産後の低体温で体調不良が起こる前に見直すべき生活習慣とは?

産後に体の不調に見舞われることがあります。
低体温が起こることもあります。
産後の低体温になったときに起こる症状や原因、低体温への対処法について詳しくご紹介します。
目次
産後の低体温とは?!
では産後に起こる低体温についてです。
単に低いだけではない
低体温は単に体温が低いだけではありません。
日頃体温が36、7度くらいで、36,5度くらいに下がり続いたとしても低体温だとはいえません。
低体温には区切りがあります。
36.5度を下回る
低体温は、36.5度を下回る体温が毎日続くと低体温だと言えます。
1日だけさがったからといって心配はなく、続くと気をつける必要があります。
また、寝起きが低くても、食事や運動をして体温が上昇するようであればさほど気にせず過ごすことができます。
産後低体温により起こる症状とは?
では、産後の低体温が起こることにより引き起こる症状についてです。
疲れやすくなる
低体温が続くと疲れやすくなります。
体温が下がると、血液の流れが悪くなります。
すると、疲労物質となる乳酸などを体外へ排出する機能が低下します。
もちろん育児の大変さで疲れるのはもちろんですが、少し動くだけでも酷く疲れてしまうようになります。
少し横にならないと動けなくなることもあります。
肌荒れ
低温期が続くと肌荒れが続くと肌荒れが起こります。
吹き出物やニキビ、毛穴の開きが目立つ、赤みが目立つ、乾燥肌などが起こります。
肌の状態が不安定になり、様々な肌トラブルに見舞われます。
イライラ
低体温になると自律神経のバランスが乱れやすくなります。
すると、日々イライラしてしまうことが増えやすくなるのです。
そんな自分を責めてしまい、よりストレスが溜まり、自律神経が乱れ、イライラするという悪循環に見舞われてしまうこともあります。
感情が乏しくなる、無表情になるということも増えます。
月経周期の乱れ
月経周期もみだれやすくなります。
数日乱れるという場合もあれば、数週間、数ヶ月に渡り乱れてしまうということもあります。
肩こり・腰痛
肩こりや腰痛に見舞われることもあります。
低体温で血流の流が悪くあんると、疲労物質となる乳酸が体内に蓄積されてしまいますが、、それが原因で肩こりや腰痛に見舞われてしまうこともあります。
痛みを感じる部分がしこりのようになったり、筋肉ががちがちになってしまっていたりというひどい肩こりに見舞われ、自分ではなかなか改善することが難しいほどになることもあります。
無理をしてしまい、ぎっくり腰になり、椎間板ヘルニアに発展してしまうこともあります。
不眠
低体温が続くと体内のリズムが乱れ、不眠になりやすくなります。
睡眠不足が続くことにより体調不良が起こりやすくなりますね。
睡眠不足はホルモンバランスの乱れに直結し、月経不順や頭痛に見舞われることもあります。
産後の低体温の原因は?
産後の低体温の原因としては…・
栄養面
産後の低体温の原因は栄養面が関係します。
栄養のバランスが良い食事がおすすめです。
なかなか栄養のバランスが整った食事ができないという場合は、サプリメント等を活用するのも1つの手段となりますね。
たんぱく質不足
たんぱく質不足により良質な血液が作られなくなってしまうと、低体温に鳴りやすくなります。
肉や魚や大豆などから十分にたんぱく質を摂取したいですね。
ミネラル
ミネラルが不足すると、血液の流れが悪くなってしまい、低体温になりやすくなるので注意が必要ですね。
甘いものの食べ過ぎ
産後に甘い物を食べ過ぎると、低体温になりやすくなります。
甘いものの食べ過ぎには注意しましょう。
冷たい物の摂取
夏場の暑い時期に冷たい飲み物や食べ物を摂取しすぎてしまうと、気分はよくなりがちですが、内臓が冷え、腸の機能低下に繋がります。
一気に摂取してしまうと低体温の原因となります。
冷たいものの食べ過ぎには注意しましょう。
旬ではないものの摂取
旬の野菜やフルーツを食べると、体にとって良い効果を得ることができます。
しかし、旬ではないものをたくさん食べてしまうと、体にとってあまり良くない影響を及ぼしがちです。
旬の野菜、旬のフルーツを食事に取り入れるようにしましょう。
運動不足
運動不足になると、血液の流れは低下してしまいますね。
必要なホルモンの分泌の妨げにもなります。
運動不足は低体温の原因となってしまうので、適度に運動を取り入れましょう。
体温調節
体温調節は人間の体内で自然に行なわれています。
ところが、ストレスなどの原因により、体温調節をする機能が低下してしまうと、体温を必要な温度まで上げることができなくなってしまいます。
快適な温度に調節する電化製品を使いすぎてしまうと、体温調節機能が鈍るので注意が必要ですね。
自律神経の乱れ
自律神経が乱れてしまうと、血液の流れが悪くなるため、低体温になりやすくなります。
自律神経は目には見えず、体内で稼働しているため、気づかずに自立神経は乱れてしまいます。
産後ホルモンのバランスが大きく変化するとより自律神経は乱れやすくなってしまいます。
ひどい便秘
低体温になると便秘になりやすくなります。
便秘になると、体内には老廃物が溜め込まれているため、血流の流れは悪くなってしまいます。
すると今度は便秘が原因で低体温が招かれるという悪循環に陥ります。
腸の働きを活発にするために便秘改善が必要ですね。
産後の低体温はいつまで続くの?!
産後の低体温がいつまで続くかという明確な時期などはありません。
原因を特定し改善することで低体温が解消されます。
原因も分からず、対処もせずに過ごせば、いつまでも低体温状態は続き、様々な症状にみまわれてしまうことでしょう。
生活リズムを整え、健康的な生活、規則正しい生活を送ることも、低体温を断ち切るための大切なこととなります。
産後の低体温により受ける悪影響!
産後の低体温は以下のような悪影響もママの体にもたらします。
免疫力の低下
体温が一度下がるだけで、免疫力は大幅に低下してしまいます。
免疫力が低下してしまった状態が続くと、ウイルスや細菌による感染症になりやすくなってしまいますね。
ママが病気になると、赤ちゃんにも感染するリスクがありますね。
また体調不良で入院などになってしまうと、赤ちゃんのお世話もできなくなってしまいます。
低体温を早く改善し、免疫力をアップさせることが大切ですね。
美容面
低体温は美容の面でも悪影響を及ぼします。
ニキビができやすくなる、髪がギシギシになる、不健康な肌や髪の状態となってしまいます。
低体温を改善するための対処法!
ではいち早く低体温を改善するための対処法についてです。
座りっぱなし
長時間の座りっぱなし、姿勢が悪い状態での座りっぱなしは、血流が悪くなり、低体温を招きます。
適度に体勢を変える、体を大げさに動かして行動するなどを行い、血液の流れを変えるようにしましょう。
お風呂でマッサージ
お風呂でマッサージをするのも低体温の改善に効果的です。
足首→ふくらはぎ→太ももへとマッサージをするとよいです。
肩、脇の下のリンパのつまりもマッサージで改善するとよいですね。
冷房・煖房の使いすぎ
冷房の使いすぎには注意が必要です。
体温調節の改善のためにも、乾燥を防ぐためにも、呼吸への悪影響を防ぐためにも、低すぎる冷房、高すぎる煖房は避けましょう。
また、冬場にこたつで寝てしまわないように注意が必要ですね。
十分な睡眠
十分な睡眠をとりましょう。
夜泣きなどで眠れないという日もあると思いますが、できるだけ夜にぐっすりと眠れるとよいですね。
まとめ
産後のママにとって、産後の低温期は体への悪影響となってしまいます。
しかし、心がけ次第で改善することができます。
どんどん悪化してしまうので、低体温は早めに抜け出すとよいですね!