食欲が無い子供の口内炎の症状は?治療法や予防法!

子供の食欲が最近無いな…。
食事の時や授乳のときの機嫌が悪いな…。
そういったときの原因が口内炎であることがあります。
口の中が痛むため、機嫌が悪くなってしまったり、食欲が落ちてしまうんです。
そんな子供の口にできてしまった口内炎はどのように対処すればよいのでしょう。
症状や治療法、受診するなら何科に受診すべきか、口内炎を予防するための方法など詳しくご紹介していきますね。
目次
子供の口内炎の原因は?
口内炎は口の中の粘膜に起こる炎症です。
口内炎が起こる原因は、主にウイルス感染によるものです。
単純ヘルペスウイルス1型による感染が起こり、ヘルペス性口内炎が起きてしまったり、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなど様々なの感染が原因となり口内炎ができます。
口内炎の原因が、手足口病であることもありますね。
子供の口内炎の症状とは?
子供の口内炎の症状としては、唇や舌、口の中の頬の内側などにできます。
見た目は真ん中が白く、外側がピンク色の水ぶくれです。
口内炎の患部に触れてしまうと痛みが起こり、水を飲むだけでも痛んだり、固形物を食べる時に強い痛みを感じたりします。
また、その他の症状が伴うこともあり、口内炎ができる原因により症状が異なります。
ヘルペス性口内炎の場合
ヘルペス性口内炎の場合は、歯肉が腫れます。
かさぶたのような発疹もできてしまい、強い痛みを感じます。
ヘルパンギーナの場合
ヘルパンギーナが原因となり口内炎ができている場合は、夏風邪の一種です。
口の中に水疱ができてしまい、38度以上の発熱も伴います。
高熱が続いてしまう影響で、倦怠感を感じたり、関節痛が起こることもあります。
アフタ性口内炎の場合
アフタ性口内炎の場合は、真ん中がくぼんでいる小さい腫瘍ができます。
口の中に1つから数個できます。
約1週間程経つと自然に治ります。
しかし、再発しやすくなってしまいます。
カンジタ性口内炎の場合
カンジタ性口内炎の場合は、白い苔のようなものが口の中にできます。
白い苔を 剥がすと、そこから出血をしてしまったり、赤く腫れます。
放置してしまうと口の中全体に広がってしまいます。
手足口病の場合
手足口病の場合は、その名の通り、手や足や口に水疱性の発疹ができます。
発疹の大きさは米粒程度で、発熱も伴います。
子供の口内炎は病院へ行くべき?何科に受診すべき?
子供の口内炎の中でも、アフタ性口内炎とウイルス性口内炎は約1週間程で自然治癒します。
しかし、口内炎の痛みが強く、子供が食事もとれない、水分もとれないとなってしまうと困りますね。
なにも摂取出来る拒否してしまうという場合は病院へ受診したほうがよいですね。
また、口内炎とともに、38度以上の発熱が伴う場合も受診しましょう。
口内炎で受診する際は、小児科か耳鼻咽喉科となります。
一度、電話で口内炎を診いてもらえるか確認してから受診すると確実ですね。
問診と視診が行われ、原因を調べるために血液検査が行われることもあります。
子供の口内炎への治療法とセルフケア方法は?
子供の口の中の口内炎を病院で診てもらい診断された場合、症状やウイルスに合わせて、解熱剤な抗ウイルス剤、口の中に使用できる軟膏などが処方されます。
処方された薬をしっかりと服用させたり塗布してあげましょう。
また、自宅では酸っぱいもの、辛いもの、熱いものなどの刺激となってしまう食べ物は避けましょう。
刺激により、痛みが強くなってしまう原因となります。
口内炎が治るまでは刺激をできるだけ与えることのない食べ物を選び食べさせましょう。
ピークで痛がる時は、ゼリーやヨーグルト、うどんなどの口当たり滑らかなものを食べさせましょう。
注意点は?
注意すべきことは脱水症状です。
水分が摂取できないと大変です。
脱水症状に陥らないように、水分補給だけはしっかりと行いましょう。
特に夏場は積極的に水分だけはとらせないといけません。
子供の口内炎の予防方法は?
子供の口に口内炎ができないための予防法についてです。
1週間程度でほとんどの口内炎が自然治癒するとはいえ、痛がる姿や食べたいものを食べられない姿はかわいそうですよね。
そこで予防のためには、まず口内の清潔を保つようにしましょう。
毎日歯磨きを欠かさずに行います。
また、日頃から栄養のバランスが良い食事を心がけましょう。
特に口内炎予防のためにはビタミンB1、B2、ビタミンEを摂取すると良いです。
ウイルスは乾燥を好みます。
口内が乾燥していると口内炎ができやすくなってしまいます。
水分補給で口の中を潤したり、どうしても乾燥してしまう場合はマスクをすることで乾燥を防ぐことができます。
子供の口内炎チェックをしよう!
子供の口内炎チェックをしましょう。
子供の口内炎はなかなか気づかず、自己申告もせず、ただただ食欲が落ちてしまったり、機嫌が悪くなったりということがあります。
毎日の歯磨きの時に口内炎ができていないかチェックするとよいですね。
まとめ
口内炎の原因は主にウイルスによる感染ですね。
しかし、他の病気による症状として口内炎ができていることもあるので、発熱を伴う場合やひどく痛がる場合、食事も水分補給もできないときは小児科又は耳鼻科咽喉科に受診しましょう。
また日々の予防のために、毎日の歯磨きで清潔を保ち、栄養バランスの整った食事の摂取を心がけるとよいですね。