妊娠初期・妊娠超初期の喉の痛みの原因は?喉の痛みへの正しい対処法!

妊娠初期症状、妊娠超初期症状というものがあり、人それぞれ、色々な症状が起こります。
その中で、喉の痛み、喉の違和感を感じる人が多いのです。
そこで今回、妊娠初期、妊娠超初期の喉の痛みの原因や、痛みへの正しい対処法をご紹介していきます。
また、妊娠初期症状が原因ではなく、風邪が原因で喉が痛くなってしまった場合の対処法についてもご紹介していきます。
目次
妊娠初期・妊娠超初期に起こる症状とは?
受精卵が着床し、妊娠が成立した際、hCGホルモンというホルモンの分泌量が増加します。
また、成立した妊娠を継続するために、女性ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンの分泌量も増加します。
ホルモンの分泌の影響を受け、妊娠5,6週目頃から様々な体の変化がおこるのですね。
これが妊娠初期症状です。
受精卵が着床する前は妊娠0~4週目までを指し、このときに体の変化が起こるのが妊娠超初期症状となります。
妊娠初期症状、妊娠超初期症状が起こる体の変化には、個人差があります。
そのため、初期症状が起こることなく、通常通り過ごすことができるという場合もあります。
よく見られる初期症状の症状
よく見られる妊娠初期症状は以下のものが挙げられます。
- 性器出血(着床出血)
- 胸の張り
- 胸の痛み
- 吐き気
- 眠気
- だるさ
- 頭痛
- 腹痛
- 腰痛
- 下腹部痛
- 胃痛
- 頻尿
- 便秘
- 下痢
- おりもの変化
- 味覚や嗅覚の変化
- 微熱
- ほてり
- 寒気
- 肌荒れ
- 情緒不安定
などという初期症状がおこります。
妊娠初期の喉の痛みの原因は?!
妊娠初期は、プロゲステロンという働きで、基礎体温が高い状態が続きます。
そのため、風邪に似たような症状、微熱や頭痛やだるさが起こることがありますね。
そして、喉の痛みや喉の違和感が起こることもあります。
一般的には、細菌やウイルスの感染により、喉の炎症が起こります。
また、乾燥により痛む場合もあります。
しかし、妊娠している可能性がある、妊娠が判明してすぐに起きた喉の痛みという場合は、妊娠が原因の喉の痛みとなりますね。
元々喉が弱いと、妊娠により粘膜が敏感になるため、余計喉が痛く感じたり、喉に違和感を感じやすくなります。
妊娠初期の喉の痛みにうがい薬は有効?
妊娠初期の喉の痛み、喉の違和感に対して、うがい薬を使用して、喉の痛みや違和感をすっきりとさせたいということがありますね。
しかし、妊娠中なのに、うがい薬を使っても良いのか否か、心配になってしまいます。
うがい薬には、ポビドンヨードという成分が含まれているため、胎児への悪影響を与えてしまう可能性のある成分が含まれているものではあります。
一方で、うがい薬を飲み込むわけではありませんよね。
そのため、ポビドンヨードが含まれているものの、あまり気にせず使用することができるとされています。
免疫力が落ちているため、風邪を引きやすいということもあるので、うがい手洗いはものすごく大切です。
ところが、うがい薬を使用しなくても、うがいの効果を十分に得る方法はあるので、うがい薬を使用せずにうがいするだけでも十分です。
うがい薬を使用するか否かは、医師や薬剤師に相談してみるとよいですよ。
妊娠初期の喉の痛み!気づかず市販薬を飲んでしまったら…。
妊娠初期、妊娠超初期に起こる喉の痛みを風邪だと思い、妊娠に気づかずに市販薬を飲んでしまったという場合、大丈夫なのでしょうか。
日本産科婦人科会のガイドラインをもとにすると、妊娠3週目の終わり(妊娠成立直後)までの時期に、市販薬を飲んでも、ごく一部の医薬品を除き、胎児奇形を引き起こさないと言われています。
妊娠3週目までであれば、市販薬を飲んだ回数が数回程度なら、赤ちゃんにも影響がないと考えることができ安心ですね。
一方、妊娠4週目以降に市販薬を服用してしまったという場合は、胎児に及ぶ悪影響について全くないとは言えません。
妊娠が判明し、産婦人科に受診する際、気づかずに服用してしまった市販薬について、種類や時期や服用した量について、医師に伝え相談してくださいね。
妊娠初期の喉の痛みを和らげるための方法
画像引用元:Cookpad
妊娠していない場合、風邪であれば、市販薬を服用することで喉の痛みを改善することができます。
一方妊娠初期の喉の痛みを和らげるためには、市販薬を服用するわけにもいきませんね。
そこで、昔ながらの民間療法により、喉の痛みを 和らげるための方法を試してみることをおすすめします。
レモン・大根・はちみつ漬け
レモン大根はちみつ漬けを食べることで、喉の痛みを和らげることができます。
作らなければいけませんが簡単なので調子が良いときに作ってみてください。
- 輪切りのレモンと適当な大きさにカットした大根をはちみつに漬けましょう。
- 一晩漬けたら、レモンと大根を取り出します。
そのはちみつを食べます。
お湯や紅茶、ゆず茶などで割り飲むとよいですよ。
生姜
生姜を摂取すると良いです。
レモンと大根のはちみつ漬けに、生姜のしぼり汁を加え摂取すると、より喉の痛みを和らげることができます。
生姜は体を温めてくれたり、代謝もよくなるので、つわりを和らげてくれる効果も得られます。
しかし、生姜を摂取しすぎてしまうと、喉を刺激してしまうため、程々にしましょう。
たまねぎのニオイ
玉ねぎのニオイを嗅ぐことで、喉の痛みの緩和に繋がります。
玉ねぎを薄くスライスしたものを平な皿に並べ、ニオイを嗅ぐとよいです。
また、舐めても効果がありますが、辛いので気をつけて行ってくださいね。
玉ねぎの硫化アリルという成分により、喉の痛みを緩和してくれます。
乾燥・ほこり
乾燥やほこりを生活空間からできるだけ排除しましょう。
空気が乾燥していると、喉の痛みは悪化します。
加湿器等を活用し、適度な湿度(約60%ほど)に保つようにしましょう。
また、ほこりを排除するために空気清浄機を活用したり、喉の粘膜に付着しないように、マスクを活用すると良いです。
こまめなうがいや水分補給も心がけましょう。
寝る時もマスクをつけて寝るとよいですよ。
首を温める
首を温めるとよいです。
- タートルネックの衣類を着る
- マフラー
- スカーフ
- ネックウォーマー
などを活用し、首の周りを温めるとよいです。
リンパや血流の流れも良くなり、体調もよくなりますよ。
のどが痛いときにしてはいけないことは!?
ではのどが痛いときにしてはいけないことについてです。
以下の事を行なうと、喉の痛みが悪化するので控えてください。
お酒・たばこ
もちろん妊娠していることが判明したら、お酒やたばこを断っていることでしょう。
なかなかやめられないという場合も、できるだけやめる努力をしたほうがよいですね。
そして、このお酒やたばこは喉の痛みも悪化します。
家族の受動喫煙も悪化の原因となるので注意しましょう。
刺激物
刺激物は食べないようにしましょう。
- にんにく
- わさび
- 唐辛子
などの刺激物は避けたほうがよいです。
殺菌効果がありますが、喉に刺激が及ぶので控えるようにしましょう。
カフェイン
カフェインが含まれている飲料の摂取しすぎは、喉の痛みの悪化となってしまいます。
緑茶、コーヒー、ほうじ茶などはできるだけ控えたほうがよいですね。
寝不足・夜更かし
寝不足や夜更かしも喉の痛みの悪化の原因となります。
体の免疫力が低下しているので、しっかりと十分な睡眠をとりましょう。
規則正しく生活するように心がけるとよいですね。
大声
大声を出すのは避けましょう。
なるべく大きな声を出さずに、静かに話して過ごすとよいです。
まとめ
妊娠初期の喉の痛み対して、対処法を実践すると、痛みが和らぎます。
喉の痛みの悪化の原因となってしまうことは避けましょう。
完全に治るというわけではないものの、痛みを和らげながら、妊娠初期をのりこえたいですね。