病院嫌い、注射嫌いで泣いて受診を拒む子供が変わるきっかけは?

病院嫌い、注射嫌いの子供って結構多いと思います。
我が家の長男も病院と注射が嫌いで、病院に行くというだけで涙目に…。
病院へ着けば大泣きし始め、診察の時には手が付けられないなんてこともありました。
私の次男は割と病院を拒まないので個人差がありますが、「病院嫌いを克服してほしい」「注射にスムーズに連れて行きたい」と思いますよね。
病院嫌い、注射嫌いになる原因がママやパパの接し方にあるという見方もあります。
ではどう接して受診させたらよいのでしょう。
今回は、病院嫌い、注射嫌いでの受診を拒む子供にママやパパがしてはいけないことと、うまく連れて行けるようにする接し方をご紹介します。
目次
子供の病院嫌い、注射嫌いの原因は?
なぜこんなに泣くのだろう、なぜ受診してくれないのだろう、困ったなぁ…。
しかし、子供が病院で泣くのも、受診を拒むのも無理ありません。
子供だって体調が悪い時は機嫌も悪い
病院へ受診するという事は、どこかが痛い、具合が悪い状態です。
そんな時、子供だって機嫌が悪くなります。
子供が小さい頃は、症状をママにうまく伝えられないため、ママが機嫌が良いか悪いかで判断しますよね。
お話ができるようになってからも、体調が悪い時は機嫌が悪くなってしまいます。
その為、「病院へいくのが嫌だ!」という気持ちが高ぶり泣いてしまいます。
大人も体調が悪いと、体や心がしんどくなり、泣きたい気持ちになることありますよね。
子供も同じです。
体調が悪いといつもなら耐えられるようなことも耐えられず涙が出てしまいます。
何をされるのかわからないから不安
多くの場合、医師の方は子供にではなくママやパパに診察の過程や病状などを説明しますよね。
しかし、子供は「今から何をされるのか」「どうなっているのかが分らない」そんな状態で診察される為、大きな不安を感じます。
子供にも分かりやすく簡単に診察の内容を伝えてくれるお医者さんがいる病院を選ぶと良いのですよ。
予防接種は痛いから嫌!
予防接種は子供の機嫌が良い時、体調が良い時に受けなければいけませんよね。
機嫌が良くて絶好調な時に痛いことをされる場所と覚えています。
そのため嫌いになってしまいます。
子供の病院嫌い、注射嫌いが悪化するのはママの接し方が原因?
病院嫌いのお子さん、病院で泣いてしまう子供についしてしまいそうな接し方です。
これをしてしまうと病院嫌い、注射嫌いが悪化しますので注意が必要です。
子供に嘘をついて病院に連れていく
子供が病院を嫌って行きたがらない時に嘘をついて連れて行くのはやめましょう。
例えば、本当は病院へ行くのにも関わらず、「公園へ行こう」「お買い物に行こう」などと子供に伝えることです。
子供はママに嘘をつかれた、騙されたと感じてショックを受けてしまいます。
すると、信頼関係が崩れてしまい、「病院は怖くないよ」と伝えても信じてもらえなかったり、病院をいつまでたっても克服できなくなってしまいます。
また、病院に限らず子供がママの言うことを信じられず、聞かなくなってしまう場合もあります。
ご褒美で釣って病院に連れていく
子供が病院へ行く際に、「頑張ったら○○買ってあげるから」と物で釣るのはやめましょう。
子供が頑張った後にご褒美として何かをプレゼントするのは良いのですが、受診前に言ってしまうと都合の良い条件が用意されていなければ頑張れない子供になってしまいます。
病院に限らず、都合の良い条件が用意されていなくても自分から進んで挑戦していく気持ちを育てるのは大切なことです。
内緒で病院に連れて行く
何も伝えないまま、連れて行くのはやめましょう。
子供の恐怖心や不安な気持ちをより一層増幅させてしまう事になります。
また、「子供が何かを知りたい」という気持ちをママが無視してしまうのはやめましょう!
普段から病院を怖いものとしない
「ママの言う事を聞かないなら病院だよ!」「ママの言う事を聞かないなら注射してもらうからね!」といった言葉を言っていませんか?
こういった形で病院や注射の話題に触れてしまうと、子供は注射は悪いことをした時の罰だと思ってしまいます。
しかし、注射は罰ではありませんし、誰だって罰を受けるのは嫌です。
罰だと思うと子供は余計怖くなって嫌いになってしまいます。
普段から注射は病気から守ってくれるものなどと教えておいた方が良いでしょう。
病院へ行く時・終わってからの「ごめんね」
病院へ行く前、診察後、子供が泣いているとかわいそうだと思い、つい「ごめんね」と言ってしまう事があります。
しかし、謝ることではありません。
子供のために必要なことなので謝らないようにしましょう。
ママは謝るよりも、褒めてあげることを優先しましょう。
病院嫌い!注射嫌いを克服!子供に病院に行かせるためのママの接し方!
多くの子供が診察を終えると、さっきまでの大泣きはどこへ行ったの?とビックリするほどケロッとしますよね。
我が家では、診察前までは大泣きして、「病院いやだ。行きたくない」しか話さなかったと思いきや、診察が終わるとケロッとして達者なトークが繰り広げられます。
おもちゃをたくさん出して遊んだり、お会計までの待ち時間がてんやわんやになるほどです。
子供がスムーズに受診できるようにママが事前にしてあげられることを紹介します。
診察で何をされるのかシミュレーションしよう!
事前に自宅や待ち時間にママが病院で何をさせるのか説明し、不安な気持ちを和らげてあげましょう。


✖ 病院にいかなかったらずっと体調悪いままだよ。
〇 先生がお腹の音を聞いてくれるんだって
〇 お口の中にバイキンがいないか診てくれるんだよ
実際にどんなことをされるのか、医師の真似をしてあげると良いでしょう。
これを行っておくだけで、子供の不安な気持ちは軽減され、落ち着いた気持ちで診察にのぞめるようになるでしょう。
そして、終わったら褒めることを忘れない事も大切です。
上手に診察できたときは、目一杯褒めてあげましょう。
次の診察も上手に受けられるための重要ポイントになります。
子供が「できた!頑張れた!」と実感する必要があります。
予防接種がなぜ必要なのか説明しよう!
予防接種の場合は、前日からの準備が大切です。
当日に伝えても、行きたがらずバタバタしてしまう可能性があります。
まずは、前日に子供に予防接種をするという事、なぜするのかを理解させましょう。


〇 病気になったら大変だね。遊べなくなっちゃうね。強くなるための注射なんだよ。
当日も、出発前に時間があれば、もう一度説明してあげると良いでしょう。
診察の時と同じで、病院へ着いてからの一連の流れ(診察→注射)の説明をしてあげると良いです。

終わった後は、診察と同じでたくさん褒めてあげましょう。
予防接種の注射は痛いので、説明をしっかりしても泣いてしまうかもしれません。
しかし、泣いた事を責めるのではなく、「良くできたね!頑張ったね!」と褒めてあげましょうね!
まとめ
子供が病院を克服し、受診を拒まないようにするためには、子供に病院の意味や医師がすることを理解させ、子供が理解し納得したうえで受診するのが望ましい形なのです。
何度か繰り返しているうちに、自分から病院へ行く!という日が来るかもしれませんね。
最後に、あまり触れませんでした、病院選びもとても大切なポイントです。
子供の恐怖心を取り除くのが上手な小児科の先生がいました。
我が家でも、かかりつけの病院が休診の際に、腕は良いもののあまり話さない寡黙な先生の所へ行った時の長男の大泣き暴れ具合は凄いものでした。
しかし、一つ一つの診療を子供が分りやすく説明しながら行ってくれて、終わった後にシールや飴をくれる病院だとスムーズに受診できています。
子供に合った病院選びも、病院嫌い克服に繋がってくれるかもしれません。