0歳児を保育園に入園させると子供がぐんぐん成長する理由は?

女性が社会進出しやすい時代となってきたことが背景となり、共働きの家庭が増えてきている傾向があります。
出産後すぐに仕事に復帰する場合、子供は0歳から保育園にいれることを検討します。
しかし、まだ生まれて間もない0歳の子供を保育園に預けるということになると、不安もあります。
そこで今回は、0歳児の保育園での過ごし方や早く預けることによるメリットやデメリットを紹介します。
目次
0歳児が保育園に入れる時期と保育時間とは?
0歳時はどのくらいの時期から保育園に入園することができ、どのくらいの保育時間となるのでしょうか。
保育園はいつから入園できる?
入園できる時期は保育園ごとに異なります。
同じ地域の保育園であっても、認可なのか認可外なのか、私立なのか公立なのかに関係なく、入園出来る月齢や年齢が異なります。
0歳時の受け入れを行なわれていない園も多々あります。。
0歳児でも入園受け入れ時期が細かく定められています。
- 生後57日後からなら入園可能
- 首すわり後から入園可能
- 生後6ヶ月から入園可能
- 生後8ヶ月から入園可能
など、保育園ごとに定められているのですね。
保育園入園前に入園させたい時期と照らし合わせて事前に確認しておきましょう。
保育園の保育時間は?
0歳児でも、他の児童と同じく保育時間は基本的に制限がありません。
しかし、保育園の方針によっては保育状況などに応じ、延長保育をすることができない、時間の短縮を求められるという場合がありますので、こちらも確認が必要です。
0歳児は保育園で何をするの?
0歳児の1日のスケジュールは?
0歳児の1日のスケジュール例を紹介します。
月齢によりことなりますが、一般的にはこのようなスケジュールとなります。
- 8時…順次登園し自由遊び
- 9時…朝のおやつ(または授乳)
- 10時…室内での遊び又はお散歩(外気浴又は睡眠)
- 11時…給食(または授乳)
- 12時…お昼寝
- 15時…おやつ(または授乳)
- 16時…自由遊びから順次降園
遊びやお散歩の時間は?
午前中、活動時間にお散歩や園庭での遊びの時間があります。
体を動かすことにことが多くなりますね。
まだ一人では歩くことができないため、先生におんぶしてもらった状態で外の空気を感じたり、カートに乗った状態で外に出たりします。
室内遊びの場合は、保育園のおもちゃを活用して遊んだり、絵本や手遊びなどを行います。
0歳児のクラスでは、月齢により大きく成長が異なるため、子供ごとに合わせた遊びを行ってもらうことができます。
家庭での遊びとはまた違った遊びが行われるので、様々な刺激を受けながら成長することができます。
お昼寝の時間は?
0歳児の赤ちゃんにとって、お昼寝はかかすことができません。
保育園ではお昼寝の時間の回数や時間に個人差があるため、一人ひとりの成長に合わせた睡眠時間がとられます。
午前中もお昼寝が必要な場合は、主な活動の前後でお昼寝の時間になります。
成長するにつれ、1回のお昼寝で済むようになります。
離乳食・ミルクの時間は?
一般的には5,6ヶ月頃になると離乳食が開始します。
保育園では月齢や成長に応じ、各段階の離乳食が用意されます。
家庭での離乳食の進歩状況に合わせて離乳食が進みます。
ママにとってとても嬉しいことですよね。
みんな同じ時間に食事の時間をとるため、赤ちゃん自信も周りの子から刺激をうけ、離乳食の進みがスムーズになる傾向があります、
0歳児から保育園は早い?
0歳時を保育園に入れることになると、そんなに早い時期から保育園に入れるなんて可哀想という意見を耳にすることがあります。
やはり0歳児から保育園に子供を入園させるのは可哀想なことなのでしょうか。
3歳児神話は?
3歳児神話というものがあります。
「子供が3歳になるまでは家庭でママが育ててあげないと子供の成長に影響が及ぶ」という内容のものです。
50年代のイギリスの学者が唱えたものであり、母親が家庭にいることが当然という時代であったため、日本でもかなり浸透した考えとなりました。
今の時代でも、随所でこの3歳児神話が取り入れられている傾向があります。
祖父母世代は特に、0歳時から保育園に預けるなんて可哀想!と言うことが多いでしょう。
家庭の保育方針に従おう!
現代の日本では、子どもを出産してからすぐに働きだすということが珍しいことではなくなっています。
保育園に0歳児からあずける家庭も少なくありません。
0歳児を保育園にあずけるメリットとデメリットを知った上で、家庭の保育方針を話し合い、保育園の入園を検討しましょう。
0歳児を保育園に入園させるメリットとは?
0歳児を保育園に入園させるメリットについてです。
生活のリズムが整う
保育園に通うことで、生活のリズムが整います。
朝の決まった時間に起床し、準備をし、家を出て、保育園の中でも決まったスケジュールの中で生活します。
0歳児の赤ちゃんにとって、授乳やお昼寝の時間がなかなか定まらないことも少なくありませんが、保育園に通うことで、早い段階から生活のリズムが整います。
生活のリズムが整ってくると、授乳のタイミングも睡眠時間も自然に整うため、夜もしっかりと寝てくれるようになったり、パパにとってもママにとっても助かりますね。
育児のプロが身近にいる安心感!
子供を出産してから、病院を退院し、家庭での育児が始まると、日々心配なことや不安なことが次々に出てきます。
授乳、ミルク、睡眠、発達、病気などについて日々相談したいことが出てきます。
そんなとき、保育園に0歳児から通っていることにより育児のプロがいつも身近にいることになります。
保育園にあずけることで、成長を一緒に見ていくことができ、嬉しい成長を分かちあったり、悩みを相談することができます。
安心して育児をすることができるでしょう。
様々な経験ができる
0歳児から保育園に通うことで、様々な経験をすることができます。
赤ちゃんなりにたくさんのことを保育園で吸収してきます。
赤ちゃんによっては言葉を覚えるのが早くなったり、発達に良い影響を受けます。
家庭ではなかなかすることができない経験を早い段階からすることができますね。
集団生活になれるのが早い
0歳児から保育園に入園することにより、保育園での集団生活になれるのが早いです。
1、2歳児から通うことになると、ママと離れることが難しく、自己主張も強くなるため、朝に送るときに大泣きしてしまう期間が長引く傾向があります。
しかし、0歳の時期から通っていることで、まだ自己主張が少なく、慣れるのも早く、その後もスムーズに保育園に通うことができる傾向があります。
免疫力がつく
保育園生活では、感染症が流行しやすい傾向があります。
年間を通して、様々な感染症が流行ります。
そのため、小さいうちから病原菌に触れていることで、免疫力がつき、強い体に成長します。
入園しやすい
保育園では待機児童問題があります。
いざ保育園に入園しようと思っても入園することができない児童が多くいます。
しかし、0歳児の時期はもっとも入園しやすい時期であり、仕事をしているなど条件を満たしていれば、スムーズに入園できることが多い傾向があります。
職場復帰を考えているのなら、0歳児から入園したほうが比較的入りやすいのでおすすめです。
0歳児から保育園に入園させるデメリットとは?
0歳児を保育園に入園させるデメリットについてです。
デメリットもあるため、考慮しながら入園を検討しましょう。
ママの負担が大きくなる
0歳時の子供は睡眠のリズムが整っていないことが多いため、夜泣きや夜間の授乳があります。
それに加えて保育園の準備、身支度、送迎、帰宅後の食事、夜泣き、授乳と生活がバタバタします。
そのため、睡眠不足になってしまうこともあるでしょう。
しかし、仕事と保育園があると日中に休むことが出来ません。
少しでも負担が減るように、パパや実家の家族と協力していきたいですね。
完母で育てるのが難しい
0歳から入園することにより、完母で育てるのは難しくなります。
母乳の預かりを行っている保育園もありますが、母乳は持ち込むことができずミルクになってしまう保育園もあります。
保育園を入園を機に、混合育児になることがほとんどです。
完全母乳で育てたいという場合は、母乳の預かりをしてくれる保育園か否かを確認しておく必要がありますね。
子供の成長の瞬間を見れない
保育園に通うことで、やはり子供の成長を見逃してしまうことはありますね。
昨日はできなかったことが今日できるようになるというくらい大きく成長する時期です。
そのため、成長の瞬間を見逃してしまうことが多くなるでしょう。
もちろん、保育園では毎日出来るようになったことをお知らせしてくれます。
ママがいなくてものびのびと過ごし成長していると捉えるとよいですね。
感染症にかかりやすい
生後半年くらいまではお腹の中にいた時にママにもらった免疫を持っているため、感染症などになりにくい傾向があります。
しかし、免疫がなくなってくると立て続けに感染してしまうことも少なくありません。
罪悪感を感じる
0歳でもママの存在を理解し、やはり保育園に預けるときは赤ちゃんも泣きます。
そのため、慣れるまでは毎朝泣いてしまうことも少なくありません。
そのため、ママが毎日罪悪感を感じてしまうこともあります。
自宅に帰ったらたくさん抱っこしたりお話をして愛情を注いであげたいですね。
0歳児を保育園に入園させる注意点は?
0歳児を保育園に入園させる前に気をつけたい注意点についてです。
予防摂取を済ませる
0歳児は予防摂取の回数が多いですよね。
忙しい中でも忘れることなく、しっかり予防摂取を受けましょう。
哺乳瓶の練習をさせる
保育園では哺乳瓶を必ずといっていいほど使用します。
入園前に哺乳瓶の練習をしておきましょう。
勤務時間の調節をする
3歳に満たない子供を育てている場合、1日の勤務時間を6時間という短時間勤務にすることができる制度があります。
法律で定められている制度なので、条件を満たしていれば利用することが可能です。
短時間勤務で働くことを検討してもよいですね。
保育園からの呼び出しには素早く対応する
保育園に通っていると、急な発熱などにより、すぐに迎えに行かなければいけないこともあります。
ママとパパどちらが行くのかを相談したり、誰が迎えにいくのか、ママ、パパが行けない時に頼める人などを探しておきましょう。
全てを保育園任せにしない
ママやパパの仕事やプライベートを大事にし、育児やしつけを保育園任せにするのはいけません。
お金を払っているのだから、私は忙しいんだからとしつけや育児を保育園に丸投げするのはいけません。
ママ、パパは子供としっかり向き合いましょう。
その上でうまくいかないこと、わからないことを保育園に相談するのは良いと思います。
「この子のママ、パパは自分」ということを忘れず、育児やしつけはしっかりママ、パパが行いましょう。
まとめ
0歳児の赤ちゃんを保育園にあずけて働くことは、安易なことではありません。
パパ、ママが協力したり、周囲の人が協力しながら行いたいですね。
また、0歳児の赤ちゃんをあずける事を決めたら、可哀想と思うのではなく、ポジティブに捉え、家庭ではたっぷりの愛情を注ぎましょう。