子供が頭をぶつけてたんこぶができた時の正しい対処法!!

子供はよく怪我をしますね。
どんなに近くで注意深く見守っていても、予想を超える動きや行動により転んでしまうことなどもあります。
一瞬の間に子供の事故は起こってしまうんですよね。
そんな中、子供が転倒や衝突により頭をぶつけてしまうと、たんこぶができてしまうことがあります。
しかし、頭をぶつけてたんこぶができてしまったときは要注意しなければいけません。
そこで今回は、子供が頭を打ってしまいたんこぶができてしまったときの症状別の対処法や予防法について詳しくご紹介します。
目次
子供は頭を打ちやすい!?たんこぶができやすい!?
子供は頭が他のパーツと比べると大きく、バランスが取りにくいのです。
大人とは異なり子供が転びやすいのは、頭が身体と比較して大きく重いからです。
そのため、頭をぶつけてしまうことが多く、たんこぶができてしまいやすいのです。
つかまり立ち、よちよち歩きの時期の子供は特にバランスをとることが難しく、足腰の筋肉の発達も途中であり、転倒しやすく頭をぶつけやすい時期です。
子供にたんこぶができたら確認すべきことは?
子供が頭をぶつけてしまいたんこぶができた時に確認すべきことがあります。
ぶつけてしまいたんこぶができたあともケロッとしていたり、平気そうにしていたのにもかかわらず、数時間後には急変してしまうということもあるのでしっかりと確認することが大切です。
頭を打ってたんこぶができても、すぐには症状が出にくいのです。
最低でも6時間~12時間ほど安静にして様子をみることが大切です。
特に注意すべきは2歳以下の子供
特に、頭をぶつけたんこぶができてしまった時に注意すべきなのは、2歳以下の子供の場合です。
痛みの度合いや身体の変化を正確に伝えることができませんよね。
そのため、重大な症状がでているのにママやパパに伝えることができずに重症化してしまうことがあります。
様子をしっかりと見て、変化を見逃すこと無く確認することが大切です。
頭をぶつけてたんこぶができたらしばらく様子を見ます。
確認すべきポイントは…
- 頭を打った時にすぐに泣いたか
- たんこぶと共に現れている症状があるか
- 表情や手足の動きに変化はないか
しばらく様子をみて、なんだかおかしいな?少しでも感じた時は念の為、小児科に受診しましょう。
あきらかな異変を感じた場合はすぐに救急医療病院への受診が必要です。
子供にたんこぶができた時の受診方法は?救急車は必要?
子供にたんこぶができたときの受診方法についてです。
まず様子をみて異常を感じない時は、念の為かかりつけの小児科に受診し確認してもらうと安心しますね。
救急医療病院への受診が必要な場合とは
救急医療病院への受診が必要な場合を見極めるポイントとしては、
- 大人の親指くらいのたんこぶができた時
- たんこぶから出血が見られる
- 吐気や嘔吐が繰り返し起こる
- 頭を打ってから泣くまでの時間が数十秒かかった
というような場合です。
救急医療病院へ受診してください。
救急車を呼ぶべき場合とは
救急車を呼ぶべき場合としては
- ぶつけたところがへこんだ場合
- ぐったりとしている場合
- 意識が朦朧としている場合
となります。
または、痙攣を起こして居るときもすぐに救急車を呼びましょう。
口や鼻からの空気、胸の動きなどから呼吸をしていないという時は救急車が車での間心肺蘇生を行って待ちます。
出血がひどい場合は圧迫止血を行います。
迷ったら…
救急車を呼ぶべきか否か迷った時は、小児救急電話相談(♯8000)へ電話をして指示を仰いでください。
頭を打ってたんこぶが!!様子を見るのはいつまで?
頭を打ってしまいたんこぶができた時は、様子を見ることがとても大切です。
目立った症状が起こらなくても脳に損傷を負っていることもあります。
2日程度は注意深く様子を見るようにしましょう。
受診して異常がないと診断された場合でも、以下の症状が起こった場合は再度受診が必要です。
- フラフラしている
- まっすぐ歩くことができない
- 頭痛を訴える
- 起きていることができない
- 手足に力が入らない
- 表情に異変(力が入っていない)
- 顔色が悪い
- 38度以上の発熱
- 水分の摂取ができない
- 寝てばかりいる(眠気が強く出ている)
- 起こしても起きないくらい熟睡してしまっている
- 数回以上の嘔吐が見られる
- 目の見え方が変だと訴える
などという場合はすぐに再度受診しましょう。
子供のたんこぶができたときの症状別対処法!
子供がたんこぶができたときの対処法についてですね。
症状別の対処法をお送りします。
たんこぶができた
たんこぶができた時は患部を冷やしましょう。
保冷剤をタオルで包んだものなどを使い20分程度冷やし続けます。
その後も様子を見ましょう。
大泣き
大泣きしてしまっている時は、まずはあやして落ち着かせてください。
落ち着いてから出血や嘔吐もなく顔色にも異常がない場合は様子をみます。
出血している
出血している場合は止血をする必要があります。
出血している所に清潔なタオルやガーゼで抑え圧迫止血します。
そのまま脳神経科のある病院に受診しましょう。
出血している箇所に土や砂がついて汚れてしまっている時は水で洗ってから圧迫止血を行いましょう。
出血の場合、少しの出血でも子供にとっては大きな出血であるため、甘く見ずに対処しなければいけませんね。
子供がたんこぶを作らないように…。予防方法は?
子供が頭を打ちたんこぶをつくらないようにするための予防方法をご紹介しますね。
- 物が高い所から落ちて来ないように収納方法を見直す
- 頭をぶつけたら危険な家具の角に保護カバーをつける
- 階段を自由に上り下りしないように柵をつける
- ベビーベットからの落下を防ぐための柵をあげておく
- ジョイントマットなどの上で遊ばせる
- 遊具で遊んでいるときに目を離さない
最近は転んだときに頭を打たないように保護してくれる形のリュックもあるので活用するとよいですね。
まとめ
子供が頭を打ちたんこぶができるとものすごく焦ってしまいます。
不安でたまらなくなります。
しかし、ママやパパが焦ってしまうとより子供もびっくりして焦ってしまい落ち着かせることができなくなってしまいます。
まずは冷静に子供を落ち着かせ、起きている症状、状態を把握することが大切ですね。
その後症状や状態により正しい対処を迅速に行いましょう。
直後に異変がなくてもしばらくしてから異変が起こることがあるので注意深く様子を見ることが大切ですね。