子供が人見知り!パパにも人見知り?!ママとパパができること!

子供がママには元気いっぱいニコニコしてくれるのに、急にママ以外の人に抱っこされるとグズりだす、挙句の果てにはギャン泣き…なんてことはありませんか?
話しかけられるたびに人見知りが出てくると、子供を必死になだめながら同時に相手のフォローをしないといけないのでママは大変ですよね。
子供の人見知りについて悩まれているママはたくさんいます。
成長過程において決して珍しいことではありません。
また、子供の人見知りは他人に対してだけではなく、パパに対して人見知りをすることもあります。
今までは泣かなかったのに、突然なんで?パパのことが嫌いになったの?と、パパの心には深い傷が…。
今回は、子供の人見知りはいつからいつまでなのか、人見知りする原因や対処法、パパに対する人見知りの予防法と対処法をご紹介します。
目次
子供の人見知りはいつからいつまで?
一般的には、ママやパパを認識し始める生後5~7か月頃から始まる子が多いと言われています。
生後間もない赤ちゃんは、最初はパパとママの顔の区別をすることができません。
生後2ヶ月ころになると、徐々にママの声に反応するようになぅたり、ママの動きを目で追う仕草を見せます。
生後5~7か月頃になると、パパやママの顔の区別もつくようになり、常にそばにいてくれたり、身の回りのお世話をしてくれているママを特別な存在として認識するようになります。
その一方で、ママ以外の人に対して不安な気持ちを抱くようになり人見知りが始まるのです。
ただ、子供の人見知りには個人差が大きくあります!
5か月頃から人見知りをする赤ちゃんもいれば、1歳から人見知りが始まる子など本当に幅広いです。
人見知りが終わる時期に関しても、人見知りが始まった時期にもよりますが、ほとんどの子は2~3歳頃には終わるといわれています。
しかし、1歳頃までに人見知りがなくなった子もいれば、最後まで人見知りをすることがなかったという子もいます。
人見知りをしない子もいるのはなぜ?
人見知りはすべての赤ちゃんに見られるわけではなく、また、早い時期から保育園に通っていたり、ママ以外の人と関わることが多いと人見知りをしないということがあります。
また、パパに対する人見知りは、パパが積極的に育児に参加している場合は起きないことが多いです。
しかし、その子のもともとの性格で人見知りをする場合もあるので、社会的要因や環境的要因などいろいろな理由があるので一概には言えません。
子供が人見知りしたときの行動
人見知りをしない、人見知りする度合いも個人差がかなりあります。
ギャン泣きをする子から、不思議そうな表情をしながら見つめる程度の人見知りなどさまざまです。
泣く
普段交流のない人や、知らない人から声をかけられてびっくりしたり、不安を感じると、一番多くみられるのが「泣く」という行動です。
すごい大きな声で泣きわめく子もいて、ママは大変なこともしばしば…。
相手も泣かれると嫌われているのではないかとショックを受けて、距離をおいてしまうこともあるかもしれませんが、実は逆効果です。
少しずつ距離を縮めていくことが大切です。
怖がって隠れる
知らない人が近づいただけで怖がることもあります。
知らない人の視線に大きなストレスを感じる子もいます。
その視線から逃れるように、ママの後ろに隠れてしまうことがあります。
ママを介して少しずつ距離を縮めることが大切です。
固まって動かなくなる
人見知りの子どもは、固まってしまうこともよくあります。
固まってしまうので、知らない人から挨拶されても挨拶が返せなかったり、一言も喋らないなんてこともしばしば。
ママは無理に話させようとせず、楽しく話している姿を見せ続けましょう。
子供の人見知りの原因は?
子供にとってママの存在が大きければ大きいほど人見知りは起きる可能性が高くなります。
パパのお仕事が忙しいご家庭では子供と接する時間がかなり少ないため、パパに対しても人見知りが起きます。
子供の視力がよくなりママか、ママ以外かを認識
生後6ヶ月頃になると視力が0.1ほどになると言われていて、いつも愛情をくれているママを認識できるようになります。
そうすると、もちろんママ以外の人が近づいてくると、「初めて会う人だ」「いつもと違う人」だということも分かってきます。
「この人どんな人なんだろう」と知らない相手にも興味を示します。
それと同時に「ママと違う人が近づいてきた」「何かされないかな」と不安も覚えるのです。
この両者の気持ちが葛藤し合うことで人見知りとなって表れます。
他人に興味のある子供ほど人見知りが強くなるということがあるようです。
子供はママに対して特別な感情や愛着が芽生える
ママには、いつも傍にいてくれる親しい人、安心できる存在と認識しています。
人見知りは、ママとの愛着形成がうまくできている証拠でもあり、見方によっては喜ばしい成長の証でもあるのです。
たまに、おばあちゃんや親戚に「色んな人に会わせないから人見知りになっちゃって…」などと言われることがあるかと思いますが、子供の性格でもあり、親子の愛着形成がうまく確立していることなのでママのせいでは決してありません。
また、1.2時間かけてようやく慣れてくれたとしても、会わない期間が1週間ほど空けば、また同じように人見知りの言動が出てしまったりします。
子供は知らないことに対して不安感を抱く
子供は生まれてから脳も日々成長していきます。
その成長の中で、不安といった複雑な感情も育っています。
そういった感情が成長していくと、知らない人が自分のテリトリーにいることや、自分の体に触れようとすることが、大きな不安となって赤ちゃんに襲ってきます。
それで大声で泣いたり、固まってしまったりと、人見知りがでてくることがあります。
いつもの場所、いつも一緒にいるママと、いつもの時間を過ごすということが、一番安心できるので、そうでないことに不安を感じてしまいます。
子供のパパに対する人見知りは防げる?
パパは普段から子供に接することができるので、人見知りになる前の関わり方で次第ではパパに対して人見知りをする可能性を低くすることができます。
パパと子供の触れ合う時間を増やす
パパと子供が触れ合う時間を増やしましょう。
パパ見知りをするようになる前、生後2ヶ月ごろから、育児への参加を始めましょう。
早いうちから子供と触れ合う時間が多いほど、パパ見知りはしなくなります。
母乳を与えることはママしかできませんが、それ以外の育児はパパでも十分できます。
ミルクをあげたり、お風呂に入れたり、おむつを替えたり、パパにも育児の役割を与えましょう。
また、なるべくパパの声を聞かせてあげるようにしましょう。
一緒にいる時間をなるべく増やしたり、子供とパパが触れ合う時間を作ることで、パパ見知りをしないことが多くなります。
パパとママが仲良しな姿を!
子供にとってママは特別な存在です。
そこでママとパパが仲良しな姿を見せることによって、子供もパパの存在を認識します。
一方で、仲が悪い姿を見せてしまうと、パパのイメージが悪くなり、パパに対して不安感を抱いてしまうようになるので、2人の姿の見せ方も重要ですね。
子供の人見知りの対処法!
他人に対する人見知りの対処法です。
赤ちゃんに愛されているという安心感を!
赤ちゃんにしっかりと愛情を示してあげましょう。
赤ちゃんは、ママの温もりを通して愛情を感じているので、「なにがあってもママが守ってくれる」という安心感を言葉でも態度でも示してあげると、安心してママから離れることに挑戦できるかもしれません。
ママがおでかけして多くの人と仲良くする
まず、子供が人見知りになる場面で多いのが登園時です。
園に送っていったときに、預けようとしてもなかなかママから離れようとせず、泣いたり、抱っこをせがんだり、手や足にくっついて離れなかったりすることもあるでしょう。
そんな時は、ママが幼稚園、保育園の先生と積極的に関わりを持つことが大切です。
こちらから進んで挨拶をしたり、声をかけたりすることで、そんなママの姿を見た子供は次第に人見知りをしなくなっていきます。
「怖いことではない」「不安な気持ちを持たなくていいよ」ということを行動で示すことで、人見知りをしなくなっていきます。
もし子供が挨拶をすることができたら、たくさん褒めてあげてくださいね。
また、いろんな場所にお出かけをすると、色んな人に出会うことができます。
たくさんの人の顔を見ることは、人見知りの克服だけでなく脳にとってもいい影響があるともいわれています。
子供の人見知りは今まで外出をしてこなかったせいではありませんが、やはりたくさんの人と出会うことで少しずつ他人に慣れていきます。
ママが挨拶をしたり、話しかけてくれた人と楽しそうに会話をしている様子を子供はちゃんと見ていますので、まずはママが会話を楽しみましょう!
相手に人見知りが始まっていることを伝える
相手の人も子供に急に泣かれると、「もしかしたら自分の顔が怖かったのかな」「接し方がまずかったかな」とびっくりしてしまう人も多いかと思います。
ここで「実は人見知りが始まっているんです」と一声かけることで、相手の人も納得してくれます。
ほとんどの人は、子供が人見知りをするということを知ってますので、相手をフォローする意味でも人見知りのことは伝えておくとよいでしょう。
最初は、ほっぺを優しくつんつんしたり、おててを軽く触るなど軽いタッチングから接してもらうようにするとよいでしょう。
少しずつ慣れてきたら様子を見ながら抱っこに挑戦してもよいです。
最初は嫌がっていたのに、すんなり抱っこさせてくれたという場面も多くあります。
人前で厳しく叱らない
子供が人見知りをしたときに、その場で注意をしたり、叱ったりしないようにしましょう。
ついつい「どうしていつも挨拶ができないの?」と言いたくなってしまうかもしれませんが、そこは我慢!
人見知りをする子供は恥ずかしがり屋さんが多いため、注意をうけたり叱られたりすることで、余計に人見知りが激しくなったり、人前に出ていくことが嫌になってしまいかねません。
人見知りをする子には、「どうしたらよかったのか」「どうしてほしいか」といったことは、あとから伝えるほうが効果的です。
子供の性格を断定しない
近所の人やお友達ママ、親戚などに話しかけられたとき、自分の子どもが挨拶をしなかったり、泣きわめいたり、固まってしまったり…といったことがありますよね。
子供の人見知りがひどいと周りの目線が気になってしまうかもしれませんが、「この子は人見知りが激しいから…」「恥ずかしがり屋だから…」などと子供の前で説明しないようにしましょう。
子供は、無意識に人見知りをしているので、それをママに断定されてしまうと、「自分は人見知りで恥ずかしがり屋なのだ」と認識してしまうようになります。
子供が人見知りをしても、ママは過剰に反応せず、自然に接しているほうが、子供の人見知りを軽減するためには効果的です。
男性にだけ人見知りする場合、パパやおじいちゃんと仲良くする
なぜか男性にだけ人見知りをするという子もいます。
子供は生まれてから、ママと一緒にいる時間が長く、女性との関わりが中心で、男性との関わりは少ないものです。
男性の顔が怖く見えたり、声にも迫力があるように思うのでしょう。
パパやおじいちゃんと関わる時間を増やして男性に慣れることで、克服につながるかもしれません。
親を介してのコミュニケーション
子供がママのうしろに隠れてしまったり、固まってしまったときも、無理に会話に参加させないようにしましょう。
大人同士の会話を中心にしつつ、途中で「○○ちゃんもそう思うよね」などとママを介して話に少し入ってもらうような形が良いでしょう。
返事をするだけ、うなずくだけでも大きな一歩です。
ポイントは、近くに安心できるママがいる状況であるということです。
特に赤ちゃんは、ママを通して相手がどういう人なのかを判断するため、赤ちゃんが人見知りする相手に、ママが笑顔で接するのをみると、赤ちゃんの緊張をとくことができます。
子どものペースに任せてみる
周りの人と距離を縮めていく、慣れていくペースは人それぞれです。
子供もまだ慣れていない大人やお友達と話し始めるのに時間がかかったとしても、自分なりの距離の取り方を学んでいきます。
気になったり、心配になってしまうかもしれませんが、親が神経質になりすぎて無理をさせてしまうと、余計に不安な気持ちをあおることにもなりかねません。
子供のそばで見守りつつ、行動や言葉に移すタイミングは子供のペースを大切にしてあげましょう。
子供のパパに対する人見知りの対処法!
自分の赤ちゃんに人見知りされてしまうと、パパのことを嫌いなわけではないと知っても、やはりショックに感じますよね。
パパに対する人見知りが始まると、余計にママが育児をする場面が多くなり、パパが育児に参加しにくく遠ざかってしまいがちですが、そこは少しずつ距離を縮めていくことが大切です。
ママが赤ちゃんを抱っこしてパパがあやしたり、おむつを一緒に替えたりと、パパの顔が近くにある状況を多くつくったり、パパの顔を赤ちゃんに触らせてあげるなどして、徐々にパパに対する人見知りを克服していきます。
一生懸命だっこしても泣かれ続けると、心が折れそうになりますが、ママが特別な存在であるだけで、パパが嫌いなわけではありません。
めげずにお世話を続けることで、徐々に赤ちゃんとの信頼関係を築くことができます。
そんな姿をママはそばでそっと励ましてあげましょう。
具体的なシュチュエーションごとに克服方法をご紹介します。
お風呂
パパに対する人見知りが始まる頃になると、お風呂のときもパパだと泣いてしまうようになりがちです。
しかし、その状態が続いても一緒にお風呂に入り続けることで、お風呂はパパと入るものであると子供が思います。
お風呂の間だけはパパに対する人見知りをしないというようなケースもあります。
お風呂の時間をパパと子供の2人で楽しみましょう。
最初の1週間くらいは泣いてしまうかと思いますが、徐々に赤ちゃんも泣かなくなってきますよ。
ギャン泣きしすぎてどうしても無理な場合は、最初はママとパパと子供の3人でお風呂に入るというのもアリです。
寝かしつけのとき
夜の寝かしつけはママが担当しがちですが、パパも関わっていくとよいです。
最初からパパだけで寝かしつけをするのではなく、ママとパパが一緒に寝かしつけをするようにしてみましょう。
ママが抱っこでパパがそばにいるなどと、子供のそばにいて子供の視界に入るようにするとよいですね。
徐々に慣れてきたら、今度はパパが寝かしつけを担当しましょう。
パパの大きな腕のほうが安心感があり、よく寝てくてるようになる場合もありますよ。
少しの間パパと二人きりにする
ママが病院や美容室などに行く際、パパに子供を預けてみるのもよいです。
ママがいない状態でパパだけのときは、パパに対する人見知りの克服チャンスとなります。
おもちゃや絵本で遊んだり、パパならではの身体を使ったダイナミックな遊びを楽しみましょう。
泣き止まないからといって放置すると、余計にパパへの不信感が増してしまい、パパに対する人見知りが悪化するので、放置せず積極的に関わるようにしましょう。
まとめ
子供が人見知りをするというのは、ママへの愛情が深いためなので、ママにとってはうれしいですよね。
人見知りの頻度や激しさは子どもによって個人差があるのは確かです。
よく人見知りをする子だと、ママは気まずい思いをしていしまうこともあるでしょう。
あまりに毎回だと大変ですが、それでも焦らずに辛抱して、子どもの成長を見守っていきましょう。
最後になりますが、子供はパパのことを嫌いで泣いているわけではありません。
パパはどんなに泣かれてもめげないでママと一緒に育児をしてくださいね!