トイレトレーニングの進め方!いつから?お漏らしてもOK!?

トイレトレーニングは、自分自身でトイレへ行き、おしっこやうんちなどの排泄ができるようになるための練習のことです。
「いつから始めればよいかわからない」、「何か月も頑張ってるのにうまくいかない」、「夜中のおねしょだけがなおらない」などトイレトレーニングの悩みはつきません。
しかし、そんな中で突然おむつを卒業することができるということも多いです。
そこで今回は、トイレトレーニングの進め方、年齢やタイミング、なかなか前に進まない時の対処法、おねしょ対策などをご紹介します。
目次
トイレトレーニングとは?
トイレトレーニングを行っていく上で大切なのは、自然におむつがとれて、パンツで過ごせるようになる状態をさします。
トイレトレーニングが完了するためには、おしっこをためておくための身体的な発達が必要です。
おしっこを我慢することができる感覚が発達しているかが大きなポイントとなりますが、それだけではありません。
時間を決めてトイレに連れて行くようにし、子供にトイレに行くんだ!という気持ちにさせるトレーニングという面もあります。
トイレトレーニングが完了し、おむつがとれるまでは、かなり大変だったというママは少なくありません。
子供の発達、興味のあるものなどを考えながら、上手におむつを外れるように促していきましょう。
トイレトレーニングを始める年齢は?
実は、トイレトレーニングの始める年齢はありません。
子供の発達や興味や親のしつけの方針によって大きな差があるものです。
トイレトレーニングは、子供のペースをみながら行います。
0歳から?
極端な話に聞こえるママもいるかもしれませんが、実際に0歳からトイレトレーニングを始める方もいます。
首の座らない0歳児のころから全くおむつを使用しないやり方や、おしっこ時の不快感を赤ちゃんが感じやすい布おむつを使用するやり方、紙おむつはしておいてトイレに座らせることを0歳から始めるやり方など様々です。
o歳児は言葉を話すことができないので、おしっこの周期にあわせてトイレに座らせたり、赤ちゃんの表情や泣き声を聞いておしっこがしたい状態を察知してトイレに座らせます。
24時間赤ちゃんの様子をよくみて、赤ちゃんとコミュニケーションをとって進める必要がありますので、余裕のある方は試してみてください。
1歳になる頃にはおむつがとれる赤ちゃんもいますよ。
1歳半から2歳頃?
一般的には、1歳半から2歳頃になると、トイレトレーニングを始めることが多くなります。
最初の頃は、昼間の数時間だけをトイレトレーニングパンツで過ごすことや、おまるや補助便座に座ってみることから始まりますね。
トイレへの関心を向くように促してみるとよいです。
保育園に通っているという場合は、保育園との方針に合わせ、トイレトレーニングを初めてみるとよいですね。
3歳から4歳頃?
3歳から4歳頃になると、体や脳が発達しいてきます。
そのためおしっこを体にためることができたり、おしっこを我慢することができるようになってきます。
自分自身で排泄をコントロールできるようになってくるのです。
3歳頃からトイレトレーニング完了している子が多くなってきます。
昼間はトイレで排泄できるようになってくるものの、夜中はまだおねしょをしてしまうことが多い年齢です。
子供のペースに合わせて焦らずにトイレトレーニングを進めたいですね。
年齢は気にしないことも大切!
トイレトレーニングの年齢には大きな差があります。
早くからトイレトレーニングを始めても子供の発達や興味がなく、なかなかスムーズにトイレトレーニングが進まないこともあります。
いずれ必ずおむつが外れる時期は自然にきますが、遅い子もいれば早い子もいます。
焦らずにその子その子のペースに合わせてあげたいですね。
トイレトレーニングを始めるタイミングは?
トイレトレーニングを完了させるためには、子供自身の体や脳、生活習慣など多くの準備が必要となります。
できるだけスムーズに進むためには、年齢で始めるのではなく、子供の成長に合わせてトイレトレーニングをうながしてあげることが大切です。
おしっこの間隔があいたら始めよう!
子供は徐々におしっこの間隔が開いてきます。
一般的には、おしっこをしてから2、3時間程度時間があくようになると、トレーニングを開始することができます。
おむつが濡れているのか、濡れていないかをこまめに確認することで、おしっこの間隔がどのくらいあいてきたかがわかります。
ひとりで歩けるようになったら始めよう!
早くてもひとりで歩けるようになったら、トイレを進めてあげるとよいです。
ひとりで歩けるようになる頃には、脳が発達し、おしっこを溜め込み、たまっていることを感じることができるようになってきます。
子供がひとりでトイレに行きたい!と感じることができることにより、おむつはずれがスムーズに進みやすくなりますよ。
言葉が理解できるようになったら始めよう!
トイレトレーニングはある程度言葉が理解できるようになって、おしゃべりが少し出来るようになってから完了することが多いです。
言葉の発達がまだまだ未熟な時にトイレトレーニングを進めると、トイレに行きたいということを子供がママに上手に伝えられないことがあります。
言葉が発達し、「しーしー」、「トイレ」などと言えるようになってから、トイレに行くことを進め始めるとよいですね。
トイレトレーニングのやり方!
まずはトイレに座らせる!
定期的に「一緒にトイレに行こう!」と声をかけてまずはトイレにいくことです。
朝起きたときが一番出やすいタイミングとなります。
特に、「朝、目を覚ました時」、「お昼寝から目を覚ました時」は必ずトイレに座らせましょう。
タイミングが合いトイレでおしっこできたときは、「しーしーできたね!すごいね!」とおもいっきり褒めてあげましょう。
また、漏らしたときも一緒にトイレにいきましょう。
漏らしたときは、「今度は出ちゃう前にトイレにいこうね」と言って、おしっこやうんこをするときはトイレに行く!ということを覚えさせます。
漏らしても絶対にママは怒らず、平常心で接するようにしましょう。
怒られてしまうと、子供が萎縮しておむつを取ることができなくなりますので気を付けましょう。
子供がおしっこやうんちをしたそうにしていたら一緒にトイレに行く!
ママやパパは子供が、そわそわもじもじしているのを見つけたら、「トイレに行こうか」と声をかけて一緒にトイレにいっておしっこやうんちをしましょう。
注意して毎日みていると、子供のトイレ周期がわかってくると思うので、そのタイミングで声をかけてあげてみてくださいね。
自分からトイレにいきたがるようになる
そのうち「おしっこしたい」「うんこしたい」「トイレにいきたい」と自分でいってくるようになります。
ちょっとのことでも今までにできないことができるようになったら必ずほめてあげてください。
子供はママにほめられることが大好きですよ!
トイレトレーニングが進まない…大丈夫?
周囲の同い年くらいの子供たちがトイレトレーニング完了してくると、うちの子はまだおむつがとれないと心配になってしまいますよね。
何度も言いますが、おむつがとれるタイミングは本当に個人差があるものです。
焦って子供に無理強いしてしまうと、よりトイレが苦手になってしまいます。
叱らないということは一番大切なポイントです。
また、ママ自身が自分のやり方が悪いせいだと、自分を責める必要もありません。
小学生になってもおむつをしていると子はいませんよね。
いつまでもおむつがはずれないと焦ってしまう気持ちはわかりますが、より進まなくなってしまいます。
焦らずに子供のトイレトレーニング状況を見守っていきましょう。
トイレトレーニングが進まない時の対処法!
ささっと何でも覚える子供もいれば、なかなかできない子供もいます。
トイレだけに限ったことではありません。
子供を責めたりせずに、一緒にマイペースで覚えさせましょう。
絵本でイメトレ作戦
絵本を一緒に読んで、トイレに興味をもたせてみてください。
トイレに行くことが楽しくなるようになりますよ。
「よーいドン」作戦
「どっちがトイレまで早くいけるか競争だ!」というと、子供は楽しみながらママに負けないようにトイレに行きます。
子供の目線になって一緒に楽しむことが大事です。
トイレトレーニングに限らず、普段からよーいドンは使っていると乗ってくるかもしれませんね!
10数える作戦
「10数えるまでに行けるかな~、1、2、3、、」と数を数え初めて、少し早く言ったり、遅く言ったり、声を変えたり、言い方を面白くしたりすることで子供は楽しんでトイレに行きますよ。
後ろから「待て待て~」と追いかけてもいいと思いますよ。
下の子やお人形作戦
一人でトイレにいくのを嫌がる子供には、下の子やお人形をトイレに行かせてみましょう。
一緒にいくならって感じでトイレにいくことも多いですよ。
心細いんですね。
トイレに楽しいことが待っている!と思うと行ってくれると思います。
毎回のトイレを楽しくする工夫をしてみてくださいね。
ご褒美シール作戦
子供をほめることはすごく大事です。
トイレができたらシールをプレゼントしたり、カレンダーにシールを貼ったりして、目に見える形でご褒美をあげると次もほめられたいから頑張る気持ちになります。
仮に、おしっこやうんちがでなくても、子供はシールを貼りたがります。
それを「おしっこがでてないからシールで遊んじゃダメ!」と叱ると、トイレに行ったらシールで遊べる!という子供の楽しみが失われてしまいます。
トイレに行って座れただけでもちゃんとほめてあげてくださいね。
一度休憩作戦
どうしてもトイレに行くのを嫌がる子供は無理やりさせることはしません。
一度トイレにいくことを休ませることも大事です。
しかし、完全にトイレのことを忘れさせるわけではなく、さりげなく他の子がトイレにいくのを見せたりする機会をつくってみるといいでしょう。
一緒におしっこ作戦
「ママおしっこするね、トイレ行くね」といってからトイレに行くようにしましょう。
子供はママのマネをするのが大好きです。
子供にトイレの興味を持たせることが大事です。
おねしょしてしまうときは?
昼間のおむつがとれているにも関わらず、夜の間だけおむつがとれないという場合があります。
おねしょ対策
夜だけおむつがとれない場合、子供が寝ている間におしっこをしても大丈夫なように、おねしょ対策をしましょう。
布団やベットに防水加工付きのおねしょシーツを敷くとよいですね。
おねしょケットをはくのも良いです。
シーツを敷いていても、布団やシーツが濡れてしまうことがありますが、トイレトレーニングにお漏らしはつきものです。
しばらくは夜だけおむつで様子をみるのもありです。
寝る前に必ずトイレへ
おねしょを防ぐためにも、寝る前に必ずトイレへ行くという習慣をつけましょう。
体と脳の発達が進んでくると、一晩おしっこをためておけるようになります。
夜中に尿意を感じた時におねしょを防ぐためにも、寝る前に必ずトイレに行っておきましょう。
就寝前の1時間前からは水分をあまり摂らないようにすることも効果的です。
しかし、夏の暑い日などは、寝ている間でも熱中症になってしまうことがあるので、季節によっては水分補給が必要ですね。
夜中はトイレに起こさなくても良い?
昔は、トイレトレーニングを進めるために、夜中に子供をトイレに起こして連れて行くという習慣がありました。
しかし現在は、子供の体や環境がトイレトレーニング完了に向かっている場合、夜中におこしてトイレにつれていく必要はないという専門家が増えてきています。
子供の睡眠は妨げないほうがよいという理由からです。
子供がおねしょをしてしまい、睡眠が阻害されてしまっている場合は、夜はおむつを履かせて寝かせましょう。
徐々に朝になってもおむつが濡れていないことが増えたら、夜もおむつなしで寝せるようにしてみるとよいですね。
トイレトレーニング完了後にまたおむつに…?!
トイレトレーニングが完了したのにも関わらず、おもらしをするようになってしまい、おむつを履かなければいけなくなるということがあります。
やっと完了したのに、またおむつに戻ってしまうとがっかりしてしまうことがあります。
しかし、成功と失敗を何度も繰り返し、徐々に成功する回数が増えていくという状態が一般的なのです。
おむつがとれて数日間過ごすことができたものの、連日おもらしが続いてしまうということは少なくありません。
またトレーニングのやり直しをするのかとガッカリするかもしれませんが、子供の体調や気分、コンディションなどにより変化するものです。
子供のコンディションに合わせて対応しましょう。
まとめ
トイレトレーニングが完了する頃には、子供の体や脳の発達が十分であることが必要となります。
そのため、完了には大きな個人差があります。
ついつい周りの子と比べてしまいがちですが、焦らずその子のペースに合わせてトイレトレーニングをすすめていきたいですね。