妊婦さんに酢が効果的?!得られる効果と摂取するときの注意点!

妊婦さんは、お腹の中で赤ちゃんが成長するために、十分な栄養素、バランスの良い栄養を摂取し、健康的に過ごすことが大切ですね。
酢はとても体に良いと言われている食材ですが、妊婦さんの体にとっても良い物なのでしょうか。
そこで今回は、妊婦さんが酢を摂取することにより得られる効果と摂取する時の注意点など詳しくご紹介していきますね。
目次
酢とは?
酢は、調味料として使用されることが多かった食材ですが、近年健康食品飲料として販売され摂取している人も増えていますね。
酢には色々な種類がありますが、酢酸を5%ほど含んだ調味料が酢です。
酢酸は、酢の酸っぱさの成分であり、酢酸が含まれていれば含まれているほど、酸味を強く感じたり、酸っぱさを強く感じます。
酢の原料もそれぞれ異なりますが、一般的な酢の原料は白米と玄米ですね
白米と玄米を蒸らし、麹菌と水を加えてアルコール発行を行います。
酢酸を作り出すための乳酸菌を加え、酢酸発酵させた物が酢なのですね。
長い年月熟成されたものは濃厚で良い味が出ると言われていますが、早いものだと、数ヶ月で酢として製品化されます。
また、リンゴ酢やブルーベリー酢などなど、果実酢は、熟成期間がながければ長いほど高値で販売されています。
酢がもたらす良い効果とは?
では酢からどのような効果を得ることができるのでしょうか。
疲労回復効果
まず1つ目は疲労回復効果ですね。
酸っぱい酢を食べることで、口の中がスッキリしたり爽やかになります。
体もシャッキっとしますね。
酢にはアミノ酸、クエン酸の成分が含まれており、疲労回復効果、疲労回復のスピードを早める効果があるのです。
また、酢酸に含まれているグリコーゲンという成分は運動により疲れてしまった体に消耗された成分を早急に補ってくれます。
ダイエット効果
続いてダイエット効果もあります。
酢酸、クエン酸、アミノ酸にはダイエット効果があります。
酢酸には脂肪の蓄積を抑えてくれる効果があったり、クエン酸には脂肪をエネルギーに替えて消費知てくれる効果があります。
また、アミノ酸にも脂肪を燃焼する効果を促進される効果があります。
抗菌作用
酢に含まれているクエン酸には、抗菌作用があります。
生ゴミや臭い対策のために酢を散布することもありますね、
冷蔵庫の除菌や食品の防腐のためなどにも昔から使用されています。
大腸菌やサルモネラ菌など、人間にとって非常に怖い作用が働くため、とてもよいですね。
血糖値の上昇
酢を食べると、血糖値の上昇を抑えることができます。
血糖値が急激に上がってしまうとよくないので、食事の時に一緒に酢を摂り、血糖値の急激な上昇を抑えましょう。
腸内環境
酢を摂取する事により、腸内環境が整います。
腸内の悪玉菌の働きを抑制してくれます。
腸内環境が整うと、便秘や下痢の症状が起こりにくくなります。
快便になります。
体調不良も起こりにくくなりますね。
栄養の吸収
栄養素を体に吸収させやすくしてくれる効果もあります。
カルシウムの吸収効率が上がります。
通常食べて摂取するよりも、酢を体内に入れた状態で摂取したほうが、1.5倍も吸収率が高まります。
血液がサラサラになる
酢を摂取することで、血液がサラサラになります。
ドロドロの血液だと、血流が悪くなってしまい。血管が詰まってしまう原因となります。
血液の流れが良好だと、病気のリスクも低くなりますし、疲労回復も早いです。
妊婦さんが酢を摂取するメリット!
では妊婦さんが酢を摂取すると得られる良い効果についてです。
疲れがなくなる
妊娠すると疲れを感じやすくなったり、疲れが溜まりやすくなります。
酢を食べたり、酢を薄めて飲むことで、体が元気になります。
疲れを感じている妊婦さんは酢を摂取しましょう。
体重をコントロール
安定期に入ってくると、つわりによる吐き気などがおさまり、食欲も湧いて体重が増加しやすくなります。
体重が増えすぎてしまうと、産道に脂肪がつき、出産時に難産になりやすくなります。
酢を摂取することで、脂肪が燃焼されやすくなり、体重の増加をコントロールすることができますね。
むくみの緩和
妊娠後期になると、お腹が大きくなり、静脈が圧迫され血行が悪くなりやすくなります。
するとむくみやすくなってしまいます。
足などに余分な水分が溜まってしまいます。
そこで酢を摂取することで、クエン酸により水分の循環が改善され、溜まってしまっている水分が体外へと排出されむくみが解消されます。
更に適度な運動、足のマッサージも共に行なうことで、よりむくみの解消になります。
妊娠高血圧症候群予防
酢を摂取することにより、妊娠高血圧症候群の予防となります。
高血圧が悪化してしまうと、妊娠高血圧症候群に鳴りやすくなります。
妊娠高血圧症候群の原因ははっきりしていないものの、もともと高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害がある、高齢出産、太っている、多胎妊娠などの条件により妊娠高血圧症候群になるリスクが高まります。
妊娠高血圧症候群になると、血圧が上昇、尿蛋白がでるようになります。
病状が悪化してしまうと、赤ちゃんに栄養素や酸素を送っている胎盤が子宮からは剥がれてきてしまい、出血を起こしてしまうことがあります。
常位胎盤総剥離という状態ですね。
胎盤が機能しなくなってしまうと、赤ちゃんは栄養不足となり発達不全に陥ってしまったり、胎児機能不全となってしまい、最悪の場合は死に至ってしまうこともあります。
妊娠高血圧症状群はとても恐ろしい病気なので、予防はとても大切です。
酢を摂取することで、血流が良くなり、高血圧を抑制してくれます。
塩分の摂取は高血圧を助長してしまうため、摂取量には十分に注意が必要となりますね。
つわりの緩和
酢を摂取することは、つわりの緩和にも繋がります。
つわりのときは、やたらと酸っぱいものが食べたくなったりします。
そんな時、レモンや柑橘系の物を食べるという人もいるのですが、一方酢でも効果的であると感じる妊婦さんが多いのです。
ご飯は食べられないけど、酢飯なら食べられるということもあります。
また、つわりの緩和のために酢を摂取するのであれば、特におすすめの酢が黒酢です。
酢はそのまま飲んでしまうとニオイがきつく、つわり中だとより気持ち悪くなってしまうこともあります。
しかし、黒酢だと飲みやすく、炭酸水にスプーン1杯ほどのく黒酢を入れて飲むのもとてもおすすめです。
冷え性の改善
酢は冷え性の改善にも効果的です。
妊婦さんの体にとって冷えは大敵です。
ホルモンバランスの変化により、ホルモンバランスが乱れると、体温調節が上手にできなくなってしまいます。
すると手足やお腹が冷えやすくなるのです。
また、お腹が大きくなってくると、より姿勢も悪くなってきたり、動きにくく、血行が悪くなりがちです。
すると余計に冷えはひどくなります。
冷えが原因で便秘や腰痛やむくみなども起こりやすくなります。
胎児への影響もあり、流産や早産の原因となってしまうこともあります。
そこで、酢を摂取し、血行をよくし、冷えを予防することはとても大切です。
また、お湯で酢を飲むことで、より体が温まるのでおすすめです。
はちみつを少量加えると飲みやすいですよ。
便秘改善
妊娠中は水分をたくさん赤ちゃん側に取られるため、水分が不足しやすく、便秘になりやすくなります。
そこで、酢を摂取することで、酢に含まれるクエン酸が腸のぜん動運動を活発にしてくれるため、便を排出しやすくなります。
また、腸は栄養素を吸収しやすくなるため、必要な栄養素をしっかりと吸収し、不要な物をしっかりと排出することができるようになります。
便秘が続き、痔になってしまうことも多いので、スムーズな排便を促したいですね。
便秘解消のためには、1日あたり酢を15から30ml程度摂取するとよいです。
ただし、食前や空腹時を避けて摂取するようにしましょう。
食後、食間で摂取します。
カルシウムの吸収
妊婦さんの体では、赤ちゃんを育てるためにとカルシウムが普段以上に必要となります。
赤ちゃんの歯、骨などを丈夫にするためには、カルシウムを十分に摂取する必要がありますね。
そこで、普段の料理に少量酢を足すだけで、カルシウムを吸収しやすくなります。
美肌
妊娠中は、ホルモンバランスの変化の影響で肌が敏感になったり、肌トラブルが起きやすくなってしまいます。
また、シミの原因となるメラニンも増え、シミなどが増えてしまうこともあります。
そこで酢を摂取することにより、肌の保水力がアップし、肌は潤い、肌トラブルを予防することができます。
また、酢に含まれているアミノ酸には、体内のコラーゲンを合成してくれる働きがあるため、肌はつやつやもちもちの美肌になります。
メラニンを除去する効果もあるため、色素沈着、肌のくすみなどの予防にもなります。
妊婦さんが酢を摂取!リスクや注意点は?
では妊娠中に摂取すると良い効果をもたらしてくれる酢ですが、摂取するときに注意すべき点があるのでご紹介しますね。
歯への影響
妊婦さんの体では、カルシウムが赤ちゃんに必要となるため、カルシウムが不足しやすくなります。
また、つわりにより、強い胃酸が口の中に出てくると、歯のトラブルが起きやすくなってしまいます。
酢には、妊婦さんの体にとって良い効果をもたらしてくれるものの、歯に触れると、歯のエナメル質が溶けてしまうことがあるのです。
歯のエナメル質が溶けてしまった場合、歯の輝きが失われたり、変色してしまいます。
歯の表面が削れることにより、知覚過敏のような症状に見舞われることもあります。
そのため、摂取時の注意点としては、薄めて飲んだり、飲む頻度を少なくするとよいです。
また、酢を摂取した後は、30分程度経ってから歯磨きをしたり、水で口の中をゆすぐことにより、歯への影響を防止することができます。
胃が荒れる
酢を摂取することにより、胃が荒れてしまうことがあります。
酢の原液は強く、そのままの状態で摂取してしまうと、胃の粘膜が傷ついてしまうことがあるのです。
妊婦さんんの胃の粘膜が荒れ、胃炎になってしまうと、食べ物を十分に摂取することができなくなってしまい、赤ちゃんに十分な栄養素を送り届けることができなくなってしまいます。
酢を摂取するときは、胃の粘膜を傷つけないように、原液のまま摂取するのではなく、水などで割ったりお料理に加えて摂取するように注意しましょう。
冷え性
酢を摂取することにより、血流がよくなるため、冷え性改善となる良い効果をもたらしてくれますよね。
ところが、酢を摂取しすぎてしまうと、逆に冷え性が悪化してしまうことがあります。
酢を過剰摂取すると、体の中に必要な血小板や赤血球が分解されてしまい体がいます。
摂取すればするほど良いというものでもなく、適量日々の食事の中で加えるようにしましょう。
まとめ
妊婦さんにとって、酢は体の状態を良い状態で保つために欠かせない食材ですね。
もちろん摂取しすぎはよくありませんが、妊婦さんの食生活の中に酢を取り入れることはとてもおすすめです。
酢を上手に活用しながら快適な妊婦生活を送ることができますように!