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細菌性腟炎と不妊の関係はある?!妊娠初期に感染した場合の影響や治療法!

細菌性腟炎とは、女性の膣内の細菌のバランスに大きく関係している病気となります。

身体の中にある常在菌が大きく関係し、誰にでも発症することのある病気の一つです。

細菌性腟炎は慢性化してしまうこともあり、慢性化すると不妊症の原因となる場合もあります。

そのため放置することのできない病気ですね。

そこで今回は細菌性腟炎はどのうような病気なのか、細菌性腟炎の症状や発症の原因、万が一発症した場合の治療法や対処法について詳しくご紹介していきますね。

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細菌性腟炎とは?

細菌性腟炎とは細菌性腟症と呼ばれることもある病気です。

女性の膣内には様々な細菌がありますが、その中の悪玉菌に分類される大腸菌などが繁殖してしまうことにより発症する病気となります。

空気にふれることで活動が弱まる嫌気性の細菌が原因である病気だと言われてきたものの、細菌の研究結果によると、細菌以外にも空気に触れることにより、活性化してしまう好気性の菌も関係し発症することがあると判明しています。

かんじた膣炎や鶏もこなす膣炎などの性感染症とは違い、症状を引き起こす原因となる菌や微生物が見つからない特徵があり、非特異性膣炎とも呼ばれています。

更に、細菌性腟炎と呼ばれるのは、明らかな炎症症状は見られません。

そのため。臭いやPH値、おりもののじょうたいなどがWHOにより定めfられている基準に合致している場合、細菌性腟炎と呼ばれる状態だと判断去れます。

自学症状はない場合がほとんどです。

細菌性腟炎の原因とは?!

では細菌性腟炎の原因についてです。

実は細菌性腟炎は原因がすべて解明されているわけではないものとなります。

しかし、膣内の細菌のバランスの変化が関係しているということは判明しています。。

健康的な膣の内部の場合、様々な細菌が常在しているものの、その中の約75%から95%は乳酸桿菌です。

この乳酸桿菌が十分に働いていると、膣内は酸性に保たれているため、悪い影響を与える細菌は侵入しにくくなります。

膣内を正常に清潔に保つための乳酸桿菌なのですね。

しかし、ストレスを感じいていたり、強い疲れを感じていたり、体調不良などがおこっている場合は、自律神経が乱れ、免疫力が低下してしまいます。

すると悪さをする菌がどんどん膣内に侵入したり、元々膣内にあるものの善玉菌により働きが抑え込まれている悪玉菌、大腸菌などが増殖し膣内の細菌バランスを見だします。

すると細菌性膣炎が発症してしまうのですね。

細菌性腟炎の症状とは?!

では細菌性腟炎の症状についてです。

細菌性腟炎の症状は以下のものが挙げられます。

おりものの変化・異常

まずはおりものの変化が起こります。

細菌性腟炎の少ない自覚症状の一つとなります。

おりものが白やクリーム色などの正常な色ではなく、灰色のおりものが分泌されるようになります。

量はさほど多くないのが特徵で、粘りけもすくなく、水っぽいサラサラとしたおりものが分泌される特徵もあります。

細菌性腟炎場合、おりものの臭いにも大きな特徵のある変化が起こります。

生理後や性行為の後は菌が増殖しやすく、魚が腐ったような臭いがすることがあります。

正出血が起こることもあります。

下腹部にずっと排尿感を覚えるという場合もあります。

自覚症状がない

細菌性腟炎の場合、無症状の場合も少なくありません。

しかし、発症している事に気づかずにすごしていると合併症を引き起こしてしまうこともあるので注意しましょう。

細菌性腟炎の場合の治療方法!

細菌性腟炎になってしまった場合は、以下のち療法を試してみてください。

抗生物質の投与

まずは抗生物質の投与が行なわれます

細菌性の膣炎の治療法として、膣錠を使用した局所的な治療が行われるのが基本的な治療法となります。

膣内に抗原虫薬、または抗生物質を直接投与する治療が行なわれます。

抗原虫薬は、乳酸桿菌を殺菌しないメトロニダゾール膣錠250mgが投与されることが多いです。

抗生物質として使用されるのはクロラムフェ二コール膣錠100mgとなります。

膣錠は1日に1回、一錠挿入します。

約6日間の連続投与が1周期となります。

初期治療としては、膣洗浄が行なわれ、薬の効き目を高めます。

膣洗浄を毎回行ってしまうと、乳酸桿菌の働きが抑制されてしまいよくありません。

膣洗浄は初期に飲み用いられ、その後は局所療法となりますね。

1周期の治療が終わっても、感染が完全に収まっているのか否かは自己判断できません。

治療終了後は自己判断せずに医師の診察を受け、感染がしっかりと収まっているかどうか確認するようにしましょう。

妊娠中の治療方法!

妊娠中の細菌性腟炎の治療方法も、膣錠により行なわれます。

メトロニダゾール膣錠もクロラムフェにコール膣錠も妊婦さんへの使用についての制限がないのです。

そのため一般的な治療法として、メトロニダゾールの内服薬が用いられます。

内服薬の妊婦さんへの安全性は確率されていません。

初期に当たる3ヶ月ころまでは経口投与はしないようにとされています。

細菌性腟炎は放置しないで…。

細菌性腟炎は炎症症状が乏しく、自然治癒で治ることもあります。

しかし、放置し悪化してしまうと、様々な症状が出たり、性感染症を合併しやすくなってしまいます。

卵管、腹膜への上行感染、不妊症の原因ともなります。

できるだけ早く医療機関に受診し適切な処置をしてもらうことが大切です。

放置するのはやめましょう。

細菌性腟炎の妊娠へもたらす影響とは?!

では細菌性腟炎の妊娠にもたらす影響についてです。

不妊

まず1つ目は不妊の原因となってしまうことがあるという点ですね。

子宮頸管炎、子宮内膜炎などを引き起こしてしまうことがあります。

重症化した場合、卵管炎、骨盤腹膜炎などの病気が発症してしまうことがあります。

卵管炎は子宮の奥で起こるため、治療がかなり難しくなります。

更に卵管炎が重症化した場合、卵管の癒着が起こってしまい、不妊症となったり、子宮外妊娠が起こる可能性が高まることがあります。

細菌性腟炎が重症化してしまう前に、早期治療を開始するということがものすごく大切です。

早産

妊娠中に細菌性腟炎になった場合、胎児を包む絨毛膜と羊膜に感染してしまうと、絨毛膜羊膜炎になってしまうことがあります。

絨毛膜羊膜炎は、早産、前期破水などが起こる原因となり、新生児の赤ちゃんにも影響が及びます。

分娩後、産褥子宮内膜炎との関係もあります。

妊娠中期になると、子宮内腔、子宮口は閉じるため、細菌は侵入できなくなると言われています。

そのため、細菌が絨毛膜や羊膜に達してしまうのは妊娠初期の時期ですね。

妊娠を希望している場合は、日頃から膣の状態やおりものの状態を入念にチェックし、異変に気づいたら早く受診し治療を受けると言うことがものすごく大切ですね。

新生児の病気の原因に?!

細菌性腟炎が新生児の病気の原因となってしまうこともあります。

細菌に母子感染すると、新生児は肺炎や髄膜炎になってしまうことがあるのです。

絨毛膜羊膜炎が発症し早産となってしまうという場合、新生児は呼吸窮迫症候群、周産期死亡率が3,4倍高まるというデータもあります。

また、脳性麻痺や菌血症などの重篤な病気に発展してしまうこともあります。

妊娠中は新生児の赤ちゃんへの影響も考え、異変に気づいたら早めの受診、早めの治療が大切です。

細菌性腟炎の予防方法と再発防止策!

では細菌性腟炎の予防方法や再発防止策についてです。

ストレス

まずはストレスを貯めないようにしましょう。

強いストレスを感じたり、慢性的にストレスを感じていることにより、ホルモンバランスや自律神経が乱れてしまう原因となります。

免疫力の低下を招いてしまうこともあります。

免疫力が低下するのは、ストレスを受け、副腎皮質から免疫抑制機能をもつホルモンであるコルチゾールが分泌されたり、自然免疫に重要な役割を持っているナチュラルキラー細胞、白血球の一種であるマクロファージなどなど、免疫系細胞の働きが低下することによるからです。

膣環境はエストロゲンなどのホルモンにより調整されるため、ホルモンバランスが乱れると膣内の環境も悪化します。

ストレスを受けた場合、精神的なダメージだけではなく、膣内などにもダメージが及びます。

ストレスを溜めない、上手に発散する、ストレスとうまく付き合うことが大切です。

規則正しい生活

続いて規則正しい生活を心がけることも大切です。

自律神経、ホルモンの分泌などは、生活リズムと大きな関わりがあります。

自律神経、ホルモンバランスを整えるためにも、規則正しい生活を心がけましょう、

適度な運動やバランスの取れた食事、質の良い睡眠をとることが大切ですね。

また、生活リズムが乱れていると、血行不良となり、分泌されたホルモンが正常に運ばれなくなり、うつ症状に見舞われたり、不眠症となってしまうこともあります。

他にも様々な不調が起こることとなり悪循環となってしまうので、規則正しい生活を送り、細菌に負けない強い身体をつくりましょう。

洗いすぎない

膣を洗いすぎてしまうとよくありません。

外陰部、膣内を清潔に保つと言うことは大切です。

しかし、膣内を石鹸で強く洗ったり、ビデなどで洗うのはやめましょう。

自浄作用に必要である乳酸桿菌までもが洗い流されてしまい、健康的な状態を保つことができなくなってしまいます。

石鹸やボディーソープはアルカリ性のものが多いため、酸性に保たれている膣内のバランスを見出してしまうこともあります。

性器を洗う際はぬるめのお湯で優しく洗い石鹸の使用は控えましょう。

おりものシート

細菌は湿った場所、35度程度に保たれている場所で繁殖しやすく増殖してしまいます。

シートやタンポンやナプキンを長時間使用するのはやめ、こまめに取り替えるようにしましょう。

汗で湿ってしまっている下着や締めつけ感の強い下着もおすすめしません。

清潔で風通りの良いものを身につけるようにしましょう。

細菌性腟炎の予防と治療方法!

では細菌性腟炎の予防や治療方法についてです。

細菌性腟炎を発症させないためには、日頃から免疫力を高めておくことが大切ですね。

規則正しい生活で菌に負けない身体をつくりましょう。

また、普段とは違う症状などが現れた場合は、早めに受診し早めの治療を受けましょう。

まとめ

細菌性腟炎の症状としてはわかりにくいものの、放置し悪化してしまうとものすごく大変な症状に見舞われてしまうことになります。

細菌性腟炎かなと思うような症状が見られた場合、おりものの変化などがある場合は、早めに医師に相談し診察をうけましょう。

また、細菌性腟炎だった場合、あかちゃんへの影響を避けるためにも、早めに治療をしっかりと受け、その後しっかりと予防していきましょう。

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