赤ちゃんの舌が白い時は病気が潜む場合がある?!病院にいく必要はある?対処法は?

赤ちゃんの舌をふと見たときに、普段よりも白くなっているように感じたり、白っぽさが無くならない状態を見ると不安になりますね。
実が赤ちゃんの舌が白くなってしまっているときは、ある原因が潜んでいることがあります。
赤ちゃんの舌が白い時に考えられる原因やその時に行うべき対処法、病院へ行くべきか否かなどをご紹介していきます。
目次
赤ちゃんの舌が白いのは普通?
赤ちゃんの舌を良く気を付けてみてみると白くなっていることがあります。
驚いてしまうほど白っぽい時もあります。
しかし、赤ちゃんの舌が白い時というのは、決して珍しい事というわけではありません。
人間の舌には小さなしわがたくさんあります。
そのため大人でも牛乳やクリーム系の食事をした時などにしたが白くなって見えますよね。
赤ちゃんは1時間~3時間ごとにミルクや母乳を飲むので、舌にミルクや母乳が付着し、うがいや歯磨きを随時するわけではないため、舌に白い状態となりやすいのです。
そのため、驚く状態ではないことがほとんどです。
ところが中には舌が白いことで病気が判明することもあるので気を付ける必要があります。
赤ちゃんの舌が白い時の原因はカビor病気だった?!
赤ちゃんの舌が白い時の原因の大体は、ミルクや母乳のカスが舌に残ってしまっています。
しかし病気が原因で舌が白い状態となってしまうことがあるのです。
考えられる病気としては
- 溶連菌感染症
- 鵞口瘡(がこうそう)
です。
舌の白い部分に対して清潔なガーゼなどで拭いてみても、白いものが取れない場合は病気を疑う必要が出てきます。
溶連菌感染症とは・・・
溶連菌感染症の場合、A郡β溶血性連鎖球菌という細菌が原因となり発症します。
発症しやすいの年齢としては5歳~12歳で、赤ちゃんが発症することは少ないです。
溶連菌感染症の場合は舌が白いという症状以外にも、発熱やのどの腫れなどという症状も見られます。
鵞口瘡とは・・・
カビ菌の一種であるカンジタによる感染症が鵞口瘡です。
ミルクを飲むときの乳首やママの母乳を飲むときの乳首が不潔だったりすると感染してしまうことがあります。
また、出産時に産道を赤ちゃんが通る時、ママがカンジタ膣炎だった場合、感染してしまい出生後に発症してしまうということがあります。
舌が白くなるという以外にも、痛みが出るためミルクや母乳の飲みが悪くなるという症状が起こることがあります。
赤ちゃんの舌が白い時に見極める方法は?
赤ちゃんの舌が白い時、ただ白いものが付着してしまっているだけか、病気かどうかを判断するための方法についてです。
見極める方法としては、清潔なガーゼを濡らし、舌の白い部分を拭いてみましょう。
するとガーゼに白いものが付着し、舌の白い状態が解消されるようであれば、ただただ白いものが付着してしまっていただけであると判断出来ます。
一方で拭いてみても白いものが落ちないという場合は、病気の可能性があると判断出来ます。
赤ちゃんの舌が白い時の対処法
赤ちゃんの舌が白い場合の対処法をお伝えしますね。
ミルクや母乳の残りカスだった場合
清潔なガーゼを濡らして拭いてみて、ミルクや母乳などのカスだと判断出来た場合の対処法としては、唾液により洗い流されます。
その為自然に白いのは消えるので特にすべき対処法がありません。
しかし、ずっと白いままで治らないというような場合は汚れが溜まりやすくなってしまっているため、濡らした清潔なガーゼを使用したり、濡らした綿棒を使用し、白いのを取ってあげましょう。
注意点としては、ガーゼや綿棒は必ず濡らしてから使用するということです。
乾いた状態のままで使用して舌を拭いてしまうと、舌に傷が出来てしまい、余計に汚れが溜まりやすくなり白い状態が続くようになります。
濡れたものを使用して対処しましょう。
溶連菌感染症が疑われる場合
舌が白い状態で発熱なども見られ、溶連菌感染症が疑われるという場合は、いち早く小児科に受診しましょう。
溶連菌感染症は比較的赤ちゃんがかかることは少ないものの、可能性がある場合は受診してみてもらったほうが良いでしょう。
鵞口瘡が疑われる場合
鵞口瘡が疑われる場合は、舌が白くなる程度で大きな症状が出ることはありません。
しかし稀に痛みなどが起こり哺乳量が減ってしまうことがあります。
鵞口瘡が疑われる場合、自然治癒することが多く、特別な治療を受けなくても大丈夫であることがほとんどです。
しかし、口だけではなく食堂などにも広がってしまうことがあるため、念のため治らないようなときは小児科に受診しましょう。
まとめ
赤ちゃんの舌がものすごく白いと「えっどうしたの?」と驚きます。
また、普段はあまり気にしない部分でもあり、ふと見たときに白いと驚いてしまったり心配になってしまいますよね。
しかし焦らずに、白いときはまず落ちついて濡れたガーゼで拭き取ってみると良いのですね。
白いのが吹いても取れないようなときは、ほかにも不快な症状が出ていないか確認したり、病気が疑われる場合は小児科を受診し対処しましょう。