妊娠後期に転倒してしまった?!転倒時にチェックすべき3つのことと転倒防止方法!

妊娠中、転倒には要注意ですね。
転倒してしまうと、ママへの影響だけではなく、赤ちゃんへの影響も及ぼします。
おなかを打ってしまうと、流産などにつながるともいわれていますよね。
そこで今回は、妊娠後期に転倒してしまった場合について、転倒しただしにチェックすべき症状や転倒を防止するための方法について詳しくご紹介します。
目次
妊娠後期は転倒しやすくなる?!
妊娠後期は転倒しやすくなります。
8か月ころから10か月ころまでの妊娠後期の時期は、おなかがどんどん大きくなります。
体に対して、支えるのも大変で、バランスがとりにくくなりますし、足元がよく見えなくなり、転倒しやすくなります。
普段は躓かないような段差で躓いて転倒してしまうことも増えますし、バランスが取れずに滑ってしりもちをつく形で転倒してしまうことも少なくありません。
転倒により起こるママと赤ちゃんへの影響は?
では妊娠後期に転倒してしまった場合、ママや赤ちゃんに及ぶ影響についてです。
どのような悪影響が及んでしまうのでしょうか。
流産・早産
まず挙げられるのは流産や早産です。
妊娠後期のママが転倒してしまうと、切迫早産や流産につながることがあります。
転倒した際におなかを強打してしまうと、子宮口が開いてしまうこともあります。
転倒したときに打ちどころが悪いと起こる影響です。
そのため、転倒したからと言って必ずしも、切迫早産や流産につながるとは言い切れません。
胎盤性剥離
転倒により胎盤性剥離というものが起こることもあります。
転倒した際に腹部をぶつけてしまうと、その衝撃で胎盤だけが先に剥がれ落ちてしまいます。
赤ちゃんが子宮の中にいる状態で胎盤がはがれてしまうと危険です。
最悪の場合、赤ちゃんに酸素が行き届かなくなってしまい、気づかないうちに赤ちゃんが死亡してしまうということもあります。
赤ちゃんへの影響は少ない
転倒した際、一番に心配するのは赤ちゃんへの影響であり、赤ちゃんに一番大きな影響が起こると考えますよね。
もちろん赤ちゃんに影響が及ぶこともありますが、赤ちゃんに影響が及ぶことは意外と少ないのです。
赤ちゃんは羊水に包まれているため、ママが心配するほど影響は及びにくいのです。
もちろん大事をとって転倒した際は病院に相談することは大切です。
転倒したらチェックすべき3点!
転倒してしまい、しりもちをついてしまったというくらいであれば、赤ちゃんに大きな影響は及ばないと考えることができます。
しかし、転倒した際、ママが気づかないだけで、体には緊急事態を伝えるサインが出ている場合があります。
そんなサインを見逃さないために、チェックすべき3点についてご紹介します。
転倒した際にチェックすべき3点は、【痛み】【破水】【出血】となります。
張り・痛み
張りや痛みが起こることがあります。
緊急サインの1つです。
おなかは張っているときは、子宮の収縮が起こっている可能性があります
自然反応ですが、刺激を与えてしまったあとに強く張る場合は注意が必要です。
また、張りとともに激しい痛みを伴う、出血を伴う、動機があるというような場合は、体の緊急サインの可能性がかなり高いですね。
破水・羊水の色
破水が起こることがあります。
妊娠後期で転倒し破水した場合、前期破水と呼ばれますね。
陣痛よりも先に破水が始まってしまうのですね。
転倒してしまったときに、羊水が流れ出た場合、羊水とともに痛みや出血が見られる場合、緊急のサインです。
また羊水が濁っている、緑色に近い羊水が出ているというような場合も、注意が必要です。
破水すると、赤ちゃんにウイルスや細菌が感染してしまう恐れがるので、早急に病院へ受信する必要があります。
出血
出血も緊急サインですね。
切迫早産などの症状となります。
張りを伴う出血、出血に伴う激痛、ドロッとしている血の塊の出血、大量出血などが起こることがあります。
出血が起こっている場合も、早急に病院に電話をし相談し、必要な場合は早急に受診しましょう。
サインがない場合でも
緊急の3つのサインがない場合でも、転倒した際、痛みを 感じていない場合でも病院に電話で相談したり、念のため受診することがおすすめします。
妊娠後期の転倒防止のための方法
では妊娠後期の転倒防止の方法についてです。
もちろんママ自身がしっかりと気を付けていても、不可抗力で転倒してしまうことがあります。
そこで、転倒を防止するための方法をご紹介し、できる限り転倒の可能性を下げましょう。
履くもの
まずは履くものをしっかりと正しく選ぶことが大切ですね。
妊娠後期に入り、ヒールを履くということはほぼないでしょう。
ヒールやブーツなど、かかとが高いものは避けましょう。
どうしてもヒールを履かなければいけないという場合は、ヒールが太く高さが低いものを選ぶようにしましょう。
滑りやすいものもあるので注意して選ぶことが大切ですね。
また、スリッパを室内で履くと、滑りやすく転倒してしまうので、スリッパは履かないほうがよいですね。
両手をあける
転倒してしまった際、おなかを強打しないために、両手をあけておくとよいです。
滑ったり転倒してしまった場合は、体を両手でかばうようにしましょう。
両手がふさがってしまう自転車なども控えたほうがよいですね。
歩きスマホもやめましょう。
前を向いて両手をあけて歩くようにしましょう。
歩き方
歩き方にも注意が必要です。
おなかの重さにより重心がずれるので、バランスがとりにくくなります。
すると足元に注意して歩きますね。
もちろん足元をしっかりと確認してあることも大切なのですが、一番は歩くスピードです。
急いでしまったり焦ると小走りになってしまい、転倒の可能性がかなり高まります。
足元に十分に気を付けて歩くようにしましょう。
慌てることなく歩けるように時間に余裕をもって行動するようにしましょう。
転倒しやすい?!注意すべき場所は?
では、妊娠前にはあまり気にならないものの、妊娠中は転倒しやすく注意しなければいけない場所についてご紹介していきます。
階段
まずは階段ですね。
妊娠後期になると、足もとが見えにくくなりますね。
すると上っているときにも転倒しでっぱりに体を強打したり、下っているときしりもちをついてしまいます。
必ず手すりをつかみ、ゆっくりと一歩一歩階段を上り下りしましょう。
また、物を持った状態で階段を上り下りするのは控えたほうがよいです。
自宅の階段には滑り止めなどをつけて転倒を防ぐことも大切です。
浴室
浴室も注意すべき場所です。
お風呂は床が濡れていたり、泡が残っていると、滑りやすくなります。
転倒防止のために、バスマットを活用したり、手すりを使用したり、すぐに座ることができるようにしたりしましょう。
また、お掃除もできるだけパートナーや他の人にお願いできるとよいですね。
路面の凍結
路面の凍結にも注意が必要です。
ぱっと見は凍結していなくても、凍結していて滑ってしまうことがあります。
靴底に滑り止めをつけて歩くなどの対策もよいですね。
雨の日
雨の日も滑りやすいので注意しましょう。
雨の日に傘ごと風にあおられて転倒してしまうこともあります。
また、傘により視界が狭まりぶつかってしまい転倒することもあります。
雨風が強いときの外出は控えたり、傘ではなくレインコートなどを活用して歩くようにするとよいですね。
まとめ
妊娠後期は転倒しやすくなってしまうので、転倒しないようにできる限り予防して過ごしたいですね。
また、もし転倒してしまった場合は、自分の状態をチェックし、できるだけ病院への相談電話や受診をしましょう。
無事出産を迎えられますように♪