着替えるだけでも大分違います。
すぐに着替えることができない場合でも、できるだけ6時間以内に着替えるようにしましょう。
汗脇パットの使用
外出する際、妊娠により汗の量が増え、服への汗染みなどがきになるという場合は、汗脇パットを活用しましょう。
汗脇パットを使用することで、外出中の気になる悩みを解消することができますね。
また、マタニティーウェアの中には、もともと汗脇パットがついているタイプのものもあるのでおすすめです。
通気性の良い服を
妊娠中は汗をかきやすくなるため、通気性の悪い服をきてしまっていると、細菌の繁殖を助長してしまい、臭いがより気になるようになります。
そこで、脇の下が余分に空いている服や通気性の良い素材の服を選ぶようにしましょう。
汗シミ対策にもなりますね。
消臭効果のある制汗剤を
市販の制汗剤には様々な種類がありますね。
汗の出を抑制するための効果と細菌の繁殖を抑制する効果があります。
スプレータイプのものロールオンタイプのもの、クリームタイプのものなどと色々ありますが、その中でもおすすめのタイプはクリームタイプのものです。
妊娠中に汗がきになる場合は、クリームタイプの制汗剤を使ってみましょう。
汗拭きシート
汗拭きシートの使用もおすすめします。
汗ふきシートでふきとることで、速攻でキレイになりますね。
またベタベタ感もなくなりすっきりします。
中でも石鹸やフローラル系の香りがするものもあるので、自分にとって良い香りだと感じるものを選び使用しましょう。
制汗剤が不安なときは…!
妊娠中で制汗剤を使用しても、問題はありません。
しかし、不安な場合はミョウバンをおすすめします。
ミョウバンは古代ローマ時代に制汗や消臭のために使用されていました。
食品にも使用されているものなので安心して使用することができます。
ミョウバンを水に溶かしたミョウバン水を制汗剤として使用することができます。
汗対策であせも予防も!
妊娠中は汗の量が増えるため、あせももできやすくなります。
そこで汗への対策をしながらもあせもの対策も行いましょう。
汗への正しい対処法が実践できていれば、あせもも防ぐことができます。
まとめ
妊娠中は脂肪やホルモンの影響をうけ、汗をかきやすくなります。
またかく汗の種類もアポクリン腺からの汗量が増えるため臭いを感じやすくなります。
しかし汗をとめることはできないので、対処法を取り入れながら、上手に汗と付き合っていきましょう。
体質が変わったわけではなく、妊娠を経て出産すると、もとの汗の状態に戻るということがほとんどです。
あまり悩まず上手に汗処理をしていきましょう。