妊娠中の料理に料理酒を使っても大丈夫?!影響や注意点!

日本料理にとって、料理酒は欠かせない調味料の一つですね。
一家に1本は必ずある調味料といっても過言ではありませんね。
そんな料理酒ですが、妊娠中のアルコールの摂取は避けるべきだと言われていますが、料理に料理酒を使用する場合はなにか影響は及ばないのでしょうか。
料理酒も元はお酒ですね、アルコール度数もあります。
そこで今回、妊娠中の料理酒の使用について、使っても大丈夫なのか、影響や使用する際の注意点などについて詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
料理酒とは?
料理酒とはいえ、様々な種類があります。
料理酒と記載されている一般的な料理酒もありますが、みりんも料理酒となりますし、普段普通に飲まれることが多い日本酒も料理酒として使用されることもあります。
ワインを料理酒として使用するレシピなどもありますね。
洋食なのか和食かで使い分けられることが多いですね。
料理酒には他にも様々な種類があります。
様々な料理酒の共通点はアルコールが含まれているという点ですね。
料理酒にはアルコールが含まれます。
料理酒とは?
料理酒は料理に使用するお酒ですね。
塩分や酢等を加えたものは鋳造調味料として扱われます。
塩分などが加えられていないものは料理用清酒となります。
アルコール成分とともにアミノ酸、盗塁、有機酸などが含まれるものは合成清酒です。
日本酒とのアルコール度数はあまり差がありません。
アルコール数だけを比較すると料理酒も日本酒もさほど違いがありません。
しかし、塩分などが加えられているため、直接そのまま飲むことができないというのが大きな違いですね。
そのため、普通の日本酒よりも安く購入することができます。
料理用として使用できるように加工され、買い求めやすくされているのですね。
アルコールを摂取することにより及ぶ影響とは?
ではアルコールを摂取してしまった場合、妊娠中のママが気になるのは胎児への影響ですね。
アルコールを摂取した場合、胎児にはどのような影響が及ぶことが考えられるのでしょうか。
胎児性アルコール症候群
ママがアルコールを摂取すると、赤ちゃんの身体にもアルコールが行き届き、アルコールを 分解することができない赤ちゃんの身体にアルコールが残ってしまいます。
その影響で赤ちゃんに奇形や発達障害、低体重などという影響が及びます。
大人はアルコールを摂取しても肝臓によりアルコールが分解されますが、発達途中の赤ちゃんは分解することができません。
大人にとっては少量のアルコールでも、赤ちゃんにとっては大量のアルコールとなり影響を及ぼします。
流産
アルコールを摂取することにより、流産のリスクも高まります。
妊娠中にアルコールを摂取していない場合とした場合を比較すると、確率は2倍にも及びます。
アルコールの摂取を少量に抑えたとしても、流産のリスクが低くなるというわけではありません。
妊娠中でも料理酒なら大丈夫!
妊娠中は料理酒なら大丈夫なのか、料理酒でもダメなのか。
答えは料理酒なら大丈夫です。
妊娠中に避けるべきアルコールは含まれていますが、料理をする際は、煮たり、焼いたり、という調理が行われるため、加熱しているときにアルコール分は飛びます。
アルコールは約78.3度で蒸発するため、大丈夫です。
また、温度をいちいち測るのが面倒であると言う場合の目安としては、煮立ち、湯気が出ていれば、アルコールは蒸発しています。
風味が残っていても、アルコール分は蒸発しているので安心して食べることができます。
赤ちゃんへの影響は?
料理酒は料理過程で蒸発するとわかっても、ママにとっては多少蒸発できていなくても大丈夫でも、少量でも大量の量となってしまう赤ちゃんにとって、調理後でも本当に影響がないのかと不安になりますよね。
しかし、料理酒を使用した料理は赤ちゃんへの影響も心配いりません。
焼いたり、煮たりすればほぼアルコールは蒸発していますし、万が一残っていたとしても、ほんのごくわずかであり、赤ちゃんへの問題がないといえます。
調理中の湯気は?
調理することでアルコール分は蒸発するため、安心して食べることができます。
しかし、調理中に出ている湯気は、アルコール分が含まれている湯気となるため不安に感じますよね。
しかし、湯気がお酒のニオイをしていても、特に赤ちゃんへの影響はないので気にせず調理を続けて大丈夫です。
一方でアルコールにものすごく弱いという場合、アルコール分が蒸発するときの湯気を吸うことで、気分が悪くなったり、頭痛を感じたりすることがあるので、アルコール分に弱いと言う場合は調理中の湯気にも注意しましょう。
調理をしているときに窓を開けたり換気扇を回すとよいですね。
赤ちゃんには影響はありませんが、ママが湯気を吸い込んだことによりフラフラしてしまい倒れてしまうと大変です。
換気をしながら調理しましょう。
料理酒は欠かせない調味料
料理に料理酒を使用することで、肉や魚のくさみが消え、妊娠中の味覚が敏感な時期でも美味しく食べられる料理になります。
旨味もますので美味しくご飯が食べられますね。
また、食材も柔らかくなり、消化しやすくなるのでおすすめです。
調理の仕上がりが早くなると言う効果もあるので、身体がだるいと感じたり疲れを感じやすい妊娠中の調理の時短にもなるので大きな味方となる調味料ですね。
妊娠中の料理酒を使用する際の注意点!
料理酒を使用することは妊娠中でも問題ありませんが、いくつかの注意点に気をつけて使用することをおすすめします。
摂取量に注意
加熱によりアルコールは蒸発しますが、摂取のしすぎには注意しましょう。
販売されている料理酒の中には、塩分が含まれているものもあります。
塩分が含まれている料理酒を摂取しすぎると妊娠高血圧症候群などのリスクが高まったり、体重増加の原因となります。
煮切り
料理のメニューによっては料理酒を加熱せずに使用する場合もあります。
しかし、加熱していない料理酒にはアルコールが含まれているので避けたいものとなります。
料理酒を使わないで調理すると言う方法もありますが、煮切りをすることで上手に調理することができます。
加熱せずに使用するところを、一度料理酒をひと煮立ちさせてから使用するこで、アルコールを飛ばした状態の料理酒を使用し作ることができます。
ひと煮立ちさせた後は冷やしてから使用しましょう。
そのまま飲まない
料理酒の種類によっては、合成清酒の場合、日本酒のように飲むことができるものもあります。
しかし、料理酒をお酒代わりに使用するのはやめましょう。
料理酒を上手に使おう! 入れるタイミングは?!
料理酒を使用する場合、調理過程でどのタイミングで入れるか、大きなポイントとなります。
料理酒を入れるタイミングとしては、味付けの際、砂糖を入れる前がベストタイミングとなります。
まだ料理酒をいれるには早いかなと感じますが、アルコール分をしっかりととばすためにも、早めに入れましょう。
日本酒やワインを料理酒として使用しても大丈夫?!
日本酒やワインを料理酒として使用することもありますね。
妊娠中でも日本酒やワインを料理酒として使用しても問題ないと言われています。
しかし、使用する際は必ず十分に加熱しアルコールを飛ばすということをしっかりと行いましょう。
お酒を使用したお菓子やスイーツに注意
お菓子やスイーツにワインやブランデーが使用サれている場合は、加熱指定ない状態で摂取することになるので、注意が必要です。
飲むのとは異なり、少量なので、誤って食べてしまっても、大きな影響が及ぶことはないでしょう。
しかし意識的に避けるようにしたいものですね。
まとめ
妊娠中でも料理酒であれば問題なく使用することができます。
神経質になりすぎるとストレスとなったり疲れてしまうので、あまり気にせず料理酒を使って美味しいご飯を作りましょう!