子供の原因不明の腹痛はストレスのせい!?子供のストレス解消法は?

大人になると子供の頃はストレスを感じたりストレスが溜まったりすることなんてなかったのになーと思ってしまうことが多いです。
しかし、子供の頃は子供ながらにストレスを感じていたのですよね。
子供も大人と同じくストレスを感じてしまうのです。
ストレスを溜め込んでしまっていることもあります。
子供がストレスを感じストレスが溜まってしまった時に現れがちな症状があります。
ストレスの原因を知り、発散方法を知り、子供の溜まったストレスを解消してあげましょう。
目次
ストレスって…
ストレスは体も心も受けるものです。
生体反応です。
日常生活をただただ送っているだけでもストレスを感じます。
しかし適度に休息をとることができていると体も心も自然に回復するのです。
ところが持続的なストレスがずっとかかっていると体も心も自然に戻ることができなくなってしまい心にも体にも不調が現れてきてしまいます。
ストレスは悪いだけではない…
しかし、ストレスフリーであることが必ずしも良いことだとはいえません。
ストレスは時に夢や目標に向かって突き進む中で困難を克服していくためには適度なストレスが必要です。
精神的な発達にもストレスは良い影響を与えてくれます。
子供が感じるストレスの原因とは…
適度なストレスは良い影響を与えてくれるものの、やる気を削ぐほど、気持ちが大きく滅入るほどのストレスは子供に悪影響をもたらします。
子供が感じやすいストレスについてご紹介します。
0~5歳児が感じるストレスとは…
0歳~5歳の頃は精神的に未熟ですが過ごす範囲が狭いため、身近な親や兄妹からのストレスを受ける場面が多い傾向があります。
- ママ、パパとのスキンシップが少ない、減った
- トイレトレーニングの失敗で叱られる
- 食事の失敗で叱られる
- 兄弟喧嘩
- 親から強く多く叱られる
- 周囲の人間(ママとパパや祖父母など)の喧嘩が絶えず起こっている
などということがストレスの原因となっていることが多いです。
6歳~12歳が感じるストレスとは
6歳~12歳が感じるストレスは、今までは身近な部分にストレスがありましたが、学校に通うことになり、友人や教師と過ごす時間が増えます。
そのため、家庭内のストレスだけではなく、生活環境や人間関係からストレスを受けることが増えます。
- 友人と仲良くできない
- 教師とうまく関係性が築けない
- 給食が苦手で靴油
- テストがうまく解けない
- 授業がわからない
- 成績が悪く親に叱られる
- 教育方針が厳しすぎる
- 進級による生活環境の変化
などがストレスの原因となることが多いです。
幼少期よりもストレスを感じているのが目の届かないところであることが多く、原因に気づいてあげられないことが増えます。
子供はストレスを感じると腹痛が起こる!?
子供はストレスを感じるとある症状が起こることが多い傾向があります。
その症状は【腹痛】です。
例えば保育園や小学校などにストレスの原因がある場合、行く時間になるとお腹が痛くなったりします。
病原体がなく腹痛が起こっているため、小児科に受診しても原因不明となってしまうこともあります。
保育園や学校に行きたくないという仮病というわけではなく、ストレスにより実際にひどい腹痛に襲われていることがあるのです。
ストレスが原因で体に起こる症状
ストレスが原因で起こる症状は腹痛以外にもあります。
- 腹痛
- 頭痛
- 下痢
- 嘔吐
- 喘息の発作
- アトピーの悪化
- 動機
- 睡眠不足
上記のような症状があげられます。
ストレスによる精神的な症状
ストレスにより精神的に症状が起こることもあります。
もともとの性格によるものもありますし反抗期というようなときもありますが、気分の浮き沈みが激しい時などはストレスが原因である可能性も捨てきれません。
- 気分が落ち込んでいる
- イライラしがち
- 集中力の低下
- やる気の減退
- 関心が薄い
- ぼーっとしている
などの症状が起こる傾向があります。
ストレスによる引き起こる行動
ストレスが原因で見られる行動もあります。
普段していなかったのに以下のような行動が見られた場合はストレスが原因であることが考えられます。
- 赤ちゃん返り
- 喧嘩が多い
- 攻撃的
- 泣くことが多い
- 言葉が出ない
- 拒食
- 過食
- 外に出たがらない
というような症状が挙げられます。
子供のストレスへの対処法は?
子供がストレスを感じているな…。ストレスが原因で起こる症状が見られた時はママやパパが対処法で助けて挙げたいですね。
子供のストレスの発散方法をご紹介しますね。
子供の話を聞く
子供の話を聞いてあげましょう。
子供の言葉に耳を傾ける。
それだけでも子供のストレス発散となります。
忙しくてなかなかママやパパが話しを聞いてくれないとストレスがどんどん溜まります。
吐き出す場として話しを聞いてあげましょう。
不安なこと、嫌なこと、ママやパパに話しやすい環境が常にあることで、子供はストレスを口にして発散しストレスが軽減します。
毎日毎日話すことがないとしても、毎日食事の時間やお風呂の時間などゆっくり話せる時間があるとよいです。
好きなことをさせてあげる
子供の好きなことをとことんやらせてあげるというのもおすすめです。
- 好きなアスレチックのある公園で思う存分遊ばせる
- 大好きな動物がいる動物園で好きなだけ見る
- 好きなスポーツの習い事を初めてみる
など、興味のあることにとことん集中させてあげるのも良いです。
運動
運動もストレス発散となります。
体を動かすということは体のストレスも心のストレスも解消されます。
思いっきり疲れてしまうまで運動したり、自然がたくさんある中で遊んだりしていることで持続的にストレスを貯め込むことを防ぐことができます。
また、ママやパパも一緒に体を動かして遊んであげることでよりストレス発散となりますよ。
会話の中身を見直す
ママやパパと話すときの会話の中身を見直してみてください。
子供との話しの中で話しを聞かずに頭ごなしに否定をするのは避けましょう。
あれもこれもだめと頭ごなしに否定してしまうと、それがストレスとなってしまいます。
もちろんしつけのため、危険が及ぶため、子供を守るために叱る必要もありますよね。
しかし叱ったあとはその後に愛情もしっかりと示してあげましょう。
まとめ
子供のストレスが溜まり、行動や精神的、体などに症状が起こっている時は、子供からの大きなSOSとなります。
つい忙しくて見逃しがちだったりしますが、よく見てサインを受け取り助けの手を伸ばしてあげたいですね。
まずは子供の話しをよく聞く時間を作ってみることから初めてみると良いでしょう。