しゃぼん玉は怪我やトラブルの原因に?楽しくできない?注意点や安全に遊ぶ方法
子供はしゃぼん玉遊び大好きですよね。
我が子は1歳くらいまではしゃぼん玉を怖がりますが、2歳頃から大好きになり、その後3人とも大好な外遊びの1つです。
また、子供がしゃぼん玉を真剣に膨らます姿や膨らませて喜んでいる姿、しゃぼん玉を追いかける姿を見ているママやパパも楽しい遊びですね。
しかし、安全なしゃぼん玉遊びが出来ていますか?
時にしゃぼん玉遊びが周囲の人に迷惑をかけてしまっている事もあります。
子どもが安全にしゃぼん玉遊びができる情報と時にトラブルに発展してしまうことがあるため注意すべきことをご紹介します。
目次
安全なしゃぼん玉液を選びましょう
しゃぼん玉は、STマークというものが付いているものをおすすめします。
STマークとは国内販売されている玩具の安全性を高めるための制度があり、ST基準適合検査に合格し、安全とみなされた玩具に与えられるマークです。
STマークの付いているしゃぼん玉、国内のしゃぼん玉は全国しゃぼん玉協会によりますと、3%以下の界面活性剤と微量の増粘剤、96.9%以上の水で出来ていたり、誤飲の引き金になってしまう香料や着色料を配合してはいけないという安全基準が設けられています。
もし万が一誤飲してしまったとしても、界面活性剤中毒が発生しないように安全性を高める工夫がされているのですね。
STマークの付いたしゃぼん玉液を選び、安全に使用しましょう。
注意!しゃぼん玉が怪我の原因に?
しゃぼん玉で遊ぶ時は怪我をしてしまう可能性があるため、安全に遊ぶために注意すべき点があります。
しゃぼん玉ストローが喉に刺さる
しゃぼん玉のストローをくわえたまま、走ったり歩いていて転んでしまい、喉にストローが刺さってしまうという大けがに発展することがあります。
子どもから目を離さずに、ストローをくわえたまま走ったり歩いたりしないように注意しましょう。
しゃぼん玉液の飲み込みに注意
全国しゃぼん玉協会では安全基準として、市販のしゃぼん玉ストローには穴が開いているため、飲み込み防止構造があります。
市販のしゃぼん玉液をもし飲みこんでしまった場合、急いで大慌てで救急車を呼ぶ必要がありません。
ただし、しゃぼん玉液を飲んだことで喉の痛みや吐き気、嘔吐や下痢の症状が出る場合があり、症状が重症でおさまらないというような場合は医療機関に受診しましょう。
しゃぼん玉を飲みこんでしまった場合は、牛乳を飲ませ様子を見ると良いです。
また、目にしゃぼん玉液が入ってしまったという場合は流水で10分以上洗ってあげると良いです。
しゃぼん玉液による転倒
しゃぼん玉液を足元にこぼしてしまった上を走ったり歩くと、意外と滑りやすくなっているため、注意が必要です。
しゃぼん玉がトラブルの原因に?!
実はしゃぼん玉が原因でトラブルに発展してしまう事もあるため、知っておくと良いですね。
住宅街、近隣住民とのトラブル
ベランダや窓、玄関前からしゃぼん玉をすることを禁止しているマンションもあるほど、しゃぼん玉が原因で近隣の人とトラブルに発展してしまうことがあるので注意しましょう。
- 干している洗濯物にしゃぼん玉が付いてしまう
- 車にしゃぼん玉が付く
- しゃぼん玉液のせいで庭の花が枯れる
など、しゃぼん玉液に配合されている界面活性剤の影響や、唾液の混じったしゃぼん玉が付くことなどを嫌がる近隣の方はいます。
また、重度のアトピーの方などは、界面活性剤不使用の洗剤を使用し洗濯していたりと衣類や布団を干している所にしゃぼん玉が飛んできてしまうと、アトピーの悪化に繋がるためかなり不満を感じるでしょう。
更に車にしゃぼん玉液が付いてしまい、長時間放置すると車の塗装が変色してしまう事があります。
その場合、苦情だけにとどまらず、洗車代、修理代などを請求されてしまう事もあるのです。
公園でのトラブル
公園でしゃぼん玉を行うときもトラブルに発展してしまうことがあります。
- しゃぼん玉がしたい!貸してと言われる
- しゃぼん玉を割った割らないで喧嘩になる
- しゃぼん玉液が周囲の人に当たって割れるとしゃぼん玉液と唾液がかかってしまう
口を直接付けて使用するものなので、貸し借りはあまりおすすめできませんね。
しかし公園だと周囲の子供が貸してほしいと寄って来てしまう事はあります。
また、公園でお弁当を食べている人やジョギングをしている人、くつろいでいる人などにしゃぼん玉が風に流され飛んでいき、割れてしゃぼん玉液が掛かってしまい大迷惑と言う事もあります。
トラブルを避けて楽しむためには?
ではトラブルを避けて楽しむためにはどうしたら良いのでしょうか。
しゃぼん玉はできるだけ広い公園を選び行いましょう。
誰もいない時や広くて人も少なく周囲に人がいない時の公園なども良いですね。
また公園でしゃぼん玉を行う際は、風向きを考え、人が居ない方向に飛ぶように工夫してしゃぼん玉を作りましょう。
自宅で簡単しゃぼん玉液の作り方と安全性の高いしゃぼん玉液の作り方?!
しゃぼん玉液を購入しなくても、自作でしゃぼん玉液を簡単に作ることができます。
基本の作り方
基本の作り方としては、準備するのは
- 水・・・100ml
- 洗濯のり・・・50ml
- 台所用洗剤・・・10ml
を使用します。
洗濯のりは(PVA)という成分がしゃぼん玉を割れにくくしてくれる成分であるため、PVAと記載されている洗濯のりを使用しましょう。
安全なしゃぼん玉液の作り方
子どもが万が一飲みこんでしまったという場合も害が少なく、肌にしゃぼん玉液が付いても強い刺激を与えないしゃぼん玉液です。
肌が弱いお子さんやしゃぼん玉を時折吸ってしまい口にはいってしまうことがある、子どもには安全なしゃぼん玉液で遊んで欲しいという場合は、これからご紹介する安全性の高いしゃぼん玉液がよいです。
準備するものは
- ぬるま湯・・・100ml
- 無添加石鹸・・・5g
- 砂糖orガムシロップ・・・少々
よく混ぜ合わせて使用します。
砂糖は溶けにくいためよく掻き交ぜてください。
しゃぼん玉をより楽しめる工夫アイテムは?
しゃぼん玉を市販のストローでそのまま行うのではなく、ほかの工夫アイテムでより楽しくしゃぼん玉を楽しむことが出来るためおすすめです。
ストローを使って
自宅にある飲み物を飲むときに使用するストローで行えます。
自宅でしゃぼん玉液を作り専用のストローが無いという場合でも楽しむことができます。
ストローの先に1センチほどの切り込みを5、6カ所入れたら切った部分を外側に折り、広げることでしゃぼん玉が出来るストローとなります。
この方法を行う場合は少し太めのストローを使用したほうが良いです。
もし太目のストローが無いという場合は、細いストローを5,6本まとめてしゃぼだま液を付けて拭くと小さなしゃぼん玉が大量にできて楽しめます。
モールを使って
モールを使用し、金魚すくいのポイみたいな形にすることでしゃぼん玉が出来ます。
またより上手く大きなしゃぼん玉を作りたいという場合は、3本程度束ねてポイの様な形にすることで、割れにくく大きなしゃぼん玉ができます。
モールを使ったものだと、まだ上手くふーっと吐くことが出来ない子でも楽しめるのでおすすめです。
まとめ
しゃぼん玉には子供が楽しめる遊びというだけではなく、膨らませることで口周りの筋肉や舌の筋肉が鍛えられ、言葉の発音などがよくなる効果が得られます。
また、口呼吸ではなく鼻呼吸へと改善することもできます。
ご近所とのトラブルや怪我をしてしまう事もある遊びですが、場所選びや遊んでいるときに目を離さず安全に使用することで、とても楽しい遊びとなります。
広い公園や河川敷、河原、休みの日の小学校の校庭等々で遊び、風向きに注意し、人にしゃぼん玉が当たらないようにする工夫も必要ですね。
しゃぼん玉を楽しむために、注意点などに気を付け楽しくしゃぼん玉をしましょう。