妊娠中期の体調不良には雑炊がおすすめ!おすすめレシピ!

妊娠中期は胎盤もしっかりしてくるので、身体の状態も安定してくるため、安定期と呼ばれている時期となりますね。
この時期になるとある程度落ち着いてくるため、ちいさな旅行を楽しんだり、産後の入院や赤ちゃんのものを準備し始めたりします。
そんな妊娠中期ですが、お腹がどんどん大きくなってくるため、体調不良を感じ食事がうまく食べられないような日もあります。
そこで妊娠中期の食事におすすめなのが食べやすい雑炊となります。
今回は妊娠中期に雑炊を食べるメリットや雑炊を食べるときのポイント、妊娠中のおすすめの雑炊レシピについてご紹介したいと思います。
目次
妊娠中期に雑炊を食べるメリット!
妊娠中期におすすめの雑炊。
地域によってはおじやと呼ばれることもありますね。
ご飯にだし汁をかけ、食べやすい大きさにカットした肉やほぐした魚、野菜やきのこなどの具材が入っています。
味付けとして味噌や醤油や塩を使用し、美味しく食べやすく簡単な料理となります。
おかゆとも似ていますが、おかゆは大量の水で柔らかく煮るもので、醤油や味噌などで味付けはされず、塩のだけで味付けされるというのが大きな違いですね。
妊娠中期のママに食べやく作るのも簡単で短時間で食べられるおすすめの料理の一つですね。
食べやすい・消化に良い
だし汁でご飯が柔らかめになるので、妊娠中期のつわりで吐き気や食欲が低下しているときでも、比較的食べやすい料理となります。
お米以外の具材も入れるため、栄養のバランスも良く摂取することができますね。
煮ることで食べやすく柔らかくなるだけではなく、加熱することでデンプン質に近い状態まで分解されるため、消化も良いです。
しかし飲み込むような形で食べてしまうと、消化吸収は悪くなってしまうので、しっかりと咀嚼して食べるようにしましょう。
代謝アップ
雑炊は基本的に土鍋や鍋を使用して調理します。
そのため、雑炊を食べることによって身体が芯から温まります。
身体があたたまると血のめぐりがよくなり、身体の機能は活発化します。
代謝がよくなるだけではなく、赤ちゃんの成長により大きくなった子宮の圧迫で腸の動きがにぶくなりがちですが、腸もよく動くようになるため、便秘の解消にも繋がります。
早食い防止
妊娠中期に食欲が戻ってくると、食べたときに食べすぎてしまったり、早食いになりがちです。
早食いにより20分以内に食事を終えると、満腹中枢が刺激されないため、食べすぎてしまいやすくなります。
妊娠中期は食べ過ぎによる体重増加を避ける必要もあります。
雑炊はアツアツなので、なかなか早食いをすることは難しく、早食い防止となります。
よく噛むと満腹中枢が刺激されるため、満腹感を得ることができます。
低カロリー
できたてのご飯は1杯あたり600キロカロリーほどです。
しかし、雑炊で同じ量のお米を使用してしまうと、量が多くなるので、一人分の雑炊は普段のご飯1杯の半分ほどで間に合います。
そのため、雑炊を1杯食べても300キロカロリーほどで抑えることができます。
他に加える調味料や具材により、多少カロリーに違いはでますが、妊娠中期の体重管理が必要なママにとって嬉しい低カロリーな食事となります。
妊娠中期に陥りやすい悩みとは?
妊娠中期は身体も心も過ごしやすくなる時期と言われていますが、必ずしもそうとは限りません。
ときに体調が悪くなってしまうこともあります。
女性ホルモンのバランスが乱れたり、徐々に大きくなってくるお腹の影響で体調を崩してしまうことがあるのですね。
便秘
まずは便秘になりやすいという事があげられます。
妊娠中のママの約70%が便秘に悩むといれています
妊娠中期あお腹の赤ちゃんの成長により大人の頭くらいの大きさまで子宮が大きくなります。
そのため、お腹が膨らみはじめ、胃腸を圧迫します。
すると便を上手に腸内で移動させ排出することが難しくなり、便秘になりやすくなります。
女性ホルモンの影響により腸の動きが鈍くなるので、より便秘になりやすいのですね。
吐き気
つわりは妊娠初期に悩まされるイメージが強いものの、妊娠中期にもつわりに悩むことはあります。
女性ホルモンのプロゲステロンが体内で増加するため、胃がムカムカしたり、吐き気を催したりすることがあります。
また、子宮が大きくなってくると、胃が下から上に持ち上げられるような形となり、つわりのような吐き気を感じやすくなるのですね。
腸に便が溜まってしまうことにより、胃の状態も悪くなり、身体に不調を感じやすくなります。
吐き気や便秘の症状が悪化し辛い場合は病院に受診し相談しましょう。
妊娠中期は体重管理も大変!雑炊を食べるときのポイント!
妊娠中期は体調不良だけではなく、体重の増加にも気をつけなければいけません。
妊娠初期にあまり食べられなかった反動で食べすぎてしまったり、つわりが落ち着き食事がとれるようになったりと食欲が増すことがあります。
しかし、妊娠中期に体重が増えすぎてしまうと、妊娠高血圧症候群や妊娠性糖尿病などのリスクが高まります。
妊娠中期のママは体重のコントロールもしっかりとしなければいけません。
雑炊は食べすぎないように
雑炊を食べるときは食べすぎないように注意しなければいけません。
低カロリーな料理とはいえ、食べ過ぎると体重の増加に繋がりますね。
体重が増加する原因が雑炊となることもあるので、食べ過ぎには注意が必要です。
食べ過ぎ防止のために、流し込むように食べるのではなく、一口一口よく噛み食べるようにしましょう。
雑炊を作るときのポイントは?
妊娠中期の雑炊を作るときのポイントについてです。
妊娠中期は心も身体も安定しているため、好きなものばかりを食べてしまいがちです。
しかし、体調不良がいつ起こってもおかしくない不安定な状態、赤ちゃんに食べたものの栄養素がそのまま運ばれるため、ポイントに気をつけて作った雑炊を食べたいですね。
味付け
まずは味付けです。
あまり濃くしないようにしましょう。
自分の好きなように味付けできる雑炊なので、ついつい味をつけすぎてしまい濃くなってしまいます。
しかし、味が濃いと塩分のとりすぎとなり、体重の増加の原因となってしまいます。
雑炊は低カロリーで栄養のバランスよく摂取できる料理ですが、塩分のとりすぎには注意して作り食べるようにしましょう。
濃い味付けにならないようにする対策としては、昆布やかつおなどのだし汁を使用することで味付けをしすぎずとも美味しく、塩分を抑えることができます。
栄養バランス
雑炊に入れる具材で栄養のバランスをとりましょう。
バランスの良い食事を心がけなければ、赤ちゃんにとっても必要な栄養素をしっかりと送り届けることができなくなってしまいます。
栄養のバランスを整えた雑炊を食べるためには、脂身の多いお肉を控えたり、野菜やきのこをたっぷりと入れるとよいですね。
妊娠中期におすすめの雑炊レシピ
ほうれん草の雑炊
まずがほうれん草の雑炊です。
妊娠中は鉄分が不足しやすいため、鉄分を摂取することができる雑炊です。
洋風の雑炊となります。
味付けはコンソメと少々の塩でできます。
ほうれん草のかわりに小松菜もよいですね。
- 炊きたてのご飯を3分の2膳用意します。
- 冷えご飯の場合はレンジで温めましょう。
- ほうれん草を根本からよく洗い、1cm間隔でカットします。
- 卵をときましょう。
- 鍋に水250CC 入れてコンソメの素と塩をひとつまみ入れます。
- 沸騰したらご飯を入れて沸騰させ、ほうれん草を茎から葉と順番に入れます。
- たまごを回し入れ、半熟になったら火をとめます。
- 最後に黒胡椒を少々ふりかけて完成です。
梅雑炊
吐き気や食欲がないときにおすすめなのは梅雑炊です。
妊娠中期は貧血になりやすいため、ほうれん草も一緒にいれてもよいですね。
- ご飯一膳と豆腐と梅を用意します。
- 梅の種をとっておき、豆腐は賽の目にカットします。
- 鍋に水を400CCいれ、だしパックを入れます。
- だしが取れたらだしパックを鍋から取り出します。
- ご飯1膳と豆腐と梅を入れます。
- ほうれん草を少々盛り付けて完成です。
まとめ
妊娠中期の体調不良の際に雑炊がおすすめです。
簡単につくれて食べやすいですね。
しかし、体調不良がなかなか良くならない、便秘がひどいという場合、雑炊も食べることができないというような場合は、一度かかりつけの医師に相談しましょう。
身体の芯からあたたまり、冷えの対策にもなりますね。