妊娠中の手のむくみ!病気?原因とは?むくみの上手な解消法!

妊娠中、朝にものすごく手がむくんでいたり、むくみにより、今までつけていた指輪がきついと感じることがあります。
手がむくむ原因として、病気が潜んでいることもあります。
手のむくみの症状や原因、病気の可能性や上手な解消法についてご紹介していきますね。
目次
妊娠中の手のむくみの原因は?
ではまずは妊娠中の手のむくみの原因についてご紹介していきます。
手がむくみ原因としては、生活週間が大きく関係します。
- 体内水分のバランスが乱れる
- 塩分の摂取量が多い
- 栄養素が不足している(ビタミン・ミネラル・鉄分)
- 運動不足
- ホルモンバランスの乱れ
日頃の食生活が乱れていたり、運動不足に陥ってしまっている、不規則な生活が続いているなどという場合、身体の腎機能が低下してしまっているため、上手な代謝を体内で行うことができず、むくみやすい身体となります。
生活習慣が原因となり、手がむくみ時は、食生活の見直しや運動を取り入れてくことで、むくみを改善することができます。
病気によるむくみ
一方、むくみの原因が病気である場合もあります。
血流障害、内臓疾患などの病気が原因となりむくみます。
病気が原因の場合は、自己判断でマッサージをしたり、サプリメントを活用したりせず、病院を受診する必要があります。
手のむくみの原因となる病気とは?!
では手のむくみが見られるときに考えられる病気とはどのようなものがあるのでしょうか。
腱鞘炎・リウマチ
腱鞘炎やリウマチが原因でむくみの症状が起こる場合があります。
手がこわばったり、動かしにくかったり、力が入りにくい、関節に痛みを感じる、しびれるなどという症状も見られる場合、腱鞘炎やリウマチの可能性が考えられます。
腎性浮腫
腎臓が体内の水分量を調節したり、老廃物を排出知てくれる役割があるのですが、腎臓の働きが低下知てしまっていると、体内に余分なナトリウムや水分が排出されずに蓄積されてしまいます。
すると身体にはむくみが生じるのですね。
この場合、ネフロージ症候群、急性糸球体腎炎、糖尿病疾患などが考えられます。
栄養障害浮腫
栄養障害が起こることによりむくみが見られます。
メネトリエ病、蛋白漏出性胃腸炎、ビタミンB1欠乏症などが挙げられます。
静脈性浮腫
静脈性浮腫は、疾患により血液障害が生じます。
静脈瘤、上大動脈症候群、深部静脈血栓症などなどによりむくみが起こります。
肝性浮腫
肝機能が低下してしまうと、むくみが生じることがあります。
肝性浮腫、肝硬変などが考えられます。
内分泌系浮腫
甲状腺の機能低下、クッシング症候群などなど、内分泌系の病気が原因でむくみが生じることもあります。
心性浮腫
心臓の機能が低下知てしまってると、全身に水分を送る役割を果たしている心臓のポンプ機能の働きが低下してしまいます。
すると全身の血液の巡りが悪くなってしまうのです。
考えられる病気としては、心筋梗塞、拡張型心筋症、慢性心不全などが挙げられます。
リンパ性浮腫
リンパ管、リンパ節に障害が起こり、リンパ液が滞ってしまうことがあります。
するとむくみが見られます。
乳がん、子宮がんなどの術後、リンパ性浮腫が見られやすい傾向があります。
妊娠中の手のむくみと要注意すべき症状とは?
手のむくみ以外にも、以下のような症状が共に見られた場合は、要注意が必要です。
朝の慢性的なむくみ
まずは朝の慢性的な手のむくみです。
就寝中、手の位置は心臓と同じ高さとなりますね。
普段立っているときは、重力により足の方に溜まっている水分が手にも流れてきます。
すると寝起きに手がものすごくむくんでいるという状態になるのですね。
通常一晩ゆっくりと休むことで、むくみは解消されますが、水分を過剰に摂取しているわけでもなく、アルコールを摂取したというわけでもないのに、起床時に慢性的にむくんでしまっているという場合は、病気が原因でむくんでいることが考えられます。
片側だけのむくみ
左右対称てきにむくむのではなく、片側だけがむくんでしまうことがあります。
片方だけが1cm以上手があつくなるくらいむくんだり、ぱっとみて片方だけがひどくむくんでいるという場合、静脈瘤、リンパ浮腫などの病気が潜んでいる可能性があります。
早めの受診が必要です。
体重変動
激しく体重変動があるくらいむくむことがあります。
一日の体重変動が1.5㎏ほどある場合は、突発性浮腫という病気が考えられます。
しびれ
むくみと共にしびれを感じるという場合は、根幹症候群が考えられます。
背骨の神経にい以上が生じます。
放置してしまうと、手足が動かなくなってしまいます。
これらの症状が見られた場合も早めの受診が必要です。
かゆみ
むくみ以外にもかゆみを感じるという場合は、糖尿病が潜んでいる可能性があります。
症状がひどくなると、人工透析が必要となってしまうこともあったり、最悪の場合は失明します。
早めに受診することが大切です。
手のむくみの上手な解消法は?!
では手のむくみの上手な解消法についてです。
運動
まずは運動ですね。
手にむくみを感じたとき、手を頭の上にピンと伸ばして持ち上げて伸びの姿勢を摂りましょう。
手を心臓よりも高い位置にすることで、手に溜まった水分や老廃物を心臓へと戻すことができます。
マッサージ
手首から肩にかけて、握りこぶしの第二関節部分を使い、リンパを押し流しましょう。
気持ちいなと感じるくらいのちからで行いましょう。
ツボ
親指と人差し指の間の合谷というツボを押すとよいです。
手にはたくさんのツボがあるので、手を指でつまんだり、手のひらの筋肉をもみほぐしたりすることで、手はスッキリとします。
サプリメント
塩分を摂取しすぎてしまうと、浸透圧がかかり、細胞内に余計な水分が溜め込まれてしまい身体がむくみます。
一方、カリウムは細胞内、細胞外の水分量が調節され」、余計な水分を尿として排泄してくれます。
また、むくみ対策として、カリウムが含まれているサプリメント、利尿作用が期待できるサプリメントを摂取するのもよいですね。
早めの受診で早期対策を…
むくみの原因となる病気や要因は様々なものがあります。
そこで日々の生活習慣を見直したり、体内の水分量のバランスを整えてくれるサプリメントを取り入れたりしてみるとよいですね。
しかし、むくみ以外にも何らかの症状が見られたり、むくみの度合いがひどいという要な場合、慢性的にむくんでしまうというような場合は早めに受診することをおすすめします。
ときにはむくみを放置したことにより病気が悪化し、命に関わってきてしまうこともあります。
医師の診察を受け、指示を仰ぎましょう。
また、むくみによりかかりつけの産婦人科以外の病院に受診する場合は、必ず妊娠中であるということは伝えましょう。
まとめ
妊娠中の手のむくみは、身体からの病気のサインである場合もあります。
むくみが見られた場合、解消法を試しながら、なかなか治らない、毎日むくみというような場合は医師に相談しましょう。
また姙娠中はむくみや体重増加により、指輪がきつくなり危険なので、妊娠中だけは取り外しておくとよいですね。
むくみのない朝を迎えられますように。