子供が窒息する意外な食べ物?!こんなに柔らかいのに喉に詰まるの?

離乳食期が終わり、少し硬めの食べ物も良く噛めるようになった、自分で手づかみして食べるようになったと成長すると、徐々に大人と同じ食事をしていくようになりますね。
すりつぶしていたものが徐々に大きくなり、食べ物によってはカットしたり潰したりという工程を加えずにそのまま食べられるものも多くなってきます。
ある程度硬くて大ききものは喉に詰まるからと避けることはできていますが、実は以外にも子供の喉には詰まってしまう考えられない意外な食べ物が身近にあったのです。
私も知らずに与えていたのですが、幸い大事には至らなかったものの、思い返すと恐ろしいです。
喉に詰まる事故を防ぐためにも、喉に詰まり窒息してしまう恐れのある意外な食べ物をご紹介していきます。
目次
主食が喉に詰まる?!第一位は以外な「穀物」
これを知った時、私はものすごく驚きました。
普段食べさせている「穀物」が子供の窒息事故で一番多い食べ物だというのです。
おにぎりやパンなどですね。
そしてこれは検討がつきますが、餅や団子も危険な食べ物です。
手づかみ食べやスプーンで食べられるようになると、小さなおにぎりにしたりスティック状のパンにしたりとしますが、飲み込み癖があったり、口に詰め込みすぎてしまう場合などは注意が必要ですね。
餅はいつから大丈夫?
では餅や団子はいつから食べさせても良いのでしょうか。
時期の目安は2歳後半から3歳を過ぎてからとなります。
しかし、まだ噛むことがあまりなく飲み込み癖がある場合や、成長度合いによって遅らせる必要があります。
普段の食事で、小さく噛みちぎったり、良く噛んでから飲みこんだりということが出来るようになってから与えましょう。
果物も子供の喉には詰まる?!
水分量が多く、噛みやすく飲みやすい果物。
大人としては喉に詰まらなそうにみえますよね。
しかし、果物の中でも特に注意が必要なのがぶどうです。
小粒のものなら大丈夫なのですが、大粒の巨峰などになると詰まる可能性が高いのです。
噛むことはできる柔らかさなのですが、ブドウは表面がみずみずしく、ツルッとのどの奥に入り込んでしまうことがあります。
噛む前にツルッと入ってしまうと喉に詰まらせてしまうので、気を付けて与える必要がありますね。
ジャムやピーナッツバターも詰まる!!
私はジャムやピーナッツバターが喉に詰まるとは思わず、特に気を付けることもなく与えていました。
ところが、パンに塗るときに大きな塊になってしまっていたり、子供が勝手にスプーンでジャムをすくい塊で食べてしまったりすると、ジャムやピーナッツバターも喉に詰まるのです。
食べさせる際は、大人が薄く塗ってから、勝手に食べられないように注意するとよいですね。
また、飲み物も一緒に飲みながら食べるのも良いです。
マシュマロも詰まる危険性あり
子供用のお菓子などでも見かけるマシュマロですが、喉に詰まる危険性のある食べ物です。
飴玉などは注意しがちですが、意外に見落とされているのです。
柔らかいマショマロですが、弾力があり噛むのが難しく、表面が溶けかかってくると、トロッとなり、喉にマシュマロがくっついてしまうこともあるのです。
子供の喉に食べ物が詰まったら?!適切な対処法
もし、気を付けていたのに子供が喉に食べ物を詰まらせてしまったという場合、慌てずに適切な対処を素早くしてあげることが大切です。
ハイムリック法で良いの?!
最も喉に詰まったものを出させる応急処置として適切だとされているハイムリック法があります。
背後から抱きかかえ、腹部を突き上げるというものですね。
しかし、これを子供に行うと、内臓が圧迫され、損傷を負わせてしまうことがあるのです。
詰まったものが取れても、今度は内臓に治療が必要となったり、最悪命に関わることにもなります。
小さな子供にとっての適切な対処とは言えませんね。
背部叩打法で対処しよう!
この方法は小さな子供乳幼児から大人までに使える対処法です。
内臓を圧迫することなく詰まったものを出させてあげられます。
まず、小さいこどもの場合は、子供をうつぶせの状態で、下から手を入れ首元に手を、股の間に腕の関節が来るように自分から見て縦になるようにもちます。
子供の体の中心線に大人の腕が来る形ですね。
手でアゴを支えて肩甲骨と肩甲骨の間を強くたたきます。
少し大きく、腕には乗らないという場合は、処置を行う大人が片方の膝を立てて座り、そこに子供をうつぶせにのせて肩甲骨の間を強く叩きます。
数回叩き、詰まらせたものが出てきたかを確認。それでも取れないという場合は、救急車を呼びます。
喉に詰まった時の誤った対処法!!
子供が喉に詰まらせると、早くどうにかしなければと、口の中に指を突っ込んで取ろうとしたり、飲み物を飲ませてしまうことがありますが、誤った対処法です。
より奥に詰まらせたものを押し込んでしまい、更に状況が悪化してしまいます。
とにかく肩甲骨と肩甲骨の間を叩いて出させるようにしましょう。
子供が喉に詰まらせないために出来ること
では子供が喉に食べ物を詰まらせないようにするためには、適切な硬さ、大きさの食べ物を与えるということになりますが、他に気を付けられることはあるのでしょうか。
ゆっくり良く噛み食べさせる
普段から早くと急かしてしまったり、大人が食べるのが早く、一人になってしまったりという状況が日常化していると、子供は早く食べようと努力します。
しかし、早く食べようとすればするほど、噛む回数が少なく、飲み込みがちになってしまったり、飲み込むタイミングを間違えてしまい詰まってしまいます。
遊び食べをしているときは別ですが、一生懸命食べているときは、ゆっくりと噛み、食べられるように急かさず、一緒に食事の時間を楽しむようにしましょう。
口に入れて話さない
口に入れた状態で話さないということを教えておくと良いです。
口に入れながら話してしまうと、噛む回数が少なくなったり、まだ噛めていないのに飲み込んでしまうということがあり、喉に詰まらせてしまいます。
口にものが入っているときは話さないようにするということを普段から習慣付けさせておくと良いですね。
食べているときは立たない、動かない
食べ物を食べているときは、立ったり動きまわったりしないようにと普段から習慣づけておきましょう。
食べ物が口に入っているのにも関わらず、立ち歩いていたり、動き回っていて転んでしまったり、あおむけになって食べていたりということで窒息事故が起こることが多いのです。
正しい姿勢で食事をさせるようにしましょう。
子供の様子をよく確認しながら・・・
食事をさせる時は、子供の様子を見ながら食べさせるということが最も大切ですね。
いち早く詰まってしまったことに気づいてあげるためにも、つまりそうな量を口に入れてしまったときも、すぐに対処してあげることが大事故に至らない為には必要です。
忙しい時間帯などは、先に大人が食べ終え、子供だけが食べている間に家事を済ませるということもあると思いますが、良く食べているところを見てあげることが大切ですね。
まとめ
子供が食べ物を食べていて、詰まらせてしまうということは悲しいですよね。
安全に子供が食事できるように気を付けたいですね。
また、もし詰まってしまったときは、ただし対処をすぐに行えるように身に付けておくと良いでしょう。