新しい歯!?6歳臼歯って?虫歯になりやすい?トラブル予防方法!

子供が6歳頃になると乳歯から永久歯に生え変わる時期となります。
その時期に奥歯の奥に生えて来るのが6歳臼歯という永久歯です。
この6歳臼歯は歯並びを安定させるために重要な役割を担う歯なのですが、一方で虫歯になりやすい歯でもあります。
そこで今回は6歳臼歯について、6歳臼歯がトラブルに見舞われないための予防法について詳しくお伝えしていきますね。
目次
6歳臼歯って?!
6歳臼歯は、別称第1大臼歯と呼ばれる歯です。
乳歯が並ぶ一番奥に生えて来る歯であり、永久歯となります。
6歳臼歯により今後の噛み合わせが変わって来るため、とても大切で重要な歯となります。
かみ合わせのカギと言われるほど大切な歯なんです。
一方で6歳臼歯は一番奥に生えることで歯ブラシが届きにくい場所に重要な歯が生えているという状態になります。
しっかりと歯ブラシが行き届きにくいため、虫歯になりやすくなってしまうのです。
また、もともと乳歯が生えていたという場所でもなく、歯茎から生えてくるため、生えてくる際に口内でトラブルが起きてしまうこともあります。
6歳臼歯は虫歯になりやすい!?なぜ?
6歳臼歯になりやすい歯だと言われています。
6歳臼歯は生えるまでに約1年ほど月日がかかります。
そのため、生えてきている最中に隣の歯との段差ができ、そこに汚れが溜まりやすくなってしまうのです。
すると隙間という見えにくい場所で知らず知らずのうちに虫歯ができてしまい、虫歯に気づけないまま重症化してしまうことがあります。
6歳臼歯に起こりやすいトラブルは?
6歳臼歯トラブルが起こりやすい歯です。
虫歯にもなりやすい歯ですが、虫歯意外にも起こりやすいトラブルがあります。
歯茎が痛い
6歳臼歯が生えて来る頃に、歯茎が痛くなることがあります。
まだ6歳臼歯が生えていないのにも関わらず、これから生えて来る場所が痛く感じるときもあります。
多くの場合、6歳臼歯の生え始めに痛みを感じ痛みを訴えるものの、しばらくすると痛みはおさまります。
しかし、生え始めで歯にまだ歯茎がかぶっている状態だと、その隙間に汚れが溜まってしまいます。
するとその部分が萌出性歯肉炎という状態になってしまうことがあるのです。
炎症が起こらないようにするために、刺激の少ない洗口液を使用し歯ブラシで周りを優しくしっかりと磨くことが大切です。
生えてきた歯が茶色い!?
6歳臼歯が生えてきて歯を見てみた所茶色く見えるということがあります。
この状態は、エナメル質形成不全といいます。
エナメル質形成不全の場合、歯が石灰化する時期なのにうまく形成することができないため、茶色い状態となってしまいます。
永久歯の前歯と6歳臼歯が同じ時期に生えるということで、形成不全が起こると6歳臼歯だけではなく前歯も茶色くなってしまいます。
茶色い状態を改善するためにはフッ化物を塗布し歯を強化することが大切です。
セメント、プラスチックで歯を覆うという方法もあります。
ただし、茶色い状態がエナメル質形成不全である場合もありますが、虫歯であるという可能性もあるので、茶色い状態の場合は小児科、又は歯医者で確認してもらう事をおすすめします。
6歳臼歯がなかなか生えない
6歳臼歯がなかなか生えて来ないというトラブルが起こることもあります。
歯茎やアゴに6歳臼歯がハマってしまっていることにより、なかなか生えて来ることができない埋伏歯という場合があります。
また、第一大臼歯がもともとない先天性欠如で生えてこないという場合もあります。
埋伏歯になっているということは稀ではありますが、もし埋伏歯であるという場合は矯正して生えるようにと促すことがあります。
先天性欠如の場合は第二大臼歯は生えだした時に処置が必要となってしまうことがあります。
8歳頃までに6歳臼歯が生えないという状態が続く場合は一度歯医者で相談しみてもらうことをおすすめします。
6歳臼歯の虫歯を防ぐためには…
6歳臼歯歯虫歯になりやすい歯なのですが、虫歯にさせないためにはどうしたらよいのか予防法をご紹介します。
6歳臼歯は生え始めからしっかりと正しいケアを家庭で十分に行い予防することが大切です。
歯ブラシで磨くだけではなく、デンタルフロス、先端が90度に曲がっているタフトブラシなどを活用し十分に歯のケアを行いましょう。
また、フッ化物というものを歯に塗布することで、ミュータンス連鎖球菌により溶けてしまい虫歯となった歯のエナメル質を石灰化してくれます
そのため虫歯の抑制、初期の虫歯である場合は修復することもできますよ。
歯医者で定期的にフッ素を塗布してもらうことができるため、歯を強化するためにもフッ素塗布してもらい虫歯予防を行う事をおすすめします。
シーラント
シーラント(フィッシャーシーラント)というもので6歳臼歯の虫歯を防ぐ方法があります。
歯科用の合成樹脂を使用して6歳臼歯の表面を埋めます。
そうすることでくぼみに汚れがたまらないようになり虫歯を予防することができるという方法です。
まとめ
歯の奥の歯茎を痛がるようであれば、そろそろ6歳臼歯が生える時期かもしれませんね。
しばらくすると痛みはおさまり歯が生えてきますが、痛みが強く我慢できないといううような場合は歯医者に受診してくださいね。
6歳臼歯はとても大切な歯なので、十分なケアをしっかりと生え始めから行いましょう。
6歳となり自分で磨けていると仕上げ磨きを嫌がることもありますが、まだまだ仕上げ磨き歯必要ですね。
仕上げ磨きをする際に虫歯になっていないかなども確認し、早期段階で気づいてあげるということもとても大切ですね。