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妊娠中期の胃もたれの原因は?!上手に胃もたれを回避する対処法!

妊娠中期はつわりや母体の状態が落ち着きやすい時期です。

しかし、安定期に胃がなぜがムカムカしがち、胃もたれしてしまうという場合、原因としてなにが考えられるのでしょうか。

そこで今回は妊娠中期の胃もたれの原因や上手に胃のムカムカを回避するための対処法、病院への受診などについて詳しくご紹介していきたいと思います。

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妊娠中期の胃もたれの原因は?!

妊娠中期と呼ばれる妊娠5ヶ月頃から7ヶ月頃は安定期とも呼ばれる時期ですね。

胎盤が完成したり、流産のリスクが低下する時期となります。

妊娠初期から妊娠中期の安定期と呼ばれる時期になると、つわりでご飯を食べることが上手にできなかったのに、徐々に美味しく食事を食べられるようになります。

しかし、妊娠初期になかなか食事がままならなかった反動で、食べすぎてしまうということも少なくありません。

また、不調を感じ続けるという場合もあります。

そんな中、胃もたれや胸焼け、他にもお腹の痛みや立ちくらみやめまい等を感じやすくなるという傾向もあります。

プロゲステロン

胃もたれの原因にはプロゲステロンが関係します。

女性ホルモンの一種で、黄体ホルモンと呼ばれることもあるホルモンの分泌が活発になります。

すると、プロゲステロンというホルモンの影響により、胃の入り口の筋肉が緩み、胃腸の機能が普段以上に弱くなります。

食べても消化のスピードが遅くなったり、長時間食べ物が残ったり、胃もたれが起こりやすくなってしまいます。

胃の入口が緩むため、胃酸の逆流も起こりやすく、胸やけなども起こりやすくなりますね。

胃腸の圧迫

妊娠中期に入ると、どんどんお腹の中の赤ちゃんも子宮の大きさも大きくなってきます。

胎盤や羊水の量も増えます。

すると、重さにより胃腸が圧迫され、胃腸の動きが鈍くなり、胃もたれが起こりやすくなってしまいます。

胃が逆に上へと押し上げられると、胃の位置が高くなるため、胃腸の動きが鈍くなるだけではなく、少し横になっただけで胃酸が逆流してしまい胸やけが起こることもあります。

自律神経の乱れ

自律神経の乱れが原因で胃もたれが起こることもあります。

妊娠すると、プロゲステロンの分泌量が高まるため、女性ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンのバランスが乱れてしまいます。

すると、ホルモンバランスの乱れにより自律神経の乱れも起こり、ホルモンバランスが乱れてしまいます。

自律神経の乱れにより、感情のコントロールも効きにくくなったり、胃などの臓器の動きも鈍くなり、胃酸過多がおこってしまい、胃もたれが起こりやすくなります。

妊娠中期の胃もたれへの効果的な対処法!

妊娠中期の胃もたれへの効果的な対処法としては、時間が経つと落ち着くことも多いのですが、妊娠後期まで胃もたれが続いてしまうということもあります。

また、お腹が大きくなるにつれ、余計に胃もたれなどの症状がひどくなっていくということもあります。

そこで胃もたれへの効果的な対処法を知ることで、症状を改善することができます。

食事による対処法

まずは食事による対処法があります。

胃もたれや胸焼けがひどいと、お腹が空いていても食事をとりたくなくなってしまうことがあります。

しかし、食事による工夫で胃もたれや胸焼けを軽減することができるので、おこなってみましょう。

食べ方

まずは食事の際の食べ方を工夫しましょう。

お腹が空いたら食事をするという方法だと、空腹時は胃酸が強まるため、胃もたれや胸焼けが起こりやすくなります。

妊娠中期は空腹を避けることが胃もたれを防ぐことになります。

空腹を避けるためには、一日の食事の回数を、5,6回などと小分けにして食べるようにしましょう。

妊娠前に一食に食べていた半分くらいの量ずつをこまかく食べるようにするとよいです。

体重増加を心配することもありますが、食事の回数が増えても一度に食べる量が少ないので深く心配することはありません。

胃の働きが弱まっていいるとき食事をするよりも、消化が早く、胃に負担をかけることなく、胃もたれを防ぐことができます。

また、消化をより促すために、胃酸の酸性度も中和されるため、よく噛んでゆっくりと食事をすることをおすすめします。

消化によい食べ物

食事の際は消化に良い食べ物を食べるようにしましょう。

胃もたれや胸焼けが起こっているときは、消化のよいうどんやおかゆやヨーグルトなどがおすすめです。

クラッカーやヨーグルトは小腹が空いたときによいですね。

また、消化しやすいようにするために、温かいスープや茹でた野菜、小さくカットしたりすりおろしたし潰した果物などもおすすめです。

水分摂取量

水分を摂取することは妊娠中にとても大切なことですが、水分の摂取を食事の際にしすぎると、胃酸が薄まり消化が遅くなってしまいます。

一気に飲むのは避け、こまめに少量ずつ水分を摂取することが大切です。

一方でどうしても食事ができない空腹時に、胃酸が強まり胃もたれや胸焼けを感じる場合は、水分を摂取することで胃酸が薄まるので対策としておすすめです。

控えるべき食べ物

女性ホルモンの影響や胃腸の圧迫などで胃もたれが起こっていますが、胃もたれを防ぐために避けたほうがよい食べ物もあります。

冷たい食べ物や飲み物、カフェイン、動物性たんぱく質などは、胃もたれを起こす原因となりやすい傾向があります。

たんぱく質は動物性よりも植物性から摂取したり、魚から摂取するとよいです。

調理法

胃もたれを防ぐためは、消化しやすい調理法を行なうということも大切です。

スープや鍋や消化の良いうどんやおかゆなどがおすすめです。

また野菜はミキサーなどで細かくしてスープなどにするとよいですね。

油が多い調理方法は胃もたれの原因となるので控えることをおすすめします。

日常での対策方法

日常の生活の中で行なうことができる生活方法についてです。

胃を冷やさない

胃を冷やさないようにすることも大切です。

血のめぐりが悪くなってしまうため、冷えは大敵となります。

対策方法としては、足元を冷やさないようにしたり、お腹の周りを温めることで胃の冷えを防ぐことができます。

胃があたたまると、胃腸の働きがよくなり、消化がスムーズに行われ、芋たれを防ぐことができます。

枕を高めに

寝るときは枕を高めにすることをおすすめします。

妊娠中は胃が圧迫されやすいため、横になっただけでも胃酸が逆流してきて、胃もたれや胸やけがおこりやすくなります。

胃酸が逆流しないように、枕を高めにすることをおすすめします。

ハーブティー

ハーブティーを飲むのもおすすめです。ハーブティーには胃の働きを助け、胃もたれ等を防ぐことができる効果がああります。

ハーブティーの中にも、胃もたれをおさえる効果があるものもありますが、ハーブ系のものだと妊娠中にはあまりよくないものもあるので注意しましょう。

食後の胃がすっきりしたり、消化を助けてくれるため、食後に飲むとよいですね。

またハーブティーを飲むことで気持ちもリフレッシュしストレス解消にも効果的です。

自律神経を整える

自律神経を整えることも大切です。

自律神経の乱れは女性ホルモンの影響を受けておこりますが、ストレスや不規則な生活によっても乱れることがあります。

ストレスを上手に解消したり発散することが大切です。

溜め込まないようにしましょう。

また、ウォーキングやストレッチ等をおこない適度に身体を動かすことも大切です。

妊娠中期の胃もたれがひどい場合は受診すべき?!

妊娠中期の胃もたれを感じた時は、上記でご紹介したような対処法を行ってみましょう。

それでも全く改善せず、どんどん症状がひどくなってしまい辛いというような場合は、病院に受診することをおすすめします。

かかりつけの産婦人科に受診し医師に相談してみましょう。

胃もたれの原因が逆流性食道炎や妊娠悪阻の可能性も考えられます。

妊娠中でも服用できる薬を処方してもらう場合もあります。

ひどいときは無理せず受診し相談しましょう。

まとめ

妊娠中期は胃もたれや胸焼けが起こりやすい時期なのですね。

まずは、対処法を試してみて、それでも改善が全く見られず辛い場合は、一度病院に受診し医師に相談しましょう。

赤ちゃんのためにも、無理せずゆっくりと過ごしたいですね。

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