妊娠後期に足腰が痛くなる!!痛みの原因は坐骨神経痛だった?!

妊娠後期のママの体はお腹も大きくなり、足腰に痛みを感じることは少なくありません。
場合によっては足腰にしびれるような痛みを感じることもあります。
妊娠中であればしょうがないことなのかもしれないと思われがちですが、放置するのは危険です。
そこで今回は妊娠後期に起こる足腰の痛みの原因となっている可能性が高い坐骨神経痛について、坐骨神経痛になった場合の対策や坐骨神経痛の予防法などについてご紹介していきますね。
目次
妊娠後期は足腰が痛む?!
妊娠後期はお腹が大きくなり、足腰が痛むことがあります。
足腰への負担が大きくなり痛むのですね。
出産間近になってくると骨盤も柔軟性がでてきて、開いてくるため、より痛みを感じやすくなります。
骨や骨盤のゆがみやズレができてしまうと、坐骨という部分の神経を圧迫してしまいやすくなり、腰や足の痛みだけではなく、しびれを感じるようになったりします。
足腰にしびれを感じた場合は単なる痛みではなく原因が坐骨神経痛の可能性が高いです。
痛みを強く感じる、しびれを感じるなどという状態が長く続く場合は、かかりつけの産婦人科で相談することをおすすめします。
妊娠後期に起こりやすい?!坐骨神経痛の症状
妊娠後期になると、お腹が大きくなるため妊娠前よりも足腰に大きな負担がかかり、痛みを感じるようになることがあります。
妊娠中に坐骨神経痛になると、腰や足に痛みを感じるだけではなく、お尻などにも強い痛みを感じるようになります。
場合によっては痛みとともに強いしびれを感じることもあります。
症状がひどくなればなるほど激しい痛みを感じるようになり、日常生活が困難に感じるほど痛むこともあります。
痛みにより寝返りをうつことができなくなったり、起き上がることも難しくなったり、階段を登れなくなったりということもあります。
特に妊娠前から身体が固く柔軟性がないとなると、妊娠中に筋肉の可動域がより狭くなるため、痛みをより感じやすくなります。
坐骨神経痛の原因とは?!
妊娠中に坐骨神経痛になってしまう原因としては、日々どんどん大きくなるお腹により姿勢が悪くなることにあります。
足腰への負担が増えてしまうため起こるのですね。
骨盤や腰椎が妊娠中は前に傾きやすく、身体の重心の位置も変わるため、身体への負担のかかり方が変わり、坐骨神経痛が起こるとも言われています。
妊娠後期の坐骨神経痛はお腹の重みをかばうために腰が反ることが多いため、より骨盤に大きな負担がかかり悪化しやすくなります。
また、妊娠中に分泌されるリラキシンという卵巣ホルモンがあります。
骨盤を赤ちゃんが通りやすくするうために、関節や靭帯を緩ませてくれます。
するとリラキシンの影響により骨盤が開きやすくなります。
しかし、出産までの間ゆるいコツなんや恥骨を支えるためにと骨盤周辺の筋肉は緊張状態となります。
緊張状態でこわばった状態が続くと腰痛や足に痛みが生じます。
更にお腹が重くお腹により圧迫された血管により血流が悪くなり、骨盤や腰が中心となり、痛みやコリなどを強く感じるようになります。
妊娠中のストレスや睡眠不足により坐骨神経痛に?!
睡眠不足やストレスにより坐骨神経痛に発展するということもあります。
睡眠不足になることで、腰の鎮痛機能が低下し、痛みをより強く感じるようになります。
また、妊娠中野食生活も影響し栄養のバランスが偏った食事により血流に影響が及び、血行不良となり、坐骨神経痛の痛みが起こることがあります。
睡眠不足やストレスは坐骨神経痛に限らず、妊娠中の身体に対して様々な悪影響を与えますね。
妊娠中の坐骨神経痛の予防法!
妊娠中に坐骨神経痛になっても、産後腰や足への負担がなくなると自然に治る事が多いです。
妊娠後期は足腰への負担がピークに達するため、予防策を講じなければ坐骨神経痛になりやすい状態であるといえます。
就寝時はお腹が大きくなり、息苦しさをかんじるため横向きでねることが多くなりますね。
この横向きで寝るという状態が坐骨神経痛の予防にもなるのでおすすめです。
また、抱きまくらを活用することでより予防となります。
抱きまくらがない場合は購入しなくても、バスタオルを2,3枚重ねロールケーキを丸めるような形にして紐で縛ることで抱きまくらになるのでおすすめです。
更に妊娠後期の坐骨神経痛の予防のためには、体重の増加をできるだけ防ぐことも大切です。
体重の増加を防ぐだけでも悪化の予防にもなります。
出産間際まで坐骨神経痛の痛みが続く?!
出産後期に足腰が痛んだり、しびれたり麻痺したような状態になりますが、それらの症状は出産間際まで続くこともあります。
歩くことも困難に感じるほど痛みを感じたりするため、出産時にいきむことが難しくなることもあります。
いきむことが難しいほど痛む場合は帝王切開による出産方法となる場合もあります。
坐骨神経痛により出産方法もかわるので、痛みを我慢しすぎずかかりつけの担当医師に相談してくださいね。
身体の冷えは坐骨神経痛の痛みを悪化させる?!
妊娠中の坐骨神経痛を予防するためにも悪化を防ぐためにも冷えは大敵です。
身体が冷えてしまうと筋肉は固くなりますね。
すると柔軟性が失われ、身体を無理に支えようとしたり無理に伸ばそうとするので、痛みが起こりやすくなります。
日常生活の中でも身体を冷やさないように心がけたり、血行をよくするために適度な運動を取り入れたり、ストレッチなどを行なうとよいです。
また湯船に入り温める方法もおすすめですが、妊娠後期はのぼせやすいため、短時間で切り上げるようにしましょう。
足湯や半身浴でも効果的です。
室内でも冷え対策は大切です。
靴下を常に履くようにしたり、ルームカバーなどを履いて足元から冷えをさけましょう。
足腰を冷やさないようにするためにレックウォーマーなどを活用するのもおすすめです。
坐骨神経痛に効果的なグッズとは
坐骨神経痛に効果的なグッズがあります。
無理のない姿勢、足腰への負担を軽減するために役立ちます。
マタニティーショーツやガードルを活用することにより、予防となります。
また、お腹を支えるためのサポーターやベルトがついているものだとよりよいですね。
妊婦帯も痛みを軽減する目的で活用すると役立ちます。
妊娠後期におすすめのストレッチ
妊娠後期に坐骨神経痛を予防するためにも、血流が悪くならないようにするためにもおすすめのストレッチをご紹介していきますね。
毎日行なうことで痛みの軽減にもなります。
軽いストレッチを毎日継続的に行なうことは必要なこととなります。
身体が冷えないようにヨガマットなどを敷いた状態で行いましょう。
お腹が張っているときや違和感を感じるときは直ちにやめ安静にしましょう。
無理のない範囲で行なうことが大切です。
ストレッチ1
- 床に座る
- 膝を曲げて足の裏と裏をあわせる
- 両手で足を掴んでゆっくりと身体を前に傾ける
ストレッチ2
- 床に座る
- 足を軽く八の字にひらく
- 片方の足の裏と片方の足の膝を近づけ両手を伸ばして身体を前に倒す
- 反対側も同じように行なう
ストレッチ3
- 仰向けに横になる
- 両膝を立てる
- 両膝を揃えて左右交互に4,5回倒す
- ここちよく感じるくらいのところまで行い2,3秒とめて最後に脱力する
ストレッチをするときの注意点!
ストレッチを行なうときの注意点についてでえす。
ストレッチは体調がよいときに行いましょう。
痛みの軽減のためにとストレッチをやりすぎたり無理して行なうと逆効果となってしまいます。
痛みをより悪化させてしまうことにも繋がります。
無理に伸ばしたりもせずに心地よく感じる程度でストレッチを行いましょう。
お腹に張りを感じた時は中止して横になって休みましょう。
張りがなかなか治まらないときは受診が必要となる場合もあります。
まとめ
妊娠中の坐骨神経痛は大きなお腹による負担で起こりやすいのですね。
しかし産後は自然に治る場合が多いのですが、開いた骨盤をしっかりと戻さないと痛みが続く場合もあります。
産後の骨盤ケアもしっかりと行いたいですね。
なかなか産後も痛みが収まらずに続くという場合は医師や専門医に相談しましょう。